婦人科
体外受精しない女性にも不妊鍼灸は価値あり
体外受精を受けない女性にも鍼灸は良い
妊活目的の患者さんが鍼灸を試そうと思った理由には、「知人が鍼灸を使って良かったから」というクチコミ的な理由の人もいれば、「何となく良さそう」という雰囲気的な理由から選択する人もいれば、「研究結果で有効性がある」という理由の人まで、多様です。
とくに「研究による証拠」に関しては、たしかにいくつか論文がでています。
(※妊娠に鍼灸が有効であったという論文が少なくないですが、中には無効であったという論文もあります。)
その多くの論文は「体外受精を受ける人に鍼灸が効くかどうか」で語られることが少なくありません。
たしかに、現代医学的な生殖医療の主役は「体外受精」ですし、結果を測定しやすいという意味でも、体外受精が使われるのは妥当でしょう。… 全文を読む
更年期のホットフラッシュや動悸が鍼治療で36.7%改善
更年期のホットフラッシュや動悸が鍼治療で36.7%改善
女性は50歳前後で閉経を迎えます。
この閉経の前後10年間(一般的に45~55歳頃)を“更年期”と呼びます。
加齢とともに卵巣機能が低下し、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が急激に減少することでホルモンのバランスが崩れ、心身にさまざまな不調があらわれやすい時期でもあります。
ただ、更年期症状は女性ホルモンの減少だけでなく、生活習慣や心理要因(仕事や家族環境など)も複雑に関係しますので、現れる症状も多岐にわたります。
今回は、その中でも「血管運動神経症状」と呼ばれるものについてです。
具体的には「ホットフラッシュ、冷えのぼせ、動悸などの症状」です。
それらに鍼治療が役立てるという研究をご紹介します。… 全文を読む