チョコレート嚢胞でお悩みの方に

まずは喜びの声をご覧ください。

そもそもチョコレート嚢胞とは

卵巣チョコレート嚢胞は子宮内膜症の一種で、卵巣嚢腫のひとつです。
子宮内膜症とは、本来なら子宮の内側にある子宮内膜という組織が、何らかの理由で子宮の内側以外の場所で増えてしまう病気です。

卵巣に飛び火した子宮内膜症と同じような組織は、子宮内膜と同じく女性ホルモンの影響を受けながら、生理周期にあわせて増殖や出血を繰り返します。
これが出口のない卵巣の中で繰り返されると、古い血液が卵巣にたまっていっぱいになってしまい、チョコレート色のどろどろしたのう胞になってしまうことから、チョコレートのう胞という名前がついています。
古い血液が卵巣にたまってしまうので、卵巣は腫れてしまいます。

チョコレート嚢胞は不妊の原因になる

チョコレート嚢胞ができるような体質自体が不妊の原因ともいえますが、嚢胞自体のデメリットもあります。

チョコレート嚢胞があると、なかなか自然排卵はしにくいようです。
嚢胞がない方の卵巣から排卵することが多いようです。

ただし、体外受精では、採卵のために卵巣を刺激してチョコレート嚢胞がある卵巣からも採卵はできます。

「卵の質」という点では、以前は「質を悪くする」と言われていましたが、最近では「質」に関してはそれほど問題視されていないようです。

もちろん、チョコレート嚢胞が大きくなり卵巣のスペースを占めてしまうと、採卵できる卵子は少なくなります。
また、せっかく卵が育っても、のう胞に隠れて採卵できないことが起こります。

東洋医学からみるチョコ嚢胞の原因

チョコレート嚢胞は、通常ではない場所に「異物」ができることですので、主な原因は「気血水の滞り」にあると考えます。

気(き)・血(けつ)・水(すい)のなかでも、月経に関するトラブルですので「血」にまつわる原因が一番です。
血液は身体のすみずみまで栄養や酸素を運び、また老廃物を排泄する大切な役割を担っています。
血液の流れが悪い状態を「瘀血(おけつ)」と呼びます。
チョコレート嚢胞は｢瘀血(おけつ)」が主原因であると考えられています。

ただし、どうして瘀血状態になってしまうのかには、もう一段根本の原因があります。
それが「エネルギー不足(体や心の疲れ)」、「気づまり」、「冷え」などです。
この根本の原因が改善しないことには、瘀血体質も改善されません。

自律神経とチョコレート嚢胞

チョコレート嚢胞があるということは、なにかカラダが出している異常のサインだと考えます。

当院での改善とは「婦人科系だけ」が目的ではなく「チョコレート嚢胞というサインがでているあなたの体質改善」が目的になると考えます。

カラダ、即ち体質に問題があるサインです。
体質改善で重要になるのが自律神経です。
(※東洋医学で言う「冷え体質」「ストレス体質」なども、言い換えれば「自律神経の乱れ」です）
自律神経系の働きを整えること＝婦人科系の働きも整う体、に近づきます。

自律神経を整え、チョコ嚢胞に対応することができるか？

自律神経の乱れの原因は「冷え」と「ストレス」と考えています。
当鍼灸院では、冷え対策とストレス対策に力を入れています。
全身からの鍼灸で自律神経の働きを整えることができます。

チョコレート嚢胞でお悩みの方へ一言

重点としては血流促進を重視した施術を行いますが、土台には先ほど書いた「瘀血の本当の原因を解消する」施術を行います。
たまっている古血や体液に対するお掃除力を高めるための施術です。

お腹のツボや仙骨部のツボに温灸など気持ちよい刺激をしますと、何回か治療を続ける間に、ひどい症状（生理痛など）はたいてい軽減します。
その他の症状の頭痛なども、血液が下腹部に集中することに起こるので、流れを良くする施術で改善されます。
むくみ（水分の貯留）なども鍼灸の得意とするところです。

生理トラブルをそのまま放っておくと、妊娠にも影響を及ぼしかねません。
西洋医学だけでなく鍼灸など東洋医学による治療を積極的に試してみてはいかがでしょうか。
西洋医学とは違った視点から治療しますので、西洋医学単独よりもより効果が高まると考えます。

鍼灸（東洋医学）は、症状の解決だけでなく体質改善を目指していますので、今あるつらさの改善はもちろん、今後の再発を防ぐことも可能です。

また、不妊などでお悩みの方の場合、体質を改善することで、よりお子さんを授かる確率の高い身体になると考えます。

このような施術の結果、多くのチョコレート嚢胞でお悩みの方のお手伝いをさせていただくことができました。
あなたのお悩みも当鍼灸院で全力でサポートいたします。

子宮内膜症への鍼灸の論文・研究

国内外の研究でも子宮内膜症の鍼灸灸は有効性を確かめられています。

『子宮内膜症の女性のための補完代替医療』

【内容】
子宮内膜症の治療法は進歩しているにもかかわらず、慢性炎症のためなかなか改善が難しい面もある。
そこで、子宮内膜症の痛みを緩和する補完代替医療を特定する。
調査されたのは、鍼治療、運動、電気療法、およびヨガであった。
結果として、多数の補完代替医療の治療法が用いられてきたが、鍼治療のみが有意な改善を示した。

当院でも、あなたの子宮内膜症を改善に導くために最大限の施術をさせていただきます。