鎌ヶ谷消防署@鍼灸院
鍼灸院に消防署員がやってきた
ひと月ほど前でしょうか、消防署から「消火設備の確認をしたい」と電話がありました。
「立入検査」をしたいらしい。
鍼灸院を16年、2カ所でやっていますが初めての事。
「いいですよ」と日時を決めてきてもらう。
当日、5人くらいの消防服着た署員が、消防車で乗り付けてきました。
これにはまいった…(^^;)
検査なんだから、もう少し非緊急性のある格好で来てほしい。
この人たちが今日の勤務当番だから、ここに検査に来ている間に火事があったらここからダッシュで駆け付けなきゃいけないからこの格好なのだろう、とはあとで思いました。
消防署では、
管内の事業所(事務所、飲食店、店舗、工場など)の防火対象物の実態把握を行う必要があるらしい。
たとえば、雑居ビルでは、どんなテナントがいくつ入って何人勤務しているのかで、防火管理者の必要性や消防計画の必要性などを確認したりするとのこと。
<立入検査の検査項目>
消防関係の書類
防火管理体制
避難通路・避難口の確保
消防用設備等の維持管理・点検
届出が必要な物件の有無など
実際に来て、このようなことを確認していきました。
…と言っても、ウチの鍼灸院だけを狙っての検査ではなく、テナントの入るビル全体の消火設備状況を確認したかったようです。
当院に関しては、
●「このテナント(鍼灸院)の代表がどこの誰で、住所はどこで、スタッフは何名いて…」云々と聞かれました。消防署用の台帳があるようです。
●消火器が古くなっていました。
●非常警報設備が動かなくなっていました。
(テナントを借りた時からこの設備は「枯井戸」のようなものだと思っていました…)
●非常灯のバッテリーが切れていました。
(逃げ遅れるも何もないだろう、という広さですが…)
ビル全体で同様だったらしい。
…全然ダメじゃん(-_-;)
ただ、当院については「消火器」はご説ごもっともですが、「非常警報設備」と「非常灯」は…必要?(笑)
こんな小さな院内に? しかも1階だし。
「ビル全体の不備を大家さんに改善してもらうように言っておきます」と消防署の人は去っていった。
そして数日前、業者が直しに来ました。
ナショナル製だった非常警報設備が、パナソニック製に全交換して生まれ変わりました!
非常灯もバッテリーを装着したので、停電時にも逃げ道を案内してくれます!
…でも、これら、本当に要る?(笑)
※おまけ情報
「この検査は拒めるのか?」ということを調べてみました。
消防署には「消防の立入検査権」と言われる権利があるようです。
立入検査等を拒否したりすると,消防法違反として「三十万円以下の罰金又は拘留」という刑罰が科せられることがあるようです。
(消防法第四十四条)