セルフケアのすすめ
春分|鍼灸師が教える二十四節気の健康法
春分の今できる健康法について
春分は、二十四節気の4番目に位置し、昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。
太陽が春分点(黄道と天の赤道が交差する点)を通過する時を指します。
暦の上では、この日から夏至までの期間を「春」と呼びます。
春分の時期は、冬の寒さが和らぎ、草木の芽吹きや花の開花など、生命の息吹が感じられる時季です。
また、農作業を始める目安ともされており、種まきや田植えなど、農家にとって重要な時期となります。
昔から、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として国民の祝日にも制定されています。
日本では春のお彼岸とも重なり、祖先を供養する習慣もあります。… 全文を読む
啓蟄|鍼灸師が教える二十四節気の健康法
啓蟄の今できる健康法について
啓蟄(けいちつ)は、二十四節気の3番目に位置し、2025年は3月5日にあたります。
「啓」は「ひらく」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」という意味で、冬眠していた虫たちが土の中から這い出してくる頃を表しています。
暦便覧には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也」と記されています。
この時期は、冬の寒さから徐々に暖かくなり、春の兆しを感じ始める頃です。
自然界では、草木の芽吹き、虫たちの活動開始など、生命の息吹が活発になります。
しかし、気温の変化が大きいため、体調を崩しやすい時期でもあります。
昔から「三寒四温」と言われるように、暖かい日と寒い日が交互に訪れ、体温調節が難しくなります。… 全文を読む
立春|鍼灸師が教える二十四節気の健康法
立春の今できる健康法について
立春は二十四節気の第1番目、春の始まりを告げる日です。
暦の上では冬から春へと季節が移り変わる節目であり、古来より新しい年のはじまりとして大切にされてきました。
2025年は2月3日です。
この日から自然界は少しずつ春の息吹を感じ始め、人間の心身もまた自然と同期して春への兆しを感じていきます。
まだまだ寒さは本番という時期ですが、日は少しずつ伸びていき、春へと移ろうことも実感できます。
立春には、体の内側から温めてくれる食材を取り入れたり、春の芽出しを意識した軽い運動を取り入れるなど、季節の変わり目に合わせた養生がおすすめです。
立春の頃に起こりうる心身の不調
… 全文を読む眼圧を下げるツボ
眼圧を下げるセルフケア
眼球の内側の圧力を調整する液体は、常に一定の圧力を保ちながら循環しています。
この圧力こそが「眼圧」と呼ばれるものです。
眼圧は低すぎても高すぎても、目の健康にとって好ましくありません。
とくに、眼圧が高すぎる状態が続くと、眼の奥にある視神経が圧迫を受け、視機能に重大な障害を引き起こす可能性があります。
眼圧が高い状態、特に急激な眼圧上昇や長期間にわたる高眼圧は、視神経に深刻なダメージを与えます。
視神経は、目で見た情報を脳に伝える重要な役割を担っています。
この視神経が損傷を受けると、視野が狭くなったり、視野の一部が欠けて見えなくなったりする「緑内障」を発症するリスクが高まります。… 全文を読む
不妊ストレスに効くツボ
不妊治療のストレスに効果的なツボ
妊活は、喜びと期待に満ちた道のりであるはずですが、同時に大きな不安やストレスを伴うことも少なくありません。
「赤ちゃんを望んでいるのに授からない」「周囲の妊娠報告に焦りを感じる」といった経験は、多くの女性の心を揺さぶります。
実際、不妊治療を受ける方の半数以上に軽度のうつ症状が見られるという調査結果もあります。
今回は、不妊治療とメンタルヘルスの密接な関係について掘り下げ、東洋医学(鍼灸)の視点からメンタルを安定させるのに役立つツボをご紹介いたします。
不妊治療を受ける半数に軽度うつ症状
不妊治療は、いつ結果が出るかわからない、終わりが見えないマラソンのようです。… 全文を読む
イライラしやすい人に効くツボ
イライラに効くツボ
日々の生活でストレスが溜まると、どうしてもイライラしがちになりますよね。
仕事、家庭、人間関係…、現代社会はストレスの種で溢れていると言っても過言ではありません。
今回は、イライラの原因を東洋医学の視点から紐解き、ご自身でできるセルフケアと、当鍼灸院で行っている施術について解説いたします。
そもそもストレスとは
ストレスとは、外部から心身に加わる刺激によって生じる緊張状態のことです。
不安や悩みといった精神的なものだけでなく、暑さ寒さといった気候の変化、病気や睡眠不足、仕事の忙しさなど、日常生活で起こる様々な出来事がストレスの原因となります。
進学、結婚、昇進といった喜ばしい出来事も、環境の変化に伴う適応が必要となるため、ストレスの原因となることがあります。… 全文を読む
何となく落ち着かない時のツボ
何となく落ち着かない…慢性のイライラに効くツボ
心が何となく落ち着かない時ってありますよね。
とくに原因となるようなはっきりしたものもなく、心の病気というほど大げさでもないけれど、何となく心ここにあらずのような、モヤモヤとした日々…。
仕事に集中できなかったり、趣味を楽しめなかったり、日常生活に支障が出てしまうこともあるかもしれません。
これ、実は「慢性のイライラ」が原因かもしれません。
弱いイライラや気づまりが常時あることで、知らず知らずに何となく落ち着かないという症状になるのです。
神経が過敏になっている方に多く、イライラしやすかったり、夜中に何度も目が覚めてしまう、些細なことで動揺してしまうなどの症状を伴うこともあります。
鍼灸院で施術をしていると、このようなお悩みを抱えた方が思いのほか多くいらっしゃいます。… 全文を読む
肩こりに効くツボ
肩こりに効くツボ
肩が凝るのは、肩にある筋肉からの悲鳴です。
首から肩にかけての筋肉には、無数の血管が張り巡らされており、血液を通して筋肉は酸素や栄養を受け取っています。
しかし、長時間のデスクワークや猫背などの不良姿勢、運動不足などによって肩の筋肉に負担がかかると、筋肉は硬くこわばり、血管を圧迫して血行不良を引き起こします。
すると、筋肉に蓄積した疲労物質は排出されず、必要な栄養も行き届かなくなり、肩のこりや重だるさといった不快な症状が現れます。
さらに、こりが筋肉の緊張を増長し、血行を悪化させるという悪循環に陥ってしまうのです。
この悪循環を断ち切り、滞った血液の流れを改善することで、肩こりの症状は緩和されます。
今回は、肩こりの根本原因である血行不良に着目し、改善のためのセルフケアのツボをご紹介します。… 全文を読む
採卵で空胞が続く時に効くツボ
不妊治療での空胞に効くツボ
体外受精において、採卵は非常に重要なステップです。
排卵誘発剤を使用し卵子を育てる過程で、私たちは卵子を包む袋である「卵胞」の発育を観察します。
卵胞は卵胞液という液体で満たされており、その中で卵子が守られています。
しかし、採卵時に卵胞を吸引しても卵子が採取できない状態、これが「空胞」です。
「卵胞=卵子」とは限らないことを知っておくことは大切です。
卵胞が育っているにもかかわらず、中に卵子が存在しないという事実は、大きなショックをもたらすことがあります。
時間や身体的な負担、そして精神的な痛みを伴う採卵に臨んだにもかかわらず、結果が伴わないというのは、非常につらい経験です。… 全文を読む
子宮筋腫に効くツボ
子宮筋腫に効くツボ
子宮筋腫があると、生理が長引く、出血が多い、生理痛がひどい、不妊や流産の原因となる…。
こういった可能性があります。
すでに実際にご不安やお悩みを抱えていらっしゃる方も少なくありません。
まずはご自身の現状を病院でしっかりチェックしてもらい、西洋医学的にはどのような治療方法があるのかを知ってください。
ただ、手術などを避けたい気持ちやホルモン剤の副作用などもあり、「病院以外の治療法はないものか」と検討される人も少なくありません。
そのような方には、東洋医学(鍼灸や漢方薬)がお役に立てるかと思います。
今回は、子宮筋腫について、西洋医学と東洋医学それぞれの観点から解説し、ご自宅でできるセルフケア(お灸)の方法、そして当院の鍼灸治療についてご紹介します… 全文を読む
献血前のセルフケアお灸のススメ
献血前にセルフケアお灸のススメ
献血は社会貢献の一つであり、最近では献血ルームのサービスも充実しているため、興味のある方にはぜひおすすめしたい活動です。
私もこれまでに30回程度献血を経験しています。
献血にはいくつかの条件があり、最も分かりやすいのは当日の体調不良や発熱です。
これらの場合は献血ができません。
また、服用している薬によっては献血ができない場合があります。
ただし、薬の種類によっては問題ない場合もありますし、ビタミンやミネラルなどのサプリメントは基本的に問題ありません。
薬を服用している方でも一概に献血ができないわけではないため、詳しくは医療機関や日本赤十字社のウェブサイトで確認することをおすすめします。… 全文を読む
子宮内膜を厚くするツボ
子宮内膜を厚くするツボ
今回は不妊治療においてよく話題に上がる「子宮内膜の厚み」について、東洋医学(鍼灸)の視点から役立つセルフケアのツボを解説していきます。
この記事を読んだ後、東洋医学や鍼灸にご興味を持っていただき、セルフケアのお灸や鍼灸院での施術に一歩踏み出していただけたら幸いです。
子宮内膜の厚み
子宮内膜の厚さは、妊娠の成立に重要な役割を果たしていると言われています。
最近では「内膜の厚みは妊娠率に関係ない」という説もありますが、ここでは「子宮環境が良い証しのひとつ」として、厚みと妊娠の関係について考えていきましょう。
不妊でお悩みの方の中には、子宮内膜の薄さに不安を感じている方も少なくありません。… 全文を読む
PMS(月経前症候群)でのむくみに効くツボ
PMS(月経前症候群)でのむくみに効く対策・ツボ
生理が始まる10~7日前頃に起こる、心と体のさまざまな不調のことをPMS(月経前症候群)と言います。
生理が始まると自然に消えたり、軽くなるのが特徴です。
この不快な症状に悩まされている女性は少なくありません。
当院にも、PMSによるむくみや不調で来院される方が多くいらっしゃいます。
西洋医学と東洋医学の両方の視点からPMSとむくみの関係を掘り下げ、具体的な対策と当院の鍼灸治療について詳しく解説いたします。
この記事を通して、PMSの根本的な改善と、ご自身でできるセルフケアの方法を知っていただき、健やかな毎日を送るためのお手伝いができれば幸いです。… 全文を読む
お灸で整える健やかな毎日 〜セルフケアお灸〜
鍼灸師によるセルフケアお灸のすすめ
「最近、なんだか体調が優れない…」「慢性的な不調に悩んでいる…」そんな経験はありませんか?日々の忙しさに追われ、自分の身体と向き合う時間を持つのは難しいもの。
でも、ほんの少しのケアで、驚くほど身体は応えてくれるのです。
今回は、鍼灸師がお教えする、お灸を使ったセルフケアの極意をご紹介します。
鍼灸院での施術を土台に、ご自宅でのお灸をプラスすることで、より健やかな毎日を送るためのヒントをお届けします。
セルフお灸と鍼灸院の施術の違い
「セルフお灸と鍼灸院の施術って何が違うの?」そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
鍼灸院では、患者様一人ひとりの体質や症状を丁寧に問診し、脈や舌の状態、お腹や背中の状態などを詳しく診察した上で、最適なツボを選び、刺激量(鍼の深さやお灸の回数、熱さなど)を調整しながら施術を行います。… 全文を読む
受験生の皆様へ:風邪に負けない免疫力を維持する東洋医学的アプローチ
受験生へ:カゼ予防のセルフケアお灸のススメ
受験生の皆様、そしてご家族の皆様、こんにちは。
当院は、地域の皆様の健康を東洋医学の力でサポートしております。
受験という一大イベントを目前に、心身ともに万全の状態で臨みたい、そう願うのは当然のことです。
長時間の勉強、プレッシャー、不規則な生活…受験生を取り巻く環境は、心身に大きな負担をかけ、免疫力の低下を招きやすいものです。
とくに、受験シーズンと重なる冬は、風邪やインフルエンザが猛威を振るう時期でもあります。
せっかくの努力が、体調不良で十分に発揮できない、そんな悔しい思いは絶対に避けたいですよね。
当院では、東洋医学の観点から、受験生の皆様が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、体質改善と免疫力向上に特化したサポートを行っております。… 全文を読む
自律神経失調症に効くツボ
自律神経失調症に効くツボ
自律神経失調症状と言われる体調不良は、一日の中で波のように起こることも珍しくありません。
ふいに起こる「めまい」や急に起こってはすぐにおさまる「ホットフラッシュ」のようにです。
病院や治療院にいる時に起こるとは限りませんので、自分でできる対処方法を知っておくと良いと思います。
症状が軽いうちなら、それだけで治ってしまうこともあります。
当院に通院の方であれば、その人の状態に相応しいツボをご紹介しています。
自律神経失調症とは
自律神経失調症とは、とくに原因が思い当たらないのに様々な症状が現れ、病院では特に異常がないと言われてしまうような症状群のことです。… 全文を読む