鍼灸と緊急地震速報
緊急地震速報
昨日から2018年の治療が開始となりました。
本年もよろしくお願いします<(_ _)>
さて、
昨日は「今年も一年やるぜ!」と勢い込んで始めた訳ですが、お昼前に『緊急地震速報』が鳴り響きました。
イヤな音ですね(>_<)
患者さんは置鍼中でしたので、急いで駆けつけ、「揺れていますか?揺れませんよね…」などと話しながら、ともかく鍼を全て抜きました。
温灸はしていなかったので、鍼のみの処置です。
東日本大震災以降、常に「治療中に地震が来たらこうしよう」という脳内シュミレーションはあります。
●お灸は一番に中止・除去
●線香を持っていたら急いで消火(お灸用の灰皿に入れる)
●温灸器を患者さんの体からは除去(火はすぐには消せないだろうから手に持つか、温灸保持用のケースに置く)
●パルスをしていればタイマーを止める(いっぺんに電気が止まるので)
●鍼を抜く(パルスをしていてもクリップ付けたまま抜鍼)
●治療道具のワゴンが大きく動くようなら押さえるし、危なくないようなら放置
●必要ならドアを開けて避難ルートを確保・指示
●スマホやPCなどで地震情報を入手
●同時に状況説明など声掛けをし続ける
このようなことを考えています。
今回はそれが実践できたので、自分としては良かったです。
ただ、今回は誤報だった(当地は揺れなかった)ので落ち着いて行動できましたが、予報通り震度5以上の揺れがあったら、同じようにできるかどうかはわかりません。
ともかくいつでも頭の片隅に入れながら行動したいです。
また、予約の仕組みでもリスク管理できます。
「同時に3人も4人も治療しない」というのも大事かもしれません。
当院は基本、一人ひとりの時間をとって対応しています。
鍼を刺したまま逃げられるか?
激震があって「とにかく逃げなきゃ!」となった時に、鍼が体に刺さったままで逃げられるかと言えば『逃げられます』。
もちろんその時の治療内容によりますが、基本的には当院の鍼の種類や使い方では刺さったまま逃げられます。
逃げる行動の際に多少チクチクするでしょうが、危なくはありません。
外に出て、身の安全が確保されたのちに、鍼を抜いていけば大丈夫です。
「衝動的に逃げる必要はない=鍼を抜いたりしたのちに逃げればいい」が基本ですが、一応書いておきます。