新型コロナの不安・ストレスを緩和するツボ

コロナストレス

新型コロナへの不安が招くこと

新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。
ご自分やご家族が感染するのではないかという不安を感じる人も少なくないと思います。
また、直接的な感染不安でなくても、世間に漂うピリピリ感もストレスになります。
いまは、こうした新型コロナにまつわる全てがストレスになっているようです。

このような感情的なウツウツ感(=ストレス)を、東洋医学(鍼灸)では「気の巡りが悪い状態」とみます。
「気」のめぐりが悪いことを「気滞」と言います。

気がのびのびと滞りなく体をめぐっていることで健康な体でいられます。
ところが、ストレスや心配事などが続くと、気のめぐりをコントロールする機能(「肝(かん)」の機能)が乱れ、体には自律神経の乱れとして出てきます。
自律神経の調整がうまく働かず、「気」が滞り、滞った気が上に昇り興奮して「頭に血がのぼった状態」になります。
この状態を「肝うつ気滞(かんうつきたい)」と言います。

まさにコロナストレスは、肝の機能を乱れさせています。

女性の症状で肝うつ気滞を知る方法

女性の場合は、月経前(と排卵期)に気の滞りが症状として出やすいです。
以下のような症状が強めに出ていれば「気滞」があることが分かります。

・イライラ
・怒りっぽい
・憂うつ
・情緒不安定
・PMS(月経前症候群)
・乳房が痛いほど張る
・おなかにガスがたまって張る
・ガスが出ると少し楽になったり、張りがある部位もあちこち移動する
…など。

春という季節が招くこと

ちょうど今が春だというのも、より心を乱れやすくしています。
東洋医学では「春」(寒暖の差が激しい&次第に暖かくなっていく時期)は感情が乱されやすい季節とみています。
春は「肝」が異常亢進しやすいと言われています。

また春は、卒業・進学・就職・異動・転勤・引っ越しなど、環境の変化も大きい時期です。
これらが二重三重にも重なって「ストレス」となり、さらに「自律神経を乱す」ことになります。
妙にソワソワしたり、イライラ怒りっぽいなどがどうにも止められないのは、ココロが感情をコントロールできていないサインです。

今回こうしたストレスに対処するツボをいくつか挙げます。
セルフケアに指圧も良いですし、お灸も良いでしょう。
ご参考になさってください。

ツボを刺激するとなぜ良いのか?

ツボには働きがあります。
冷えを取るツボ、血流をよくするツボ、エネルギーを補うツボ…など。
現代医学的に言えば、皮膚を刺激することで神経が刺激され、それが最終的には脳や自律神経に働きかけます。
すると、結果的に体の働きを回復するよう働く、という流れです。
脳や中枢神経を刺激するため、手や足のツボを押す(お灸する)ことで全身が活発になるのです。

ストレス緩和のツボ

セルフケアしやすいように、手の届くツボをご案内します。
気を巡らせる働きが強いツボです。
手から2つ、胸に1つ、足に1つの計4穴をご紹介します。
(※ツボの場所探し用にせんねん灸さんの動画を貼っておきます。)

膻中(だんちゅう)

乳首と乳首の真ん中よりやや上、胸の骨のほぼ中央の場所です。
情緒を安定させる作用があります。
指先でとんとんとたたいたり、こすったりするようにしてマッサージします。
(※画像のみでご案内します)
コロナストレスのツボ

内関(ないかん)

手首の関節の中央から指3本分ひじ寄りの場所です。

合谷(ごうこく)

親指と人さし指の骨がまじわったところから、やや人さし指よりのへこみです。

太衝(たいしょう)

足の甲で親指と人さし指の骨がまじわったところのへこみです。
「気」のめぐりを整える作用があり、イライラを落ち着かせる即効ツボ。

ツボ押しの方法

1)ツボに指を当てます(親指が良いでしょう)。
2)ゆっくり3つ数えながら押し込んでいき、イタ気持ちいい程度になったら止めます。
3)その状態をキープします(4つ数えます)。
4)ゆっくり3つ数えながら力を抜いていきます。
5)これを5~10回繰り返します。

ツボ押しのコツは「気持ちいい強さ」です
ガマンする強さは「強すぎ」です。

ちなみに、押すより「手でさする」「指でおさえる」ほうが気持ちよければ、それで十分です。

ツボ刺激にはお灸も良い

ツボは温めても効果あります。
「せんねん灸」のような自宅でも安全にできるタイプのお灸がドラッグストアで売っていますので、ぜひ1日1回、セルフお灸をしてみてください。
(※今回のおススメのツボでは、胸のツボがやりづらければ手足だけでも良いです。)

「せんねん灸に使い方」として当院制作の動画を貼っておきます。

その他のセルフケア

ストレスは基本的には気の滞りです。
ですので、気を巡らすために、情報を減らして気楽に過ごしてほしいです。

新型コロナに関しては、報道やSNSなどで情報過多の状態です。
そういう情報にさらされるだけでもストレスです。
あえてテレビやネットなどの情報から意識的に離れて、気ままにのんびり過ごす時間を持ってください。

毎日のスケジュールの中に「のんびり時間」を加えてみてください。
体を動かしたり、歌を歌ったり、おしゃべりを楽しむなど、ストレス解消できる方法を見つけて取り入れてください。

ストレス解消には深い呼吸も効果的です。
ゆっくりと息を吸ったり吐いたりするだけですから、イライラして落ち着かないとき、不安が強まったときなどには、こまめに深呼吸しましょう。

以上、参考になさってください。

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