腸内フローラを整えるツボ

腸内フローラを整えるツボ

腸内フローラを整えるツボ・写真1

腸内フローラとは、腸内に生息する多種多様な細菌群のことで、顕微鏡で見るとまるで植物のお花畑(フローラ)のように見えることから名付けられました。

これらの細菌は、大きく分けて善玉菌、悪玉菌、そしてどちらでもない日和見菌の3種類が存在し、それぞれの菌種や数が複雑に絡み合い、腸内環境を形成しています。

健康な腸内フローラでは、善玉菌が優勢なバランスが保たれています。
善玉菌は、私たちが食べたものを分解し、短鎖脂肪酸という物質を作り出します。

この短鎖脂肪酸は、腸の粘膜を保護し、免疫細胞の活性化を促すなど、私たちの健康維持に不可欠な役割を担っています。

また、腸内フローラはビタミンB群やビタミンKの合成にも関与しており、消化吸収を助けるだけでなく、免疫機能、ホルモンバランス、さらには精神状態にまで影響を及ぼすことが近年の研究で明らかになってきています。

例えば、アレルギー疾患や自己免疫疾患、肥満、糖尿病、うつ病など、様々な疾患と腸内フローラの乱れが関連していると考えられています。

現代の食生活やストレス、薬剤の使用などが腸内フローラのバランスを崩す要因となるため、その改善は全身の健康に繋がると言えるでしょう。

今回は、この腸内フローラを整えるのに役立つツボをご紹介しますので、セルフケアにお役立てください

西洋医学的な治療

腸内フローラを整える西洋医学的なアプローチとしては、主に以下のような方法が挙げられます。

■プロバイオティクス
乳酸菌やビフィズス菌などの生きた微生物を摂取し、腸内フローラのバランスを改善する方法です。
ヨーグルトやサプリメントなどで手軽に摂取できます。

■プレバイオティクス
善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を摂取し、善玉菌の増殖を促す方法です。
野菜、果物、豆類などに多く含まれます。

■シンバイオティクス
プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせて摂取する方法で、より効果的な腸内フローラ改善が期待されます。

■食生活の改善
加工食品や高脂肪食を控え、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
発酵食品の積極的な摂取が推奨されます。

■抗菌薬の適正使用
抗菌薬は悪玉菌だけでなく善玉菌も殺してしまうため、必要な場合のみ使用し、不必要な使用は避けることが大切です。

■便移植
重度の腸内フローラ異常に対して、健康な人の便を移植することで腸内環境を改善する治療法です。
これは専門的な医療機関で行われます。

東洋医学からみた腸内フローラ

腸内細菌叢へのツボ

東洋医学には「腸内フローラ」という直接的な概念はありませんが、その機能や状態は「脾胃(ひい)」、「気血(きけつ)」、「水(すい)」などの概念と深く関連しています。

腸の働きは消化吸収だけでなく、免疫や精神状態にも影響すると考える点で、西洋医学と共通する部分も多くあります。

東洋医学では、腸の状態を体質(タイプ)と結びつけ、個々の体質に合わせたアプローチで腸内環境の改善を目指します。

脾胃気虚(ひいききょ)タイプ

特徴:
胃腸の働きが全体的に低下している体質です。
食欲不振、消化不良、お腹の張り、軟便や下痢をしやすい、倦怠感、疲れやすい、食後に眠くなるなどの症状が見られます。
舌は色が薄く、苔が白い傾向があります。

腸内フローラとの関連:
脾胃の働きが弱いと、食べたものを十分に消化吸収できず、老廃物が体内に蓄積しやすくなります。
これは、腸内環境が悪玉菌優位に傾きやすい状態と重なります。
必要な栄養が吸収されにくいため、腸の粘膜も弱くなり、免疫力の低下に繋がることもあります。

アプローチ:
脾胃の機能を高め、消化吸収能力を回復させることを重視します。
温かく、消化しやすい食事を心がけ、脾胃の気を補う漢方薬やツボを選びます。

肝鬱気滞(かんうつきたい)タイプ

特徴:
ストレスや感情の滞りによって「気」の流れが悪くなっている体質です。
お腹の張りやガス、便秘と下痢を繰り返す、胸や脇腹の張り、イライラ、憂鬱感、生理不順など、精神的なストレスが身体症状として現れやすいのが特徴です。
舌は赤みがあり、舌の縁に歯痕が見られることもあります。

腸内フローラとの関連:
ストレスによって自律神経のバランスが乱れると、腸の蠕動運動が不規則になり、便秘や下痢を引き起こしやすくなります。
この不規則な腸の動きは、特定の菌が過剰に増殖したり、バランスが崩れたりする原因となり、腸内フローラに悪影響を及ぼす可能性があります。
また、精神的なストレスは腸のバリア機能を低下させることも示唆されています。

アプローチ:
「気」の巡りを良くし、ストレスを緩和することを重視します。
気の滞りを解消する漢方薬やツボを選び、リラックスを促すことも大切です。

湿熱(しつねつ)タイプ

特徴:
体内に余分な「湿(水分)」と「熱」がこもっている体質です。
粘りのある便や臭いの強い便、下痢、肌荒れ、吹き出物、口臭、体臭、身体の重だるさ、排尿時の熱感などが見られます。
舌は赤く、黄色くべたつく苔がある傾向があります。

腸内フローラとの関連:
湿熱は、腸内で異常な発酵が起こりやすい状態と関連しています。
悪玉菌の過剰な増殖や、特定の菌のバランスの乱れが、消化不良や炎症を引き起こし、腸内環境を悪化させると考えられます。
体内の「熱」は炎症を、余分な「湿」は老廃物の蓄積を示唆しており、これらが腸内フローラを乱す要因となり得ます。

アプローチ:
体内の湿と熱を取り除き、清熱利湿(せいねつりしつ)を促すことを重視します。
油っこいものや甘いもの、辛いものを控える食事指導も重要です。

陽虚(ようきょ)タイプ

特徴:
体を温める「陽気」が不足している体質です。
冷え性、特に手足やお腹の冷えが顕著で、便秘よりは下痢をしやすい傾向があります。
その他、頻尿、むくみ、活力の低下、顔色が青白いなどの症状が見られます。
舌は色が薄く、全体的に腫れぼったいことがあります。

腸内フローラとの関連:
陽気が不足すると、腸の機能も低下し、消化能力が弱まります。
冷えは腸の蠕動運動を鈍らせ、便の停滞や消化不良を招きやすくなります。
これにより、悪玉菌が優位になるなど、腸内フローラのバランスが崩れやすくなります。
体温が低いと、腸内細菌の活動にも影響が出ると考えられます。

アプローチ:
体を温め、「陽気」を補うことを重視します。
温める性質のある漢方薬やツボを選び、体を冷やす飲食物を避けるよう指導します。

腸内フローラが整うツボ

東洋医学では、腸内フローラを整えるという直接的な概念はありませんが、消化吸収能力を高め、体全体のバランスを整えることで、結果として腸内環境の改善に繋がると考えます。

ここでは、腸内フローラを整える上で効果が期待できるツボを、共通のツボと体質別のツボに分けてご紹介します。

共通のツボ

どの体質の方でも、腸の働きを直接的にサポートし、全体的な消化吸収能力を高めるために刺激すると良いツボです。

■足三里(あしさんり)

膝のお皿のすぐ下、外側のくぼみに人差し指を置き、指幅4本揃えて小指が当たっているところにあります。

効果: 「胃の気が集まるところ」とされ、消化吸収の要である胃腸の機能を高める効果があります。
全身の疲労回復や免疫力向上にも役立つ万能のツボです。
腸の蠕動運動を活発にし、便通を促す効果も期待できます。

■中脘(ちゅうかん)

おへそに小指をあてて、親指までの指幅5本。親指があたっているところを目安にして指でやさしくなでるとへこみがあるところ。

効果: 胃の中央に位置し、消化器全般の働きを調整する重要なツボです。
胃痛、胃もたれ、消化不良、吐き気、お腹の張りなど、消化器系の様々な症状に効果的です。
腸の動きを整え、ガスを排出しやすくする作用も期待できます。

■天枢(てんすう)

おへその両わき外側へ指幅3本ずれたところ。

効果: 大腸の気が集まる場所とされ、腸の直接的な働きに深く関わります。
便秘や下痢、お腹の張りなど、便通に関する症状に特に効果的です。
腸の調子を整えることで、腸内フローラのバランス改善に繋がります。

効果的な体質別のツボ

それぞれの体質の特徴に合わせて、より効果的に腸内フローラを整えるためのツボを選びます。

脾胃気虚(ひいききょ)タイプ

■太白(たいはく)

足の内側で、親指の付け根の関節の後ろにある膨らみの一番盛り上がっている部分にあるツボです。

効果: 脾経の原穴(げんけつ)であり、脾胃の機能を根本から高める効果があります。
消化吸収能力を向上させ、気血の生成を促すことで、体全体の活力を高めます。

肝鬱気滞(かんうつきたい)タイプ

■太衝(たいしょう)

足の甲にあります。足の親指と人差し指の骨が交わる所です。

効果: 肝経の原穴であり、気の滞りを解消し、ストレスを緩和する効果があります。
自律神経のバランスを整え、腸の過緊張や蠕動運動の乱れを改善するのに役立ちます。

■期門(きもん)


みぞおちから肋骨の下縁をたどり、鎖骨の下で、乳首と同じ線上にある。
もしくは、みぞおちから肋骨へ指を移動し、肋骨と肋骨の間を押して痛みを感じるところが期門です。

効果: 肝の募穴であり、肝の気の滞りを解消し、精神的な緊張を和らげる効果があります。
ストレスによるお腹の張りや便通異常の改善に効果的です。

湿熱(しつねつ)タイプ

■陰陵泉(いんりょうせん)

膝の内側、太い骨(脛骨)の下にあるくぼみです。

効果: 脾経の合穴(ごうけつ)であり、体内の余分な湿を取り除く効果が高いツボです。
腸内の余分な水分や老廃物の排出を促し、湿熱による腸内環境の悪化を改善します。

■曲池(きょくち)

親指を上にして腕を前に出し、ヒジを曲げてできる曲がりジワの先端。

効果: 大腸経の合穴であり、体内の熱を冷まし、解毒作用があります。
炎症性の腸症状や皮膚トラブル、便秘など、湿熱による症状の改善に役立ちます。

陽虚(ようきょ)タイプ

■関元(かんげん)

指幅4本をそろえて人さし指をおへそにおき、小指があたっているところ。

効果: 「丹田」とも呼ばれる生命エネルギーの源となる重要なツボであり、体を温め、陽気を補う効果があります。
下半身の冷えや消化器系の機能低下に効果的で、腸の冷えによる下痢や便秘の改善に役立ちます。

■命門(めいもん)

まずヒジの高さを確認します。ヒジと同じ高さの背骨にあるのが命門です。

効果: 腎の陽気を高め、全身を温める効果があります。
冷えによる腸の機能低下を改善し、代謝を促進することで腸内環境を整えます。

これらのツボは、指圧や温灸(お灸)で優しく刺激することで効果が期待できます。
ご自身の体質に合わせて、これらのツボを日々のセルフケアに取り入れてみてください。

ツボを自分で探す時のコツ

より効果的なツボをご自身で探す際は、以下の点を意識してみてください。

ツボの基本位置を確認

鍼灸院での指導や書籍、ウェブサイトなどでツボの位置を確認します。
たとえば「合谷(ごうこく)」穴の場合、手の甲、親指と人差し指の骨が交わるあたりに位置します。

押して探す

だいたいの目安の場所の近辺を指で軽く押しながら、周囲を探ります。
「イタ気持ちいい」感覚や、ズーンと響くような感覚がある場所が、ツボの可能性が高いです。
合谷であれば、骨の交わる部分からやや人差し指側を探ると、凹みがあり、圧痛を感じる場所が見つかるはずです。

体の反応をみる

ツボを押すと、血行が良くなったり、体が温まったりする感覚がある場合があります。

ただし、ツボの位置は個人差がありますので、あくまで目安として捉え、無理に強い力で押さないように注意しましょう。
もし不安な場合は、鍼灸師などの専門家にご相談ください。

せんねん灸(台座灸)の使い方と注意点

ご自宅で手軽にできるセルフお灸として、「せんねん灸」の使い方と注意点について解説します。

「せんねん灸」は、ドラッグストアなどで手軽に購入できるお灸の製品名です。
せんねん灸タイプのお灸は「台座灸」と呼びます。

せんねん灸と似たような形の他の商品も多数あり、使用方法などは基本的には同様です。

せんねん灸の使い方

種類を選ぶ

「せんねん灸」には様々な種類があります。
せんねん灸

「ソフト(弱)」「レギュラー(中間)」「あつめ(強)」の3つの種類があります。
せんねん灸種類
初めての方は、熱さが「マイルドなタイプ」から試してみることをお勧めします。

ツボの場所を決める

どのツボを使うかはあらかじめ決めておき、ツボの目安を指でさぐりながらより効き目の高いポイントを決めて、ペンなどで印をつけます。

準備

お灸を据える場所を清潔にし、皮膚に異常がないか確認します。

台座の裏紙を剥がす

「せんねん灸」の台座裏についている薄い紙を剥がします。

もぐさに点火

巻きもぐさの先端に線香などで火をつけます。

皮膚に据える

火がついた「せんねん灸」を、ツボに据えます。
熱さを感じたら、無理せずすぐに取り外してください。我慢は禁物です。

取り外す

使用後、完全に火が消えていることを確認してからとりあえずして、捨ててください。

お灸をする上での注意事項

・熱さを我慢しない
熱すぎると感じたら、すぐに取り外してください。無理に我慢すると、やけどの原因になります。

・同じ場所に続けて据えない
皮膚に負担がかかるため、同じ場所に続けてお灸を据えるのは避けましょう。

・顔面、粘膜、傷口、炎症部位への使用は避ける
これらの部位は皮膚がデリケートなため、お灸の使用は避けてください。

・発熱時、飲酒時、妊娠中、体力が著しく低下している時は避ける
体調が優れない時は、お灸を控えるようにしましょう。

・皮膚の弱い方、アレルギー体質の方は注意
使用前に必ずパッチテストを行うか、医師や薬剤師に相談してください。

・使用中に異常を感じたら、直ちに使用を中止し、医師に相談
万が一、皮膚に異常が現れた場合は、すぐに使用を中止し、医師の診察を受けてください。

・乳幼児への使用は避ける
小さなお子様への使用はお控えください。

・火の取り扱いに注意
火を使うため、火災には十分に注意してください。
周囲に燃えやすいものがないことを確認し、換気をしながら行いましょう。

上記に注意して、安全にせんねん灸をご活用ください。
ご不明な点があれば、お近くの鍼灸師にご相談ください。

セルフケアのツボ押しの方法と注意点

ご自宅で簡単にできるセルフケアとして、ツボ押し(マッサージ)について解説いたします。
ツボ押しは、体の不調を和らげたり、リラックス効果を高めたりするのに役立ちます。

ツボ押しの方法

リラックスできる環境を整える

静かな場所で、楽な姿勢で行いましょう。

ツボの位置を確認

書籍やウェブサイトなどで、目的のツボの位置を確認します。
たとえば「合谷(ごうこく)」穴は、手の甲、親指と人差し指の骨が交わるあたりです。

指の腹で押す

親指や人差し指の腹を使い、ツボを垂直に押します。爪を立てないように注意しましょう。

適度な力で押す

「イタ気持ちいい」と感じる程度の力で、ゆっくりと押します。
強く押しすぎると、痛みを感じたり、皮膚を傷めたりする可能性があります。

時間をかけて押す

1つのツボにつき、5秒から10秒程度、ゆっくりと押したり離したりを繰り返します。数回繰り返すと効果的です。

呼吸を意識する

力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸うと、よりリラックスできます。

温めてから行うと効果的

入浴後など、体が温まっている状態で行うと、血行が促進され、より効果を感じやすくなります。

ツボ押しをする上での注意事項

・食直後、飲酒時、発熱時、妊娠中、体力が著しく低下している時は避ける:
体調が優れない時は、ツボ押しを控えましょう。

・皮膚に炎症や傷がある場合は避ける:
患部を刺激することで、症状が悪化する可能性があります。

・強く押しすぎない:
強い力で押すと、筋肉や血管を傷つける可能性があります。あくまで「イタ気持ちいい」程度の力で行いましょう。

・長時間同じ場所を押さない:
皮膚に負担がかかるため、長時間同じ場所を押すのは避けましょう。

・力を抜くことを意識する:
力を入れっぱなしにすると、筋肉が緊張してしまい、効果が得られにくくなります。

・体調に異変を感じたら中止する:
ツボ押し中に体調が悪くなった場合は、直ちに中止し、必要に応じて医師に相談してください。

・乳幼児へは避ける:
小さなお子様へはお控えください。

・持病のある方は医師に相談:
心臓疾患や高血圧など、持病のある方は、ツボ押しを行う前に医師に相談してください。

上記に注意して、安全にツボ押しをご活用ください。
ご不明な点があれば、お近くの鍼灸師にご相談ください。

ドライヤーお灸のやり方と注意事項

ドライヤーお灸は、火を使わずにドライヤーの温風を利用してツボを温める、手軽で安全な方法です。
広い範囲を温める場合や、火を使うお灸に抵抗がある方や、初めてお灸を試す方におすすめです。

ドライヤーお灸のやり方

準備

ドライヤーと、もしあればですが、姿見もしくは手鏡を用意します。
手鏡があると、背中など見えにくい部分のツボを温める際に便利です。

温風の当て方

ドライヤーを肌から5~10cmほど離します。
近すぎると熱くなりすぎるため、必ず距離を保ってください。

温風の温度は、低温(50~60度程度)に設定します。
ドライヤーに温度調節機能がない場合は、ドライヤーと肌の距離を調整することで熱さを調節します。
熱く感じたらすぐにドライヤーを離すようにしてください。

温風を当てる時間は、1つのツボにつき、熱いと感じたら離す、を5回程度繰り返します。
連続して長時間当て続けるのは避けましょう。

温める場所

特定のツボを意識する必要はありますが、厳密な位置にこだわる必要はありません。
ドライヤーの温風は比較的広い範囲に当たるため、「面」で温めるイメージで大丈夫です。
ツボの周辺をじんわりと温めることで、効果が期待できます。

行う頻度

朝晩2回程度行うのがおすすめです。
ご自身の体調や生活に合わせて、無理のない範囲で行ってください。

ドライヤーお灸の注意事項

・怪我や炎症、痛みなどで熱を持っている部位には使用しないでください。症状が悪化する可能性があります。

・泥酔時や発熱時など、体調がすぐれない場合は使用を控えましょう。

・他人にドライヤーお灸を行うのは避けてください。
温度の感じ方には個人差があり、火傷をさせてしまう可能性があります。

・使用中に皮膚に異常(赤み、かゆみ、痛みなど)が現れた場合は、直ちに使用を中止し、必要に応じて医師に相談してください。

・同じ部位に長時間当て続けないように注意してください。
低温火傷の原因となることがあります。

鍼灸院での本格的な施術のおすすめ

腸内フローラを整えることは、全身の健康を考える上で非常に重要です。
西洋医学的なアプローチとして、食生活の改善(特に発酵食品や食物繊維の摂取)やプロバイオティクス、プレバイオティクスの活用は、ご自身で手軽に始められる有効なセルフケアと言えるでしょう。

このような食養生や日々のセルフケアも大切ですが、より根本的な体質改善を目指すには、鍼灸院での本格的な施術をおすすめします。

当院では、東洋医学の深い知見に基づき、あなたの体質を詳細に分析し、個々に最適な鍼灸施術を行います。
脈やお腹、舌を丁寧に診察することで、表面的な症状だけでなく、その奥に潜む体質の偏りを見極めます。

お一人おひとりの患者様とじっくり向き合い、時間をかけてお話を伺い、分かりやすい説明を心がけております。

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長年の不調にお悩みでしたら、ぜひ一度当院にご相談ください。

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