婦人科症例2:40代の一人目不妊

不妊症例1:40代|鎌ヶ谷市(新鎌ヶ谷)の鍼灸院

患者さま

40代 女性

初来院

2017年6月22日

お悩みの症状

一人目不妊

初来院までの経過

元々イライラや情緒不安定なところがあり、10年前から婦人科の病院で漢方薬を出してもらい飲んでいた。
3年前には子宮筋腫や卵巣嚢腫があることも指摘されていた。
1年半前から子供が欲しいと妊活開始。
そのまま婦人科の病院に妊活のためにかかり始める。
排卵誘発してのタイミング療法(+黄体ホルモン補充)を行う。
1回は妊娠が確認されるも8週で流産。
3ヵ月前に転院。
そこで甲状腺ホルモンの不足(橋本病)を指摘され、ホルモン剤(チラージン)服用を開始。
その後、体外受精にステップアップする段階になり、病院以外の治療もしたいと鍼灸を希望しての来院。

治療方針

もともと不安感を持ちやすい傾向もあり、血流が悪い体質である。
気滞が激しく肝うつが強い。
熱が上亢しやすい。
現代医学的に言うと、冷えのぼせの自律神経失調が顕著である。
鍼灸治療に「怖さはない」とおっしゃっていたので気血巡らせるような響かせる治療をするも、刺激に敏感であることが分かり、ソフトな刺激に変更する。

治療と経過

1回目。
「関元」「左大巨」「合谷」「行間(+円皮鍼)」「三陰交」「心兪~肝兪~次リョウの反応穴」に響かす鍼。
2~4回目(1週間に1回ペース)。
治療後の負担はないとのことで1回目と同様の治療を継続。
ただし、じつは刺激に過敏であることがわかり(本人はそういうことをあまり口にしないタイプ)、以降の鍼は切皮程度にする。
5~13回目(1週間に1回ペース)。
採卵を2回行い、2回とも1個ずつ凍結卵ができ、2回目の移植で陽性反応。
初診より3ヶ月後のことである。
14回~(1週間に1回ペース)
「メンタルが弱くなっている」ことやつわり対策などのために鍼灸を継続。
その時その時の症状によって多少配穴は変えながら、弱刺激で継続治療中。

同時に治療した症状

・冷えのぼせ
・腰痛
・疲労

まとめ

最初は刺激を我慢させてしまったようで、コミュニケーションをうまくとることが重要だと感じさせられた例。
とくに『肝うつ』傾向の人の場合は、より細やかなコミュニケーションが重要だと感じた。
これは何も「たくさん話せばいい」というわけではなく、「適切に話す」ことが大切ということ。
声かけのタイミングや言葉のセレクトなど、鍼灸施術以外の部分で考えさせられる事例であった。
ただし、40代で3ヶ月でのご懐妊と、早期の良い結果になったことは嬉しい。
腎のチカラがしっかりしている人だったからだと推測する。
また、寒熱をうまくコントロールするように導けたことも上手くいった原因だと考える。