婦人科
生理の不快な症状に対する鍼灸の効果
生理の不快な症状に対する鍼灸の効果
生理前から生理中の不快な症状を「月経随伴症状」と呼びます。
具体的には、腹痛・腰痛をはじめ、乳房がはる、眠くなる、イライラする、倦怠感、肌あれ、下痢、便秘などさまざまな症状があります。
元々婦人科疾患がある人の方が症状が強く出やすい傾向があります。
このような生理にまつわる不快な症状に、鍼灸が効果を出すかを調べた研究がありますので紹介します。
『月経随伴症状に対する鍼灸治療の効果』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsam/63/4/63_252/_article/-char/ja
【要約】… 全文を読む
PMS(月経前症候群)のイライラに鍼が効くという研究
PMS(月経前症候群)のイライラに鍼が効くという研究
生理周期で排卵後から月経までの期間に起こる不快な症状を、PMS(月経前症候群)と呼びます。
体の痛みやだるさといった身体的症状のほか、情緒不安定になる、イライラする、落ち込むといったメンタル面での悩みなどです。
生理前(高温期)のホルモンのせい(イライラなどは心のバランスを整えるセロトニンが減少するせい)と考えられていますが、はっきりとは分かっていません。
家事・子育て・仕事と日々の疲労やストレスを感じやすい30代の女性に多いです。
疲れとストレス…。
心身を整えるために「自分をいたわる(生活習慣に気を配る)」のも大切ですね。
今回はそんなPMSで悩む(とくにイライラ)人に、鍼灸が役立てるという研究を紹介します。… 全文を読む
機能性月経困難症と鍼灸
月経困難症とは
生理痛がひどくて起きていられず、学校や仕事に行けないなど日常生活に支障をきたすほどのつらさの場合を「月経困難症」といいます。
おもな症状は、生理中の下腹部痛、腰痛、背中の痛み、頭痛、吐き気などです。
便秘や下痢、寒気や発熱、貧血を伴うことや、憂うつなど様々な症状を感じる場合もあります。
生理痛に関して、痛みや不快感がある人は7~8割にものぼると言われています。
そのなかには子宮筋腫や子宮内膜症などの病気があって起こる「器質性月経困難症」と、はっきりした原因のない「機能性月経困難症」とに分けられます。
前者は30代以降の女性に多く、後者は年齢の若い女性に多いという特徴があります。
「月経困難症」には、「器質性」のようにつらさを引き起こす別の病気が原因の場合もあるので、生理痛などの症状がある人はまずは婦人科の病院に相談することをおすすめします。… 全文を読む