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採卵で空胞が続く時に効くツボ
不妊治療での空胞に効くツボ
体外受精において、採卵は非常に重要なステップです。
排卵誘発剤を使用し卵子を育てる過程で、私たちは卵子を包む袋である「卵胞」の発育を観察します。
卵胞は卵胞液という液体で満たされており、その中で卵子が守られています。
しかし、採卵時に卵胞を吸引しても卵子が採取できない状態、これが「空胞」です。
「卵胞=卵子」とは限らないことを知っておくことは大切です。
卵胞が育っているにもかかわらず、中に卵子が存在しないという事実は、大きなショックをもたらすことがあります。
時間や身体的な負担、そして精神的な痛みを伴う採卵に臨んだにもかかわらず、結果が伴わないというのは、非常につらい経験です。… 全文を読む
子宮筋腫に効くツボ
子宮筋腫に効くツボ
子宮筋腫があると、生理が長引く、出血が多い、生理痛がひどい、不妊や流産の原因となる…。
こういった可能性があります。
すでに実際にご不安やお悩みを抱えていらっしゃる方も少なくありません。
まずはご自身の現状を病院でしっかりチェックしてもらい、西洋医学的にはどのような治療方法があるのかを知ってください。
ただ、手術などを避けたい気持ちやホルモン剤の副作用などもあり、「病院以外の治療法はないものか」と検討される人も少なくありません。
そのような方には、東洋医学(鍼灸や漢方薬)がお役に立てるかと思います。
今回は、子宮筋腫について、西洋医学と東洋医学それぞれの観点から解説し、ご自宅でできるセルフケア(お灸)の方法、そして当院の鍼灸治療についてご紹介します… 全文を読む
東洋医学で見る女性のライフサイクル
女性の身体の変化:七年周期と養生
東洋医学の古典『黄帝内経(こうていだいけい)』には、女性の身体の変化は七年周期で起こると記述されています。
二千年以上も前に書かれたこの書物は、現代の鍼灸医学の基礎ともなっており、今もなお重要な指針を与えてくれます。
今回は、『黄帝内経』の「上古天真論(じょうこてんしんろん)」における女性の七年周期の記述を紐解きながら、現代女性のライフステージに合わせた養生の重要性について、東洋医学の視点から詳しく解説していきます。
『黄帝内経』上古天真論における女性の七年周期
『黄帝内経』の中で、黄帝が岐伯(きはく)に「人が年老いて子を産めなくなるのは、精力が枯渇するからなのか、それとも年のせいなのか?」と問いかける場面があります。
これに対し岐伯は、女性の身体の変化は七年周期で起こると答えました。… 全文を読む
中国の新型コロナ鍼灸対策マニュアル
中国での新型コロナへの鍼灸マニュアル
中国での医療は、西洋医学だけでなく東洋医学も多くの総合病院の中で実践されています。
今回の新型コロナウイルス感染症に対しても同様です。
その知見を踏まえ、中国針灸学会によって、新型コロナへの鍼灸治療の手引きが公表されました。
病院内で、西洋医学と併用して鍼灸施術をする状況にない日本の開業鍼灸師が、即、このまま新型コロナ患者さんに実践できる状況や内容ではないでしょう。
ただしかし、鍼灸が新型コロナにも応用可能であることを知っていただきたい目的と、その内容が「予防」や「回復」の際に役立つと思いますのでシェアします。… 全文を読む
献血前のセルフケアお灸のススメ
献血前にセルフケアお灸のススメ
献血は社会貢献の一つであり、最近では献血ルームのサービスも充実しているため、興味のある方にはぜひおすすめしたい活動です。
私もこれまでに30回程度献血を経験しています。
献血にはいくつかの条件があり、最も分かりやすいのは当日の体調不良や発熱です。
これらの場合は献血ができません。
また、服用している薬によっては献血ができない場合があります。
ただし、薬の種類によっては問題ない場合もありますし、ビタミンやミネラルなどのサプリメントは基本的に問題ありません。
薬を服用している方でも一概に献血ができないわけではないため、詳しくは医療機関や日本赤十字社のウェブサイトで確認することをおすすめします。… 全文を読む
不妊治療の病院選び方のコツ
不妊治療の病院選びのポイント
「赤ちゃんが欲しい…」そう願う気持ちは、言葉では言い表せないほど深く、切実なものです。
でも、なかなか授からない日々が続くと、不安や焦り、時には孤独を感じてしまうこともあるかもしれません。
「このまま授からないかもしれない…」「周りの友達はどんどんママになっていくのに…」そんな気持ちで押しつぶされそうになることもあるでしょう。
本当に真剣で、赤ちゃんを抱く日を心待ちにされています。
だからこそ、病院選びで迷い、不安を抱えている方が多いことを知っています。
「どの病院に行けばいいの?」「この病院で本当にいいの?」「もっと他に良い病院があるんじゃないか…」
妊活を始めると、病院選びは最初の大きな壁となります。… 全文を読む
不妊鍼灸はいつ受けるのが最適かを徹底解説
不妊鍼灸治療はいつ受けるのがおススメ?
「不妊鍼灸はいつ受けるのがいいの?」
妊活鍼灸を検討中のあなたなら、一度はそう思ったことがあるかもしれません。
インターネットで検索すると様々な情報が出てきて、かえって迷ってしまうこともあるでしょう。
当院では、不妊鍼灸は「継続的な体質改善」を基本としつつ、ピンポイントでの鍼灸も上手く活用していただきたいと考えています。
今回は、不妊鍼灸の最適なタイミングについて、東洋医学の視点も交えながら解説します。
この記事を読めば、不妊鍼灸のタイミングだけでなく、その効果や当院の特徴についても深くご理解いただけるはずです。… 全文を読む
妊活(不妊治療)に子宝占いを使いたいならこう使え
不妊の悩みと子宝占い
妊活(不妊治療)は、多くの女性にとって心身ともに大きな負担となる道のりです。
毎月生理が来るたびに感じる落胆、将来への不安、病院での治療に伴う身体的な痛みや副作用など、その悩みは深く、精神的にも不安定になりがちです。
このような状況の中で、「占い」に心の支えを求める方がいるのも無理はありません。
占いにハマった不妊で悩む30代女性
当院にも、かつて占いに活路を見出そうとした患者様がいらっしゃいました。
当初、施術中に占いのお話が出ることはありませんでしたが、何度か施術を重ねるうちに無事ご妊娠され、その後も経過観察のためしばらく通院されていました。
ある日、その方からお手紙をいただき、その中で「妊活の悩みが辛くて占いにハマってしまった時期があった」という告白がありました。… 全文を読む
【当帰芍薬散】不妊治療のその漢方薬はあなたに合っている?【桂枝茯苓丸】
不妊治療でよくでる漢方薬
不妊治療において、鍼灸と並び東洋医学の重要な柱となるのが「漢方薬」です。
鍼灸とは異なり、保険が適用される場合もあり、不妊治療を行う医療機関で処方されることも少なくありません。
今回は、不妊治療でよく用いられる代表的な漢方薬である「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」「加味逍遙散(かみしょうようさん)」を中心に、東洋医学の視点から、それぞれの漢方薬がどのような体質の方に適しているのかを詳しく解説していきます。
漢方薬は東洋医学の考え方を基に選ぶことが重要です。
この記事を通して、漢方薬に対する理解を深め、ご自身の体質に合った漢方薬選びの参考にしていただければ幸いです。
東洋医学における身体観:気・血・水
… 全文を読むガン患者の何に鍼灸は使われてるか?そして効果は?
緩和ケア現場での鍼灸の実践結果
ガン治療は病院が主役、つまり西洋医学が主役です。
その主軸となるのは、手術・抗がん剤・放射線の三大療法でしょう。
新薬の開発・副作用をやわらげる方法の多様化・検査機器の進化など複数の理由があいまって、ガン治療の成績も少しずつは改善されてきているようです。
そうは言ってもまだまだ多くの方が悩まれる病気ですし、先の三大療法は体への負担が大きい治療です。
現在、緩和ケアは病気が分かった段階から介入した方が効果があると言われています。
必要以上の痛みやストレスを緩和する方向性は、早期だろうが末期だろうが必要なことだと考えます。
建前通り治療部門と緩和ケア部門の連携が上手くいっているのかは分かりませんが、… 全文を読む
患側と健側の刺鍼では、両者とも効果はあるが効く仕組みが違う
巨刺の作用機序の一端かも知れない
痛い場所があったら、その痛む場所(もしくは痛む側の経絡)に鍼灸することで鎮痛作用などが現れると考えるのが普通です。
たしかに鍼灸の考え方でもそれはその通りです。
でも、同時に、わざと逆側(痛む場所のちょうど反対側)に鍼灸することで同じように鎮痛させることが出来るという考えもあります。
こういう鍼の使い方を『巨刺(こし)』と言います。
伝統的な考えでは、「健側(痛くない側)の方が経絡の流れがスムーズだから効果が出やすいのだ」とか「左右の経絡のバランスを取るからだ」とか、その理由は色々言われています。… 全文を読む
後頭部の違和感がなかなか取れない人へ
後頭部の違和感のお悩みへの鍼灸
「最近、後頭部が重だるい…」「ズキズキ、締め付けられるような違和感が続く…」「肩や首のこりもひどくて、吐き気までしてきた…」
このような後頭部の違和感に悩まされていませんか?
病院で検査を受けてもとくに異常はなく、「肩こりからくるもの」「ストレスでしょう」と言われたものの、なかなか改善せず、困っている方もいるかもしれません。
この記事では、長年後頭部の違和感に悩んできた方に向けて、その原因と、鍼灸がどのように効果を発揮するのかを解説します。
さらに、当院の施術の特徴や、患者様の声もご紹介することで、後頭部の違和感でお悩みの方が、一歩踏み出すきっかけとなれば幸いです。
まずは知っておきたい!怖い頭痛とそうでない頭痛の見分け方
… 全文を読むAMH値が悪い人への鍼灸効果の研究
卵巣予備能低下でお悩みの方へ|鍼灸での妊娠サポート
「なかなか赤ちゃんを授からない…もしかして、卵巣の機能が低下しているのかも?」
近年、晩婚化や晩産化が進む中で、卵巣予備能の低下に悩む女性が増えています。
卵巣予備能とは、卵巣に残された卵子の数と質のことで、妊娠のしやすさに大きく関わっています。
卵巣予備能が低下すると、妊娠を希望してもなかなか自然妊娠に至らなかったり、体外受精などの高度生殖医療を行っても良い結果が得られにくくなることがあります。
年齢的に妊娠しづらくなってきたと感じている、不妊治療を受けているがなかなか結果が出ない、卵巣予備能の低下を指摘されたことがある…、といったお悩みを抱えているなら、ぜひこの記事を読んでみてください。
鍼灸が卵巣予備能の改善に役立ち、妊娠をサポートする可能性について、最新の研究データと当院の経験を解説いたします。… 全文を読む
子宮内膜を厚くするツボ
子宮内膜を厚くするツボ
今回は不妊治療においてよく話題に上がる「子宮内膜の厚み」について、東洋医学(鍼灸)の視点から役立つセルフケアのツボを解説していきます。
この記事を読んだ後、東洋医学や鍼灸にご興味を持っていただき、セルフケアのお灸や鍼灸院での施術に一歩踏み出していただけたら幸いです。
子宮内膜の厚み
子宮内膜の厚さは、妊娠の成立に重要な役割を果たしていると言われています。
最近では「内膜の厚みは妊娠率に関係ない」という説もありますが、ここでは「子宮環境が良い証しのひとつ」として、厚みと妊娠の関係について考えていきましょう。
不妊でお悩みの方の中には、子宮内膜の薄さに不安を感じている方も少なくありません。… 全文を読む
流産の後の過ごし方|東洋医学の視点から
流産後の心と身体のケア:鍼灸が役立てます
流産という経験は、言葉では言い表せないほどの悲しみと喪失感をもたらします。
大切な命との繋がりを失うことは、心身に大きな負担をかけ、その後の生活にも影響を及ぼすことがあります。
当鍼灸院でも、流産を経験された患者様と向き合い、心身のケアを通して再び前向きな気持ちを取り戻すお手伝いをしてきました。
今回は、流産後の心身の状態、東洋医学から見た流産後のケア、そして当鍼灸院で提供できるサポートについて詳しく解説いたします。
流産とは:知っておきたい基礎知識
一般的に流産とは、妊娠初期から22週未満までに妊娠が継続できなくなることを言います。… 全文を読む
PMS(月経前症候群)でのむくみに効くツボ
PMS(月経前症候群)でのむくみに効く対策・ツボ
生理が始まる10~7日前頃に起こる、心と体のさまざまな不調のことをPMS(月経前症候群)と言います。
生理が始まると自然に消えたり、軽くなるのが特徴です。
この不快な症状に悩まされている女性は少なくありません。
当院にも、PMSによるむくみや不調で来院される方が多くいらっしゃいます。
西洋医学と東洋医学の両方の視点からPMSとむくみの関係を掘り下げ、具体的な対策と当院の鍼灸治療について詳しく解説いたします。
この記事を通して、PMSの根本的な改善と、ご自身でできるセルフケアの方法を知っていただき、健やかな毎日を送るためのお手伝いができれば幸いです。… 全文を読む
不妊ストレスへは鍼灸が役立つ
不妊治療と心のケア:鍼灸の効果
不妊治療は、ご夫婦にとって大きな希望であると同時に、心身に大きな負担を強いるものでもあります。
仕事と治療の両立、薬の副作用、そして何より先の見えない不安など、不妊治療中の女性は特に、肉体的にも精神的にも多大なストレスにさらされています。
不妊治療を継続していくためには、医療機関での治療に加えて、心身の状態を整えるケアが不可欠です。
その中で、東洋医学の知恵に基づく鍼灸治療は、古くから心身のバランスを整え、健康を維持する方法として活用されてきました。
今回は、不妊治療における精神的なストレスに焦点を当て、鍼灸がどのようにその緩和に役立つのかを、具体的な研究データと当院での経験に基づいて解説していきます。
不妊治療と精神的ストレスの深刻な関係
… 全文を読む体外受精の成否はリラックスにあるという研究
体外受精(胚移植)と鍼灸施術の関係
「体外受精(IVF)を考えているけれど、鍼灸って本当に効果があるの?」
「移植の時に鍼灸を受けると良いって聞くけど、いつ受けたら良いの?」
近年、不妊治療の選択肢の一つとして鍼灸が注目されています。
とくに体外受精(IVF)を受ける方から、鍼灸に関する様々な疑問や質問をいただくことが多くなりました。
当院、鍼灸院ほっと・ばらんすは千葉県鎌ケ谷市にあり、20年間、延べ4万人以上の患者様の施術に携わってきました。
とくに不妊治療や婦人科系疾患、自律神経失調症の治療に力を入れており、30~40代の女性の患者様が多くいらっしゃいます。
今回は、体外受精(胚移植)と鍼灸の関係について、科学的な研究結果も交えながら、わかりやすく解説していきます… 全文を読む