カッピング(吸い玉)療法とは

カッピング(吸い玉)|鎌ヶ谷市(新鎌ヶ谷)の鍼灸院

カッピング(吸い玉)は東洋医学のひとつの療法として、我々鍼灸師が鍼やお灸と併用する形で使っています。
ですので、基本的には健康増進や病気治療に使われます。
アスリートがメンテナンスに鍼灸と併用してカッピングをするのも見かけます。

また現在では治療目的ではなく、カッピングというとダイエットや美容として女性に人気があります。
日本だけでなく、中国や台湾などでも行われて流行っています。
そんなカッピングについてをご紹介します。

カッピング(吸い玉)について

カッピング(吸い玉)療法とは、透明のカップをツボ(=使用するのは背中やお腹のツボが多い)に吸着させ、カップの中を真空状態にし、血流促進をはかる施術方法です。
「吸い玉療法」とも呼ばれます。
カップは、ガラスやプラスチックやシリコン製です。

カップを吸着させ真空状態を作り出せば、必然的に皮膚や皮膚下の血管も一緒に引っ張られるために、その場所が一時的にうっ血状態になります。
しかし、これはカッピング療法の狙いで、施術後そのうっ血状態を改善しようと全身の血流がよくなります。
ちなみに、このうっ血した皮膚の色によって、現在の健康状態がわかるとも考えられています。
濃く・黒っぽく・紫色の痕ができる場所ほど、血流が滞っていることがわかります。

カッピング(吸い玉)

カッピングはこのような人に

●血液の流れを良くしたい人
上でも書いた通りカッピングの最大の効果です。

●肩こり、腰痛の人
血行を促進することで凝り固まった筋肉をほぐすので、肩こりや腰痛の改善に役立ちます。

●むくみが気になる人
同じ理由で、血流と同時に、水分代謝にも影響を及ぼせます。

●冷え性の人
血流が良くなることで、手足の隅々まで循環が良くなり温まります。

●ダイエットを希望する人
カッピングで脂肪を吸い出すのでなく、「痩せやすい体」作りを狙います。
・血流を良くして代謝をよくするので、太りにくくなります。
・血液やリンパの流れを促していくのでむくみ改善が期待できます。

●美容効果
毛細血管の巡りが悪いと、全身の細胞に老廃物が溜まります。
逆にこれが改善されれば、毛細血管が体の隅々にまで栄養を運びやすくなり美容効果も期待できます。

カッピングのデメリット

カッピング(吸い玉)の最大のメリットは血流が良くなること。
一方、カッピングの最大のデメリットは、何と言っても「カップ痕が残ってしまうこと」です。

カップを皮膚にうっ血した状態を作るので、施術後はどうしても「アザ(内出血)のような痕」が残ってしまいます。
カップの痕は早いと数時間で消えますが、長い人で1週間~10日ほども残ることもありますが、この痕は必ず消えます。
施術後は痕が残るので、背中などを見られてもよいかどうか考えながら施術のスケジュールを決定していくと良いでしょう。

以上、カッピングについての解説でした。

当院で行っているカッピング【動画】

【カッピング実演(前編)(0:47)】

【カッピング実演(前編)(0:29)】