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新型コロナ感染拡大による不妊治療延期推奨に関して

新型コロナでの不妊治療延期

※5/18追記。
2020年5月18日に、日本生殖医学会より新しい声明が出ました。
それについては
こちら「日本生殖医学会から不妊治療再開の声明」をご覧ください。

日本生殖医学会による声明(2020年4月1日)

新型コロナウイルス感染症に対する日本生殖医学会からの声明(2020年4月1日版)
http://www.jsrm.or.jp/announce/187.pdf全文を読む

不妊ストレスを減らす東洋医学の手法に注目

ストレスを減らす漢方薬は妊娠に良いようだ

ストレス
妊娠を妨げる要素の一つにストレスが挙げられます。

当院の不妊鍼灸コラムでも「不妊ストレス」については記事を書きました。
『ストレスや不安は体外受精を失敗させる?』
『不妊女性のメンタルに鍼治療』

今回は、肝鬱気滞の状態の不妊患者さんに、それを解消する漢方薬を使用した論文をご紹介して、東洋医学(漢方薬・鍼灸)をストレス対策に活用して欲しいことを書きます。
なお、東洋医学でストレスがある状態を「肝鬱気滞」と言います全文を読む

子宮内膜を厚くするツボ

子宮内膜の厚みは大事?

子宮内膜
子宮内膜の厚さは妊娠するために非常に重要、と言われています。

ただし最近、「内膜の厚みは妊娠率に関係ない」という説もあります(これについては別記事で紹介しています)。
両意見ありつつも、「子宮環境が良い証しのひとつ」として内膜の厚さがあるとし、厚みは妊娠に関係あり、とここではします。

不妊の悩みの中には、子宮内膜の薄さを悩む患者さんも少なくありません。… 全文を読む

流産を防ぐツボ(経穴)

流産しやすい人へのツボ

流産のツボ
流産や不育に体質改善というアプローチがある、という話を書きました。
『習慣性流産と鍼灸』

その話の続きとして、実際の鍼灸治療ではどのようなことを重視して治療をするかを書きます。
まず振り返りですが、東洋医学的な体質改善により流産を防ぐ方法が古来より伝えられています。
その体質改善とは『冷えの改善』、『血流促進』、『ホルモンバランスを整える』という3つのポイントでした。

当院の鍼灸治療は『全身治療』と言いまして、身体中にあるツボの中から、その人の体質を改善する効果の高いツボをセレクトして鍼灸をする方法を取ります。
ですので、以下に書くような一般論的なツボを必ず選択するわけではありません(人による、ということです)が、比較的効果が出やすいツボをご紹介します。… 全文を読む

子宮内膜の厚さは妊娠には関係しない?

子宮内膜は薄くても良い

子宮内膜
子宮内膜の厚さが、じつは、妊娠率には関係しないという研究があります。

『クロミフェンを使った人工授精の妊娠率に、子宮内膜の厚さは関係ない』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24074755

【内容】
クロミフェンを使った人工授精における子宮内膜の厚さと妊娠率の相関を調べた。
262人の患者さんが562回の人工授精を受けた。

合計91回の妊娠が起こり、16.2%の妊娠率だった。… 全文を読む