症状と東洋医学(漢方・鍼灸)
片頭痛には漢方か鍼灸か?
「片頭痛」には漢方薬と鍼灸どちらを選ぶ?
片頭痛でおツラい日々をお過ごしのこととお察しします。
長年の経験から、片頭痛は単なる頭痛ではなく、日常生活に大きな支障をきたす深刻な症状であることを深く理解しております。
「また頭痛が…」という不安、ズキズキと脈打つような痛み、吐き気や光・音への過敏さ…。
言葉では言い尽くせないほどの苦痛を抱えていらっしゃることでしょう。
無理をして仕事や家事をこなし、あとでぐったりと疲れてしまう、という経験をお持ちの方も少なくないと思います。
本当によく頑張っていらっしゃいますね。
東洋医学の観点から見ると、片頭痛は「気」や「血」の巡りの滞り、またはアンバランスによって引き起こされると考えられます。… 全文を読む
中高生のメンタルケア|心の悩みに東洋医学(鍼灸)
中高生のメンタルケアと鍼灸治療
文部科学省の調査によると、小・中・高校生の不登校児童・生徒数は年々増加傾向にあります。
とくに中学校では約15人に1人が不登校という状況です。
また、厚生労働省の調査では、10代の自殺者数も増加傾向にあり、深刻な状況が続いています。
これらのデータからも、10代のメンタルヘルスを取り巻く状況は決して楽観視できるものではありません。
そしてこれらは誰にでも起こりうる悩みであり、決して「恥ずかしいこと」「情けないこと」ではありません。
最近、何となく気分が落ち込む、やる気が出ない、眠れない、イライラする……。そんな悩みを抱えていませんか?
もしかすると、「私だけがこんな気持ちなの?」と不安に思っているかもしれません。… 全文を読む
メニエールには漢方か鍼灸か?
「メニエール」には漢方薬と鍼灸どちらを選ぶ?
メニエール病でおツラい日々をお過ごしのことと存じます。
めまい、耳鳴り、難聴といった症状は、日常生活に大きな支障をきたし、心身ともに大きな負担となりますね。
長年の経験から、メニエール病は単なる耳の病気ではなく、心身全体のバランスの崩れが大きく関与していると考えています。
西洋医学的な治療に加えて、東洋医学の視点から心身両面へのアプローチも有効です。
東洋医学では、メニエール病は「水滞(すいたい)」や「気滞(きたい)」といった状態と捉え、体内の水分代謝の乱れや気の巡りの滞りを改善する漢方薬や鍼灸で治療します。
気の流れを整え、自律神経のバランスを調整する効果が期待できます。
大切なのは、焦らずじっくりと向き合うことです。… 全文を読む
自律神経の乱れには漢方か鍼灸か?
「自律神経失調症」には漢方薬か鍼灸か?
日々の生活の中で、頭痛やめまい、動悸や倦怠感、不眠…自律神経が乱れると、心と体のバランスが崩れ、どこに原因があるのか分からないまま苦しむことも多いでしょう。
病院で「異常なし」と言われても、あなたが感じているつらさは確かに存在します。
どうか「気のせい」だなんて思わないでください。
東洋医学では、自律神経の乱れは「気・血・水」の不調和と捉えます。
ストレスや疲れが積み重なると、体の調和が崩れ、不調が現れるのです。
鍼灸治療では、ツボを刺激することで気血の流れを整え、症状を緩和することができます。
漢方薬は、体質や症状に合わせて処方することで、体質改善を目指します。… 全文を読む
着床障害には漢方か鍼灸か?
「着床障害」には漢方薬と鍼灸どちらを選ぶ?
着床障害での悩みは大変つらいお気持ちでしょう。
これまで頑張ってこられたこと、心から労わせていただきます。
着床障害は、受精卵が子宮内膜に着床する過程に何らかの問題がある状態です。
原因は多岐にわたり、子宮内膜の状態、受精卵の質、ホルモンバランス、免疫機能など、様々な要因が複雑に絡み合っていると考えられています。
東洋医学では、着床は「血(けつ)」と「気(き)」の充実、そして「腎(じん)」の力が深く関わると考えます。
「血」は子宮内膜を栄養し、「気」は受精卵の生命力を支え、「腎」は生殖機能を司ります。
これらのバランスが崩れると、着床がうまくいかないことがあります。… 全文を読む
タイミング療法・体外受精の成功率アップ|不妊病院と鍼灸の併用のススメ
不妊治療(病院)と鍼灸の併用のススメ
病院で不妊治療を続けているけれど、なかなか結果が出ない…そんなお悩みはありませんか?
タイミング療法や体外受精は有効な治療法ですが、体のコンディションが整っていないと、思うような成果が出ないことも。
そこで注目されているのが、鍼灸を併用することで妊娠しやすい体を作る方法です。
鍼灸は、血流を改善し、ホルモンバランスを整え、ストレスを和らげることで、不妊治療の効果をより引き出すサポートをします。
この記事では、鍼灸がどのように妊娠力を高めるのか、実際の効果や具体的な活用法を分かりやすく解説します。
不妊治療の成果を少しでも高めたい方は、ぜひ最後までお読みください!… 全文を読む
生理痛には漢方か鍼灸か?
「生理痛」には漢方薬と鍼灸どちらを選ぶ?
つらい生理痛、本当に大変ですね。
長年、婦人科系に力を入れる鍼灸師として多くの女性の体と心に向き合ってきましたが、生理痛ほど個人差が大きく、苦しみの度合いを他人に理解してもらいにくいものはないと感じています。
毎月、数日間、日常生活に支障が出るほどの痛みや不快感に耐えているのは、本当に辛いことでしょう。
西洋医学では鎮痛剤などが用いられますが、
東洋医学では、生理痛は「血の巡りの滞り」や、「気の不足」、または体の「冷え」などが原因と考えます。
「痛いのは当たり前」と思わずに、ぜひ一度、東洋医学も試してみてください。
漢方薬や鍼灸で症状を和らげることができます。… 全文を読む
多のう胞性卵巣症候群(PCOS)には漢方か鍼灸か?
「多のう胞性卵巣症候群(PCOS)」には漢方薬と鍼灸どちらを選ぶ?
多のう胞性卵巣症候群(PCOS)に悩むあなたへ。
ご自分の婦人科疾患に戸惑い、将来お子さんを授かれるのかご不安に感じていらっしゃるかもしれません。
それに伴う心の疲れは計り知れないものがあると思います。
東洋医学の観点から言えば、多のう胞性卵巣症候群(PCOS)は体内の不調が関連していると考えられます。
この不調を改善するために、漢方薬や鍼灸は体質を整え、自律神経やホルモンバランスを取り戻す助けとなります。
あなたの心の不安が軽くなり、笑顔で過ごせる時間が少しずつ増えていきますように、東洋医学は応援しています。
多のう胞性卵巣症候群(PCOS)で悩まれるあなたに、… 全文を読む
子宮内膜症には漢方か鍼灸か?
「子宮内膜症」には漢方薬と鍼灸どちらを選ぶ?
子宮内膜症に悩むあなたへ、日々感じる痛みや不快感、それに伴う心の疲れは計り知れないものがあると思います。
病気と向き合いながら、生活や仕事、人間関係を頑張っているあなたの姿は、本当に尊いものです。
東洋医学の観点から言えば、
子宮内膜症は「瘀血(おけつ)」や「気滞(きたい)」といった体内の不調が関連していると考えられます。
この不調を改善するために、漢方薬や鍼灸は体質を整え、痛みを和らげ、体全体のバランスを取り戻す助けとなります。
あなたの痛みが少しでも和らぎ、心が軽くなる日が来ることを願っています。
そして、笑顔で過ごせる時間が少しずつ増えていきますように応援しています。… 全文を読む
生理不順には漢方か鍼灸か?
「生理不順」には漢方薬と鍼灸どちらを選ぶ?
生理不順でお悩みのあなたへ、心からのねぎらいの言葉をお届けします。
体調が安定しないとき、気持ちも不安定になりがちですが、そのような時こそ、自分を大切にすることが何より重要です。
体はあなたが思っている以上に、さまざまなサインを送っています。
生理不順は、一時的な問題ではなく何年もかけた慢性的な状態と考えます。
漢方や鍼灸は、体全体の調和を整えることを目指しています。
体を温め、血流を改善し、ホルモンバランス改善をサポートすることで、生理周期を正常に戻す手助けができます。
大切なのは、焦らずに自分のペースで治療を続けていくことです。… 全文を読む
不妊症には漢方か鍼灸か?
不妊に漢方と鍼灸どちらが良い?
不妊のお悩みのツラさやご不安がいかほどか、そしてそれを上回る努力と忍耐に心より敬意を表したいと思います。
当院もその気持ちに真摯に向き合います。
これまで試してきたこと、考え抜いてきた時間、そして前を向こうとされている姿勢は、とても素晴らしいものです。
お身体の状態やお気持ちに寄り添いながら、一緒に希望の一歩を進めていけたらと思います。
今回はそのような不妊で悩まれるあなたに、漢方薬と鍼灸はどちらがいいのかを説明しますが、最初に「結論」です。
それはズバリ『両方使うのが最善』です。
それだけだと身も蓋もないので、それぞれの良さを解説していきますね。… 全文を読む
漢方薬と鍼灸の違いと役割分担
鍼灸治療と漢方薬の違いと役割分担
東洋医学は、数千年の歴史を持つ伝統的な医療体系であり、その中核をなすのが鍼灸治療と漢方薬です。
これらはどちらも、単に症状を抑えるのではなく、体の内側からバランスを整え、自然治癒力を高めることを目的としています。
私たちの体は、西洋医学が臓器や部位ごとに細分化して捉えるのに対し、東洋医学では「気」「血」「水」といった概念や「陰陽五行」の考え方に基づき、全身のつながりや調和を重視します。
このホリスティックな視点こそが、鍼灸と漢方薬が多くの慢性的な不調や難病に対して有効とされる理由です。
今回は、鍼灸と漢方薬の違いと役割を説明し、両者をどう使っていくかについて書いてみます。
漢方薬の特徴と効果
漢方薬は、植物や鉱物などの天然素材を使い、体質や症状に応じて調合される薬です。… 全文を読む
コロナ後遺症と鍼灸治療
コロナ後遺症でお悩みの方へ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が拡大し、多くの方が罹患されました。
感染自体は治癒したものの、その後も様々な症状に悩まされる「後遺症」に苦しんでいる方が少なくありません。
倦怠感、記憶力低下、頭痛、咳、呼吸困難、関節痛、筋肉痛、不眠、乾燥肌、脱毛、嗅覚・味覚障害など、その症状は多岐に渡り、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。
とくに、疲労感や「ブレインフォグ」と呼ばれる思考力・集中力の低下、脱毛、味覚・嗅覚障害などは、メディアでも取り上げられることが多く、多くの方が不安を感じていることでしょう。
令和3年5月末時点の東京都病院経営本部のデータによると、
嗅覚異常:32%
倦怠感:27%… 全文を読む
中国の新型コロナ鍼灸対策マニュアル
中国での新型コロナへの鍼灸マニュアル
中国での医療は、西洋医学だけでなく東洋医学も多くの総合病院の中で実践されています。
今回の新型コロナウイルス感染症に対しても同様です。
その知見を踏まえ、中国針灸学会によって、新型コロナへの鍼灸治療の手引きが公表されました。
病院内で、西洋医学と併用して鍼灸施術をする状況にない日本の開業鍼灸師が、即、このまま新型コロナ患者さんに実践できる状況や内容ではないでしょう。
ただしかし、鍼灸が新型コロナにも応用可能であることを知っていただきたい目的と、その内容が「予防」や「回復」の際に役立つと思いますのでシェアします。… 全文を読む
後頭部の違和感がなかなか取れない人へ
後頭部の違和感のお悩みへの鍼灸
「最近、後頭部が重だるい…」「ズキズキ、締め付けられるような違和感が続く…」「肩や首のこりもひどくて、吐き気までしてきた…」
このような後頭部の違和感に悩まされていませんか?
病院で検査を受けてもとくに異常はなく、「肩こりからくるもの」「ストレスでしょう」と言われたものの、なかなか改善せず、困っている方もいるかもしれません。
この記事では、長年後頭部の違和感に悩んできた方に向けて、その原因と、鍼灸がどのように効果を発揮するのかを解説します。
さらに、当院の施術の特徴や、患者様の声もご紹介することで、後頭部の違和感でお悩みの方が、一歩踏み出すきっかけとなれば幸いです。