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不妊鍼灸はいつ受けるのが最適かを徹底解説
不妊鍼灸治療はいつ受けるのがおススメ?
「不妊鍼灸はいつ受けるのがいいの?」
妊活鍼灸を検討中のあなたなら、一度はそう思ったことがあるかもしれません。
インターネットで検索すると様々な情報が出てきて、かえって迷ってしまうこともあるでしょう。
当院では、不妊鍼灸は「継続的な体質改善」を基本としつつ、ピンポイントでの鍼灸も上手く活用していただきたいと考えています。
今回は、不妊鍼灸の最適なタイミングについて、東洋医学の視点も交えながら解説します。
この記事を読めば、不妊鍼灸のタイミングだけでなく、その効果や当院の特徴についても深くご理解いただけるはずです。… 全文を読む
妊活(不妊治療)に子宝占いを使いたいならこう使え
不妊の悩みと子宝占い
妊活(不妊治療)は、多くの女性にとって心身ともに大きな負担となる道のりです。
毎月生理が来るたびに感じる落胆、将来への不安、病院での治療に伴う身体的な痛みや副作用など、その悩みは深く、精神的にも不安定になりがちです。
このような状況の中で、「占い」に心の支えを求める方がいるのも無理はありません。
占いにハマった不妊で悩む30代女性
当院にも、かつて占いに活路を見出そうとした患者様がいらっしゃいました。
当初、施術中に占いのお話が出ることはありませんでしたが、何度か施術を重ねるうちに無事ご妊娠され、その後も経過観察のためしばらく通院されていました。
ある日、その方からお手紙をいただき、その中で「妊活の悩みが辛くて占いにハマってしまった時期があった」という告白がありました。… 全文を読む
【当帰芍薬散】不妊治療のその漢方薬はあなたに合っている?【桂枝茯苓丸】
不妊治療でよくでる漢方薬
不妊治療において、鍼灸と並び東洋医学の重要な柱となるのが「漢方薬」です。
鍼灸とは異なり、保険が適用される場合もあり、不妊治療を行う医療機関で処方されることも少なくありません。
今回は、不妊治療でよく用いられる代表的な漢方薬である「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」「加味逍遙散(かみしょうようさん)」を中心に、東洋医学の視点から、それぞれの漢方薬がどのような体質の方に適しているのかを詳しく解説していきます。
漢方薬は東洋医学の考え方を基に選ぶことが重要です。
この記事を通して、漢方薬に対する理解を深め、ご自身の体質に合った漢方薬選びの参考にしていただければ幸いです。
東洋医学における身体観:気・血・水
… 全文を読むガン患者の何に鍼灸は使われてるか?そして効果は?
緩和ケア現場での鍼灸の実践結果
ガン治療は病院が主役、つまり西洋医学が主役です。
その主軸となるのは、手術・抗がん剤・放射線の三大療法でしょう。
新薬の開発・副作用をやわらげる方法の多様化・検査機器の進化など複数の理由があいまって、ガン治療の成績も少しずつは改善されてきているようです。
そうは言ってもまだまだ多くの方が悩まれる病気ですし、先の三大療法は体への負担が大きい治療です。
現在、緩和ケアは病気が分かった段階から介入した方が効果があると言われています。
必要以上の痛みやストレスを緩和する方向性は、早期だろうが末期だろうが必要なことだと考えます。
建前通り治療部門と緩和ケア部門の連携が上手くいっているのかは分かりませんが、… 全文を読む
患側と健側の刺鍼では、両者とも効果はあるが効く仕組みが違う
巨刺の作用機序の一端かも知れない
痛い場所があったら、その痛む場所(もしくは痛む側の経絡)に鍼灸することで鎮痛作用などが現れると考えるのが普通です。
たしかに鍼灸の考え方でもそれはその通りです。
でも、同時に、わざと逆側(痛む場所のちょうど反対側)に鍼灸することで同じように鎮痛させることが出来るという考えもあります。
こういう鍼の使い方を『巨刺(こし)』と言います。
伝統的な考えでは、「健側(痛くない側)の方が経絡の流れがスムーズだから効果が出やすいのだ」とか「左右の経絡のバランスを取るからだ」とか、その理由は色々言われています。… 全文を読む
後頭部の違和感がなかなか取れない人へ
後頭部の違和感のお悩みへの鍼灸
「最近、後頭部が重だるい…」「ズキズキ、締め付けられるような違和感が続く…」「肩や首のこりもひどくて、吐き気までしてきた…」
このような後頭部の違和感に悩まされていませんか?
病院で検査を受けてもとくに異常はなく、「肩こりからくるもの」「ストレスでしょう」と言われたものの、なかなか改善せず、困っている方もいるかもしれません。
この記事では、長年後頭部の違和感に悩んできた方に向けて、その原因と、鍼灸がどのように効果を発揮するのかを解説します。
さらに、当院の施術の特徴や、患者様の声もご紹介することで、後頭部の違和感でお悩みの方が、一歩踏み出すきっかけとなれば幸いです。
まずは知っておきたい!怖い頭痛とそうでない頭痛の見分け方
… 全文を読むAMH値が悪い人への鍼灸効果の研究
卵巣予備能低下でお悩みの方へ|鍼灸での妊娠サポート
「なかなか赤ちゃんを授からない…もしかして、卵巣の機能が低下しているのかも?」
近年、晩婚化や晩産化が進む中で、卵巣予備能の低下に悩む女性が増えています。
卵巣予備能とは、卵巣に残された卵子の数と質のことで、妊娠のしやすさに大きく関わっています。
卵巣予備能が低下すると、妊娠を希望してもなかなか自然妊娠に至らなかったり、体外受精などの高度生殖医療を行っても良い結果が得られにくくなることがあります。
年齢的に妊娠しづらくなってきたと感じている、不妊治療を受けているがなかなか結果が出ない、卵巣予備能の低下を指摘されたことがある…、といったお悩みを抱えているなら、ぜひこの記事を読んでみてください。
鍼灸が卵巣予備能の改善に役立ち、妊娠をサポートする可能性について、最新の研究データと当院の経験を解説いたします。… 全文を読む
子宮内膜を厚くするツボ
子宮内膜を厚くするツボ
今回は不妊治療においてよく話題に上がる「子宮内膜の厚み」について、東洋医学(鍼灸)の視点から役立つセルフケアのツボを解説していきます。
この記事を読んだ後、東洋医学や鍼灸にご興味を持っていただき、セルフケアのお灸や鍼灸院での施術に一歩踏み出していただけたら幸いです。
子宮内膜の厚み
子宮内膜の厚さは、妊娠の成立に重要な役割を果たしていると言われています。
最近では「内膜の厚みは妊娠率に関係ない」という説もありますが、ここでは「子宮環境が良い証しのひとつ」として、厚みと妊娠の関係について考えていきましょう。
不妊でお悩みの方の中には、子宮内膜の薄さに不安を感じている方も少なくありません。… 全文を読む
流産の後の過ごし方|東洋医学の視点から
流産後の心と身体のケア:鍼灸が役立てます
流産という経験は、言葉では言い表せないほどの悲しみと喪失感をもたらします。
大切な命との繋がりを失うことは、心身に大きな負担をかけ、その後の生活にも影響を及ぼすことがあります。
当鍼灸院でも、流産を経験された患者様と向き合い、心身のケアを通して再び前向きな気持ちを取り戻すお手伝いをしてきました。
今回は、流産後の心身の状態、東洋医学から見た流産後のケア、そして当鍼灸院で提供できるサポートについて詳しく解説いたします。
流産とは:知っておきたい基礎知識
一般的に流産とは、妊娠初期から22週未満までに妊娠が継続できなくなることを言います。… 全文を読む
PMS(月経前症候群)でのむくみに効くツボ
PMS(月経前症候群)でのむくみに効く対策・ツボ
生理が始まる10~7日前頃に起こる、心と体のさまざまな不調のことをPMS(月経前症候群)と言います。
生理が始まると自然に消えたり、軽くなるのが特徴です。
この不快な症状に悩まされている女性は少なくありません。
当院にも、PMSによるむくみや不調で来院される方が多くいらっしゃいます。
西洋医学と東洋医学の両方の視点からPMSとむくみの関係を掘り下げ、具体的な対策と当院の鍼灸治療について詳しく解説いたします。
この記事を通して、PMSの根本的な改善と、ご自身でできるセルフケアの方法を知っていただき、健やかな毎日を送るためのお手伝いができれば幸いです。… 全文を読む
不妊ストレスへは鍼灸が役立つ
不妊治療と心のケア:鍼灸の効果
不妊治療は、ご夫婦にとって大きな希望であると同時に、心身に大きな負担を強いるものでもあります。
仕事と治療の両立、薬の副作用、そして何より先の見えない不安など、不妊治療中の女性は特に、肉体的にも精神的にも多大なストレスにさらされています。
不妊治療を継続していくためには、医療機関での治療に加えて、心身の状態を整えるケアが不可欠です。
その中で、東洋医学の知恵に基づく鍼灸治療は、古くから心身のバランスを整え、健康を維持する方法として活用されてきました。
今回は、不妊治療における精神的なストレスに焦点を当て、鍼灸がどのようにその緩和に役立つのかを、具体的な研究データと当院での経験に基づいて解説していきます。
不妊治療と精神的ストレスの深刻な関係
… 全文を読む体外受精の成否はリラックスにあるという研究
体外受精(胚移植)と鍼灸施術の関係
「体外受精(IVF)を考えているけれど、鍼灸って本当に効果があるの?」
「移植の時に鍼灸を受けると良いって聞くけど、いつ受けたら良いの?」
近年、不妊治療の選択肢の一つとして鍼灸が注目されています。
とくに体外受精(IVF)を受ける方から、鍼灸に関する様々な疑問や質問をいただくことが多くなりました。
当院、鍼灸院ほっと・ばらんすは千葉県鎌ケ谷市にあり、20年間、延べ4万人以上の患者様の施術に携わってきました。
とくに不妊治療や婦人科系疾患、自律神経失調症の治療に力を入れており、30~40代の女性の患者様が多くいらっしゃいます。
今回は、体外受精(胚移植)と鍼灸の関係について、科学的な研究結果も交えながら、わかりやすく解説していきます… 全文を読む
勃起するチカラを向上させる研究
仙骨への鍼通電刺激が勃起機能を向上させる
今回は、「仙骨部への鍼通電刺激が勃起機能を向上させる」というテーマについて、東洋医学の視点と現代科学の研究結果を交えながら、わかりやすく解説していきたいと思います。
この記事を通して、鍼灸や東洋医学に馴染みのない方にも、その奥深さや可能性を感じていただけたら幸いです。
そして、もし何かお困りのことがあれば、当院がお力になれるかもしれません。
勃起障害と東洋医学の関わり
近年、男性の健康問題として、勃起障害(ED)が注目されています。
勃起障害は、満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない状態を指し、生活の質(QOL)に大きな影響を与える可能性があります。… 全文を読む
男性不妊症~あなたの精子の増やし方
あなたの精子の増やし方|男性不妊と精力減退への鍼灸
近年、晩婚化が進み、年齢を重ねてからお子さんを望むご夫婦が増えています。
女性は生理(月経)という形で体のコンディションを知ることができますが、男性は自覚しづらいのが現状です。
しかし、加齢や生活習慣によって精子の状態が変化することは、近年の研究で明らかになっています。
「不妊」の原因は、女性だけにあるものではありません。
じつは、その約半分は男性側にも原因があると言われています。
WHO(世界保健機関)の調査によると、不妊の原因は「男性のみに原因」が約25%、「女性のみに原因」が約40%、「男女両方に原因」が約25%、そして残り10%は原因不明となっています。
このデータから、不妊には男性が約半数も関わっていることが分かります。… 全文を読む
不妊鍼灸でお通じの話を聞くワケ|鍼灸師がお答えします
なぜ妊活で「お通じ」の話を聞くの?
「妊活のために鍼灸院に行ったのに、なぜお通じの話を聞かれるの?」そう思われたことはありませんか?
当院、千葉県鎌ヶ谷市にある鍼灸院では、妊活でお悩みの患者様はもちろん、どのようなお悩みに対しても、体全体を診るという東洋医学の考え方を大切にしています。
それは、体の一部分だけを見るのではなく、全身の状態を把握することで、根本的な改善へと導くことができると信じているからです。
今回は、なぜ妊活で「お通じ」のような一見関係のないことをお尋ねするのか、東洋医学の視点を交えながら解説いたします。
この記事を読めば、当院が大切にしている「全身を診る」という考え方をご理解いただけるはずです。
なぜ体全体を見る施術が大切なのか?
… 全文を読む不妊での鍼灸院の選び方は?|鍼灸師がお答えします
不妊治療と鍼灸院選び
「赤ちゃんが欲しい」。
そう願うすべての方にとって、不妊治療は心身ともに大きな負担を伴う道のりです。
西洋医学のクリニックに通院しながら、あるいは並行して、鍼灸治療を検討される方も多いのではないでしょうか。
しかし、数ある鍼灸院の中から自分に合った一院を見つけるのは、簡単なことではありません。
今回は、鍼灸院選びで後悔しないためのポイントを、千葉県鎌ケ谷市で20年にわたり鍼灸治療に携わり、延べ4万人以上の施術実績を持つ鍼灸師の視点から、分かりやすく解説いたします。
(当院のススメも散りばめてますがご容赦ください。)
この記事が、あなたにとって最良の選択をするための一助となれば幸いです。… 全文を読む
体は元気なのに妊娠しないのですが?|鍼灸師がお答えします
体は元気なのに妊娠しないのですが?
「病院で原因不明と言われたし、日常生活は元気そのもの。でも、なかなか妊娠しない…」
もしあなたがそう感じているなら、この記事はきっとお役に立てるはずです。
当院には、同じようなお悩みを抱えた多くの女性が訪れ、鍼灸を通して変化を実感されています。
「元気なのに鍼灸?」と思われるかもしれません。
しかし、東洋医学の視点から見ると、「元気」の捉え方は少し違います。
西洋医学的な検査で異常が見つからない場合でも、東洋医学では心身のバランスの乱れ、つまり「未病(みびょう)」という状態に着目します。
この未病こそが、妊娠を妨げている可能性があるのです。… 全文を読む
基礎体温がストレスなのですが?|鍼灸師がお答えします
基礎体温がストレスなのですが?
不妊でお悩みの方にとって、「基礎体温」は気になるキーワードの一つかもしれません。
インターネットや雑誌で様々な情報が飛び交い、「何を信じればいいの?」と混乱してしまう方も少なくないでしょう。
当院にも、「基礎体温がガタガタで不安」「測るのがストレスになってきた」といったお悩みを抱えた方が多くいらっしゃいます。
今回は、基礎体温について解説し、不妊と体質改善についてお話したいと思います。
結論は「ストレスならはからなくて良い!」です。
この記事を通して、少しでも心が軽くなり、前向きな気持ちで妊活に取り組んでいただけることを願っています。… 全文を読む
現代人はなぜ長生きできるのか?
現代人は不健康?
鍼灸をしていると「現代人のカラダのマイナス面」がよく見えます。
運動不足や自律神経の乱れ、ストレス過剰などです。
結果、未病(半健康)な人が多く、そこに鍼灸を役立てて欲しい、という話になるわけです。
「まだ病気になっていないけど、半分病気に片足突っ込んでますよ」「このままではいずれ病気になりますよ」と。
これはたしかにある意味、事実だと思います。
生活習慣病(高血圧・高血糖など)などはまさにこれです。
ゆっくりと何年もかけてジワジワとカラダの健康レベルを下げていき、ある時「症状」となって出てくる頃にはなかなか厄介な状態だったりします。… 全文を読む
お灸の最前線
『医道の日本』お灸特集
鍼灸師にはおなじみの業界誌『医道の日本』。
今月の特集は「お灸」ということで、同誌に時々出るスマッシュヒットだった気がします。
(※あくまで一個人の見解です)
雑誌の特集にありがちな「トピックを紹介するだけで深めることはできない」のは仕方ないことではあります。
…が、切り口がよくある「施術法としてのお灸」ネタだけでなく、「もぐさ(艾)」と「国際的な動き」と「お灸の効能(科学化)」を取り上げていて勉強になりました。
もぐさの製造方法
日中韓でもぐさの製造方法が異なるのは、あまり業界的には知られていない印象でしたので、その辺に軽くでも触れられていたのは良かったです。… 全文を読む
お灸で整える健やかな毎日 〜セルフケアお灸〜
鍼灸師によるセルフケアお灸のすすめ
「最近、なんだか体調が優れない…」「慢性的な不調に悩んでいる…」そんな経験はありませんか?日々の忙しさに追われ、自分の身体と向き合う時間を持つのは難しいもの。
でも、ほんの少しのケアで、驚くほど身体は応えてくれるのです。
今回は、鍼灸師がお教えする、お灸を使ったセルフケアの極意をご紹介します。
鍼灸院での施術を土台に、ご自宅でのお灸をプラスすることで、より健やかな毎日を送るためのヒントをお届けします。
セルフお灸と鍼灸院の施術の違い
「セルフお灸と鍼灸院の施術って何が違うの?」そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
鍼灸院では、患者様一人ひとりの体質や症状を丁寧に問診し、脈や舌の状態、お腹や背中の状態などを詳しく診察した上で、最適なツボを選び、刺激量(鍼の深さやお灸の回数、熱さなど)を調整しながら施術を行います。… 全文を読む
不眠症には耳ツボを併用した方が効くか?
不眠症の鍼治療に耳ツボを併用した方が効くか?
鍼治療には催眠作用があります。
今までの他の研究でも、不眠症に対してニセ鍼治療より効果的である結果が示されてきました。
特殊鍼法である耳介鍼もまた不眠症の治療に有効です。
耳の鍼治療は三叉神経、顔面、舌咽頭、迷走神経を含むいくつかの脳神経活動を増強し、交感神経の不均衡を改善することで効果につながると考えられています。
通常の鍼治療では不眠症に効果の出るツボとしては内関(PC6)や四神聡(EX-HN1)があります。
これらのツボへの刺激は、脊髄および三叉神経の感覚系を活性化することで不眠症に効果を出すと考えられます。
このように身体の鍼と耳鍼は違ったルートで効き目を出すのだから、通常の鍼治療と耳ツボ治療を併用したら、通常の鍼治療単独よりも効果を出すのではないかと推測した研究があるのでご紹介します。… 全文を読む
痛みに鍼灸はすぐ効くか?の研究
痛みに鍼灸はすぐ効くか?の研究
鍼治療は、世界的に見れば「痛みの治療」に使用されることが多いです。
もちろん日本でも同様なのですが、日本では整形外科疾患(頭痛・膝痛・腰痛など)に偏って使用されている向きがあります。
今までの世界中の研究では、「慢性疼痛の治療」に鍼治療が有効であるという重要なエビデンスはあります。
現在までに80以上の系統的レビューが、痛みの軽減における鍼治療および関連療法の役割を評価するために実施されています。
しかし、これらの体系的なレビューの結果は、全て同じ結果にはなっていません。
たとえば、大多数のレビューでは、腰痛と変形性膝関節症の痛み軽減の鍼治療には肯定的な結果を報告しています。
また2つの最近の体系的レビューでは、がんに関連する痛みの軽減における鍼治療の有効性に肯定的な結果を報告しました。… 全文を読む
耳鳴りに鍼治療が有効との研究
耳鳴りに鍼治療が有効との研究
耳鳴りは「拍動性耳鳴り」と「非拍動性耳鳴り」に大別することができます。
拍動性耳鳴りとは心臓の鼓動のように一定のリズムで脈打つタイプの耳鳴りで、非拍動性耳鳴りとは一本調子な音色でリズムのない耳鳴りのことをいいます。
拍動性耳鳴りは、動脈硬化・高血圧・片頭痛・不整脈・薬の副作用などが原因で起こります。
非拍動性耳鳴りでもっとも多い原因は「難聴」です。
耳鳴りにかかわる難聴には、大きく2つの原因があります。
1つ目は加齢による難聴、2つ目はストレスによる難聴と言われています。
非脈動性耳鳴りはほとんど主観的なもので、程度も軽度から重度まで様々です。… 全文を読む
産後うつに効果のあるツボ
産後うつに効果のあるツボ
「産後うつ」は絶対的な定義があるわけではありません。
ただし通常、出産後から1年以内に発症するうつのことを言います。
一般のうつ病よりも、早く見つけて早く対応すれば治りも早いのが特徴です。
里帰りをしていれば親の援助もあり気づかなかったことも、自宅に帰れば支援がなくなり、1対1の育児が始まります。
まだまだ小さな赤ちゃんを前にして、自分のしている育児が正しいかどうか不安、待望の子どもなのに可愛いと思えない、眠れない…。
身体的に、精神的にも追い詰められていくのが産後うつです。
産後うつは、お母さんの10%(約10人に1人)が経験すると言われています。… 全文を読む
鍼灸のダイエット効果
肥満の鍼治療
そもそも私たちが生きていくためには「エネルギー」が必要です。
体の中では「脂肪」はたいへん優秀なエネルギー源です。
歴史的な背景から、人間のカラダは飢餓状態に備えて、脂肪をたくわえておく仕組みを備えるようになりました。
肥満とは、その体脂肪が過剰に蓄積された状態です。
ではどうして体脂肪が過剰に蓄積されてしまうのでしょう。
一般的に、毎日の食事からとったエネルギーが、その日一日の活動(呼吸をしたり、胃腸を動かしたり、仕事をしたり)するエネルギーとして使われます。
その摂取エネルギーと、消費エネルギーの収支が合っていれば、太ることもやせることもありません。… 全文を読む
うつ病への電気鍼治療
うつ病への鍼灸治療
うつ病は「脳のエネルギー」が欠乏した状態であり、それによって眠れない・食欲がない・一日中気分が落ち込んでいる・何をしても楽しめないといった心身の症状を引き起こす病気です。
精神的・身体的ストレスが重なるなどの理由から脳のエネルギー欠乏になり、結果として脳がうまく働かない状態になっていると考えることもできます。
そのため普段なら乗り越えられるストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。
治療はうつになった原因により様々ありますが、基本的には投薬治療です。
抗うつ薬などをメインにした薬の治療です。
一方、鍼灸もうつ病治療に役立てられないかということで、この薬の治療と鍼治療を比較した研究があるのでご紹介します。