鍼灸の研究

不妊ストレスを減らす東洋医学の手法に注目

ストレスを減らす漢方薬は妊娠に良いようだ

ストレス
妊娠を妨げる要素の一つにストレスが挙げられます。

当院の不妊鍼灸コラムでも「不妊ストレス」については記事を書きました。
『ストレスや不安は体外受精を失敗させる?』
『不妊女性のメンタルに鍼治療』

今回は、肝鬱気滞の状態の不妊患者さんに、それを解消する漢方薬を使用した論文をご紹介して、東洋医学(漢方薬・鍼灸)をストレス対策に活用して欲しいことを書きます。
なお、東洋医学でストレスがある状態を「肝鬱気滞」と言います全文を読む

メニエールにおける鍼治療に根拠はあるか?

メニエールにおける鍼治療に根拠はあるか?

メニエールと鍼灸|千葉県|松戸・船橋・鎌ヶ谷|鍼灸治療院

メニエール病の鍼について調べた研究を紹介します。

『メニエール症候群治療における鍼治療の根拠探究』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19505974

【概要】
メニエール症候群に対して、エビデンス(科学的証拠)を根拠に治療決定を行うため、メニエール症候群の鍼治療の各種論文の調査を行った。
6つのデータベースから、英語と中国語の体系的レビューを集めた。
結果、27件の研究があった(英語では9件、中国語では18件)。… 全文を読む

鍼はプラセボか?

鍼はプラセボか?

鍼はプラセボか?|千葉県|松戸・船橋・鎌ヶ谷|鍼灸治療院

『鍼はプラセボか?』
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22390147/

【要約】
鍼治療の適応として最もよく知られる肩こりに対し、鍼治療は本当に効果があるのかを証明するために、治療者と患者に治療の真偽を知らせずに治療する「ダブルブラインド法(二重盲検法)」を用いた無作為化プラセボ対照臨床研究を実施した。
その結果、治療しない場合よりも、鍼治療を施した方が肩こり感は改善したが、鍼が刺さっても刺さらなくても一定の肩こり改善効果が認められた。
また肩こりの部位に鍼を刺して治療した場合にのみ、皮下血流に変化が認められた。
これらのことは、「鍼治療を受ける」ことによって肩こり感は和らぎ、特に鍼を刺す治療であれば血流改善の効果も期待できることを示唆する。… 全文を読む

温かい紅茶を飲むと緑内障になりづらい

紅茶と緑内障|千葉県|松戸・船橋・鎌ヶ谷|鍼灸治療院

温かい紅茶を飲むと緑内障になりづらい

『コーヒー・紅茶・清涼飲料を飲む人と緑内障の関連性』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29242183

【方法】
カフェインコーヒーとノンカフェインコーヒーとアイスティー(冷たい紅茶)とホットティー(温かい紅茶)と清涼飲料を取る人たちと緑内障の関係を調べる。

【結果】
・コーヒー・ノンカフェインコーヒー・冷たい紅茶と清涼飲料には、緑内障との有意な関連はなかった。
・毎日少なくとも1杯の温かい紅茶を飲んでいる参加者は、飲んでいない人に比べ緑内障の発生率が74%低下した。… 全文を読む