不妊治療の基礎体温の悩み

基礎体温の悩み

基礎体温の悩み
不妊で悩む方たちの「基礎体温」への関りは本当に多様です。
何が正しくて何が間違っているのか、正解のない問いです。
まずは基礎体温について簡単に触れ、体温測定が必要かどうかを考えてみます。
そんな話です。

基礎体温について

基礎体温は風邪を引いたときなどに測るわきの下の体温とは違います。
基礎体温は婦人科系のリズムを知るために、婦人用体温計を使い、正しい測り方でないときちんと計測できないのです。
体が安静の状態で測るので、朝目覚めてから動く前に測ります。
普通の体温計ではなく、専用の婦人用体温計を使用します。
普通の体温計で測定できるのは少数点以下1桁までですが、婦人用体温計では小数点以下2桁まで測定できるのです。
測る部位もわきの下ではなく、口の中になります。

正常な基礎体温

BBT
・高温期と低温期の差が0.3℃以上ある
・高温期が10日以上続く
・高温期の途中で急な体温低下がない
・低温期から高温期への移行が3日以内
・生理周期は25日から38日

基礎体温の測定は必要か?

このような意見があります。
・「測っても温度がばらばらで逆にイライラする」
・「仕事柄、毎朝同じ時間に測れるとは限らない」
・「大体の周期が安定しているので必要なし」
・「つけたほうがいいのだろうが、面倒くさい」

まず何のために基礎体温をつけるのかを確認しましょう。
大きくは「自分の身体を知るため」と「妊娠しやすさ(=排卵の時期)を知るため」です。
逆に言えばこの二点が他の方法で補えれば基礎体温はなくてもよいです。

自分の身体を知るため

体温により、その人が冷えているのかどうかが分かります。
低温期の基礎体温が35℃台だと確実に冷えはあります。
低温期が36℃前半ですとまずまずです。
高温期は37℃に達するか、もしくはそれに近いとよい。

測った体温と実感の相違もチェックです。
測ると体温は低いし実感としても身体が冷えている、なら「冷え」で間違いなし。
冷え体質が予想されます。
一方、測ると低いものの実感としては冷えを感じない、とか、測るとそれほど低くないものの身体には冷えを感じる、などがある場合は「血流が悪い」「水分代謝が悪い」「気のめぐりが悪い」などと考えられます。
純粋な冷え体質ではなく自律神経系の働きが乱れているのがわかります。

このように、基礎体温を測ることで「体質」がみえてきます。
これは病院では分からないことですので、基礎体温を測ってみる価値はあります。
少なくとも3ヶ月ほどは自分の身体のデータを撮る意味でも基礎体温をつけてみることをおススメします。

基礎体温とは別に、婦人科の病院にもかかります。
基礎体温だけでは分からない婦人科系の状態が分かるからです。
ホルモン状態・卵管の状態・排卵の有無などが問題ないかどうかを確認します。
検査上問題ないようで、なおかつ生理周期などが安定していれば、以降の基礎体温はなくて良いと考えます。

もちろん、毎朝測ることで逆に生活リズムが安定したり、測る作業が苦でなかったりと「測るのがイヤでない」なら継続して測り続けることをおススメします。
さらに色々と自分の身体がみえてくることでしょう。

排卵を予測するため

基礎体温の意味の2つめは排卵時期を知るためです。
ただし、このためだけに基礎体温を取るのは結構つらいかもしれません。

それは「排卵検査薬」「病院でのタイミング指導」で代用できます。
もしくは、体外受精をされている方ですと、自宅で排卵時期を予想しなくてもよいので、そのための基礎体温は要りません。

検査薬は使わない、病院にもいかない、自分たちでのタイミングのみで妊娠を望んでいる人は、基礎体温から排卵を知る意味はあります。
しかし排卵期を予想しなくても、ある程度の頻度で性交渉があれば、排卵時期に精子が子宮から卵管に存在しているので、自然に授かることも考えられます。

まとめ

ストレス緩和
基礎体温は女性の味方です。
これは確かです。
しかし同時に、ストレス原因にもなりうる存在です。

必ず基礎体温を測らなければいけない訳ではないです。
とくに妊活ではストレス対策が大きな柱になります。
ストレスになるなら中止で結構かと思います。

まずは、心と体がリラックスできる環境作りが最善策。 基礎体温はそれが叶う範囲で行うことをおススメします。

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