眼病症例1:右目の視野にグレーの影がある

患者さま

50代 女性

初来院

2016年10月17日

お悩みの症状

・右目の視野にグレーの影があり一部見えなくなった

初来院までの経過

デスクワークの仕事柄、目もよく使うし首肩もこる生活である。
もともと強度の近視はあり、定期的に眼科にはかかっていた。
目のもやの事は、2週間くらい前に気づく。
病院に行き「網膜の後ろに水が増えたから起こった症状だ」と言われる。
同時に「緑内障ではない」との診断。
特に変化なく症状が続くので、病院の治療以外の治療も受けたいと考え、ネットで「鍼灸 眼」というキーワード検索で当院を見つけ来院。

治療方針

もともと不安感を持ちやすい傾向もあり、血流が悪い体質である。
「目と肝は強い関連性がある」と東洋医学では考えられており、同時に「肝はストレスや血流にも関係」している。
ストレスや血流が悪い体質が「目の症状」を生んでいると考え、血流促進とリラックスにつながるツボを多く選ぶようにする。
また、目に血液を送るために首肩のコリが邪魔をしているので、首肩のコリの解消には力を入れることにする。

治療と経過

1回目。
右「期門」に温灸。「合谷」「外関」「太衝」「心兪」「肝兪(+温灸)」「天柱」「風池」「肩コリの局所穴」に鍼。
2回目(1週間後)。
治療後、目のもやが少しイイ感じとのこと。腰痛も改善有り。基本的に同様の治療をする。
3~10回目(1週間に1回ペース)。
少しずつ目のもやは改善し、10回目にはほぼなくなる。腰痛もほぼよくなる。
肩こりはまだあるので、今後は目の予防と肩こり対策のために2~3週に1回継続通院中。

同時に治療した症状

・首・肩のコリと痛み
・腰痛

まとめ

突然の目の症状に驚かれ不安になられましたが、現在は問題ない状態になっています。
肩こりや首こりが目にも悪影響があると感じていただいているので、1か月に1・2回の継続的な鍼灸を受けて体調管理をしています。
ストレスが体にも大きく影響することを実感します。
『目=肝』という東洋医学の鉄則のような連動性を示している例でした。
もちろん、すべての目の症状が肝と密接なわけではありません。
脾や腎とも強く関連するケースもあります。