アジサイと生物の生存戦略

紫陽花・写真1

湿度が高い気候になってきましたね…💦
先日、あじさい(紫陽花)を見に行きました。
紫の花と書きますが今では品種は多様なようで、白・緑・赤などもあります、花の形も様々。
とてもキレイでした。

今、『生物はなぜ死ぬのか』 (小林 武彦 著/講談社現代新書)を読んでいます。
単細胞生物からわれわれ人間に至るまで、生き残りやすさの選択の結果、ここにこうしてあるようです。
捕食されるけどそれ以上に子供を産む戦略、自分自身をドンドン分裂させる戦略、生殖時期だけ飛べるように変態する戦略…などなどなど。
適者生存の原則だし、その解は多様ってことですね。

そういうロジカルなロマンのない(笑)進化の解釈も、なるほど~と一理あります。

でも、
先日見たあじさいの色・形・花と葉のバランスなどの多様性は、人の心を揺さぶります。
別に人の心をくすぐらなくても生きていくには困らなかろうに…。

産まれて、育って、子孫を残して、死んでく…。
次世代に多様性を伝えていく…。
たしかに個の意義はそれだけかもしれないけど、「そうじゃねぇだろう!」と心が叫ぶわけです(笑)

そんなココロを大事にしたいな~と思います。
今まさにこうして毎日を生きている自分のココロには、DNAの運び手ではない何かしらの「意味」があると思います。
そういうのは情緒なのかもしれませんが、それを排して生きても寂しいですよね。
自分は何のために生きるのか?死ぬのか?は自分のココロに問い続けるテーマだと思います。

そんなことを思う梅雨の一日。