びわ温灸について
びわ温灸治療について
当院では鍼灸と並んで『びわ温灸』もよく使われております。
びわ葉エキスを使い、温灸器の遠赤外線の熱でエキスを蒸気化して、ツボなどから浸透させる温熱療法です。
びわの持つ薬理作用と温熱によるツボ刺激作用で効果を出します。
温かくて気持ちのよい施術です。
熱くて火傷をするようなものではありません。
びわ温灸を希望されるおつらさで一番多いのは「がんの患者さん」です。
びわの効能は古くから伝えられており、『万病に効く』などと言われています。
「万病に効くは言い過ぎでしょう」といつも思います(苦笑)
ただし、そのくらい汎用性が高く信頼されていた証しなのでしょう。
現代ではがんに対する治療方法としてよく登場します。
それは家庭で出来る民間療法としてです。
びわの葉は、漢方薬としては慢性気管支炎など主に肺疾患・呼吸器の病気に使われています。
そのほかにも吐き気止め、ゲップや胸やけなど胃腸の働きを整える時にも使われます。
古くから伝わる民間療法にはビワの葉を使ったマッサージやビワ灸などがあり、日本人の健康に役立っていました。
鍼灸院でのびわ温灸
当院では、ツボのスペシャリスト、鍼灸師としての立場から『ツボを選び』『全身に施す』ことで、家庭でのケアとは違った専門性で施術させていただいております。
家庭で行いたい人も、専門家に任せたい人も、まずは一度体験してみる機会に使ってみてください。
びわ温灸も、鍼灸同様、1回や2回で大きな変化を期待するよりは、定期的な施術の結果として、体調の改善につながると考えています。
定期的に続けることが重要です。
さて、
びわ温灸というと、びわの葉っぱに棒灸を押し付けるタイプのものをイメージされる方も少なくないと思います。
↑こういうヤツです↑
ただし、当院では『びわ温灸器』と『びわ葉エキスのしみたカートリッジ』を使います。
温灸器はこちら。
遠赤外線の温かい熱を出します。
びわエキスのカートリッジ。
カートリッジがひとつひとつ封されています。
それを温めたびわ温灸器にセットします。
エキスがじわっと染みだして、それが温灸の熱でツボにしみこむような使い方をします。
気持ち良く全身が温まります。
染み込む感じの温かさです。
施術費用は1回5,000円(税別)です。