【妊娠初期のぎっくり腰症例】腰からお尻の痛みが2回の鍼灸で改善した30代女性

【鎌ケ谷市】妊娠初期のぎっくり腰|優しい安全な鍼灸治療

ぎっくり腰と妊娠初期

※本記事は国家資格(はり師・きゅう師)を保有する院長が執筆しています。
※当院の実際の症例に基づきますが、患者様のプライバシー保護のため、個人が特定されないよう一部情報を変更して記載しております。
※効果には個人差があります。


「妊娠が分かったばかりなのに、ぎっくり腰になってしまった」
「この時期に鍼灸を受けても大丈夫なのだろうか」

妊娠初期は身体の変化だけでなく、不安も大きくなりやすい時期です。そのような中で腰痛やぎっくり腰が起こると、痛みへの対処方法に悩まれる方も少なくありません。

今回ご紹介するのは、妊娠検査薬で陽性反応を確認した当日に来院された30代女性の症例です

買い物中に荷物を持ったことをきっかけにぎっくり腰を発症し、左腰からお尻にかけて強い痛みが出現。
2日後には仕事への復帰も控えており、不安を抱えながら来院されました。

当院では妊娠初期という状況を十分に考慮しながら、安全性を最優先に施術を実施。
その結果、2回の施術で日常生活に大きな支障がない状態まで改善しました。

この記事では、妊娠初期のぎっくり腰に対してどのような考え方で施術を行ったのか、実際の経過とともにご紹介します。

患者さまの情報と経緯

年齢・性別・お住まい:
30代女性・鎌ケ谷市在住

鍼灸院に来るまでの経緯:
7年前にぎっくり腰の経験あります。

今回は「左腰からお尻にかけての痛み」での来院。
前夜、買い物中に荷物を持った際にぎっくり腰を発症してしまいました。
来院時には昨日より痛みが悪化し、動作時に痛みが増します。

2日後には仕事復帰を希望しています。

鍼灸に初めて来院した当日、妊娠検査薬で陽性反応を確認(自然妊娠)されていました。

この患者様は、7年前にぎっくり腰を経験しており、今回も同様の症状に見舞われました。
しかし、今回は妊娠の発覚と重なったことで、心身ともに大きな不安を抱えていました。

ぎっくり腰の痛みはもちろんのこと、妊娠初期というデリケートな時期に鍼灸治療を受けても大丈夫なのか、という心配もあったことでしょう。
当院では、このような患者様の不安に寄り添い、丁寧な説明と安全な施術を心がけています。

この人を東洋医学ではどうみるか?

東洋医学では、腰は「腎」の領域と深く関わると考えられています。
「腎」は生命の根源的なエネルギーである「精」を貯蔵し、成長・発育・生殖を司る重要な臓腑です。

妊娠は「腎」の働きと密接に関わっており、妊娠初期は特に「腎」の気が消耗しやすい時期です。

今回の患者様は、荷物を持った際の急な負荷によって腰部の経絡の気血の流れが阻害され、痛みが生じたと考えられます。
さらに、妊娠による「腎」の気の消耗が、痛みを助長している可能性も考慮しました。

また、東洋医学では、痛みは「不通即痛(ふつうそくつう)」、つまり「流れが滞ると痛みが生じる」と考えます。
今回のぎっくり腰は、まさに腰部の気血の流れが滞った状態と言えます。

治療方針

今回の治療では、以下の点を重視しました。

安全性の確保:
妊娠初期であることを考慮し、母体と胎児に影響のない安全な施術を行うこと。強い刺激は避け、優しく丁寧な施術を心がけること。

痛みの緩和:
ぎっくり腰による腰部の痛みを早期に緩和し、日常生活への早期復帰を支援すること。

心身の安定:
妊娠とぎっくり腰という二重のストレスにより心身が不安定になっている可能性を考慮し、心身のリラックスを促す施術を行うこと。

これらの点を踏まえ、腰部の経絡の流れを改善し、気血の巡りを整えることを目的とした鍼灸治療を行うこととしました。

患者様には、妊娠初期でも鍼灸治療は可能であること、ただし強い刺激の施術は好ましくないため弱めで行うこと、最終的にご自身の不安が強いようなら鍼灸は受けない方がよいことを丁寧に説明し、ご納得いただいた上で施術を開始しました。

治療内容と実際の経過

1回目(初診日):
腰痛の局所に浅く置鍼した後、温かいお灸(点灸)を行いました。
施術後、痛みが10段階で10(最大)だったものが6まで軽減したとのことでした

2回目(翌日):
一晩明けて痛みが4まで軽減していました
この日、患者様は産婦人科を受診し、正式に妊娠判定を受けました。

この日は、左「後谿(こうけい)」左「委中(いちゅう)」に軽く響かせる鍼を行い、「背部の兪穴(ゆけつ)」に浅く置鍼しました。
「腰の局所」には運動鍼(鍼を刺した状態で患部を動かす手技)を加えました。

施術後、ベッドサイドで動いていただくと、かなり楽になっているとのことでした。
明日から仕事に行けそうとのことで、2回の治療で終了としました

鍼灸師としての感想とまとめ

今回の症例は、妊娠初期にぎっくり腰を発症した30代女性のケースでした。

来院時は左腰からお尻にかけて強い痛みがあり、動作のたびに症状が悪化する状態でした。
また、妊娠が判明したばかりということもあり、「施術を受けても大丈夫なのか」という不安も抱えておられました

そこで当院では、痛みの改善だけでなく精神的な安心感も大切にしながら、刺激量を抑えた施術を行いました。

その結果、初回施術後には痛みが大きく軽減し、2回目の施術後には仕事復帰の見通しが立つまでに改善しました

私自身、妊娠中の腰痛や身体の不調についてご相談を受けることがありますが、まず大切なのは患者さんご本人が安心して施術を受けられることだと考えています。そのため当院では、妊娠週数や体調を確認しながら、十分な説明を行ったうえで施術を進めています。

・妊娠初期に腰痛が出ている
・ぎっくり腰になってしまった
・薬に頼らず対応したい
・妊娠中でも受けられる施術を探している

このようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。お身体の状態に配慮しながら、安全を第一に施術をご提案いたします。

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