歯ぎしり・食いしばりに効くツボ
歯ぎしり・食いしばりに効くツボ
歯ぎしりや食いしばりは、歯や顎の問題だけでなく、頭痛や肩こりなど全身にも影響を与えます。
無意識に行うことも多い行為でので、それによっての疲労や弊害を軽減するようなケアをしていくことがおススメです。
歯ぎしり・食いしばりとは
「歯ぎしり」とは上下の歯をギリギリとこすり合わせることで、「食いしばり」は就寝中や物ごとに集中している際に無意識に歯を食いしばる癖のことです。
大きなストレスがかかった時や睡眠時などに生じるため、この症状に自覚がない人が多く、無意識に行っている人がほとんどです。
寝ている間に「ギリギリ」と音をたてて歯を強くこすり合わせているため、一緒に寝ている家族に指摘される方もいます。
歯ぎしり・食いしばりの原因
・歯ぎしりや食いしばりのおもな原因は、強いストレスといわれています。
寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをすることで、ストレスや不安を無意識のうちに解消していると考えられています。
・歯並びが悪いと上下の歯のかみ合わせが悪くなるため、歯ぎしりが起こりやすくなります。
・睡眠が浅いことが歯ぎしりの要因です。
しっかり熟睡し睡眠の質を高めることが大切になります。
・何かに集中するあまり歯を食いしばることがあります。
歯を食いしばることで、集中力が増し力を発揮しようとするからです。
何かほかのことに夢中になっているときも無意識のうちに歯を食いしばっていることがあります。
歯ぎしり・食いしばりで起こる歯以外の症状
【頭痛】
食いしばりによって、顎を動かす筋肉の側頭筋が緊張を引き起こし、頭痛を引き起こす事があります。
【首や肩のこり】
食いしばりは、側頭筋や咬筋など、様々な筋肉の緊張が起こります。
口の周りの筋肉は、首や肩に繋がっているものが多く、首や肩のこりを引き起こす事があります。
【表情筋への影響】
食いしばりにより、口の周りの筋肉が緊張して固まり、ほうれい線が目立つようになるなど見た目への影響もあります。
歯ぎしり・食いしばりにオススメのツボ
【下関(げかん)】
耳の指2本分くらい前の頬骨中央のくぼみ。
ツボを押したまま口を開けると顎の関節が盛り上がって触れる
【頬車(きょうしゃ)】
下顎の角から中指1本分顔の真ん中方向、口を閉じて食いしばったときに筋肉が盛り上がるところ。
【完骨(かんこつ)】
耳の後ろの出っぱった骨(乳様突起)のすぐ下。
【天窓(てんそう)】
胸鎖乳突筋の後ろ。のどぼとけの高さ。
【肩井(けんせい)】
首のつけ根と方の先の中間で、押すと痛気持ち良い所。
噛む時にこりやすい筋肉にあるツボになります。
ここをセルフマッサージなどでほぐすことで歯ぎしりや食いしばりのダメージを減らせます。
ツボ押しの方法
・押しやすい指を使って、強く刺激せず、ゆっくり圧を加える。
・イタ気持ちいいくらいの強さで。
・刺激の方法はギュッギュッと押しても、じわ~と圧をかけても、ゆっくり円を描くように刺激してもかまいません。
・毎日行うことでゆっくり変化を感じます。
ただし、
元々の原因がストレスや睡眠の質の低下だと、これだけで歯ぎしり・食いしばりが良くなるわけではありません。
もう少し根本的な改善には、ひとりひとりの体質に合ったツボを全身より選んでいく必要があります。
ストレスに良いツボや不眠に良いツボなどは全身にあるし、最適なツボはひとりひとり異なります。
根本的な施術を受けてみたいと追われた際は、鍼灸院での鍼灸施術をお試しください。