「原因はストレスですね」で終わっちゃう西洋医学に鍼灸では…

ストレスと西洋医学

ストレスと東洋医学|鎌ヶ谷市(新鎌ヶ谷)の鍼灸院

「原因はストレスからですね」と言われてしまう可能性のある体の症状には以下のようなものがあります。

・片頭痛
・胃もたれ・便秘・下痢
・肩こり・腰痛
・動悸・めまい
・生理不順・生理痛
・疲れやすい・だるい
・寝つきが悪い・よく目を覚ます
…など。

もちろん、ストレス以外の原因で起こることもありますので、短絡的に全てがストレスが原因と言うつもりはありません。
検査などで分かることもありますので、西洋医学を受診するのは必要なステップです。

しかし、検査などをした結果そこに異常が認められないと、わりとよく聞くセリフ「ストレスからきてるんでしょうね」となります。

結果的に、ストレスからだろうが何だろうがツラさがラクになる方法があるなら良いですが、こう言われた時に西洋医学では解決方法はほとんどありません。
「原因はストレスだから何もできないけど、仕方ないよね」ということです。

もしくは心療内科などを紹介されることも考えられますが、そこまで精神的な症状はないので、そちらにはかからない人が多いです。

ここで西洋医学的なアプローチは手詰まりを迎えます。

ストレスと東洋医学(鍼灸)

ストレスと東洋医学

一方、東洋医学(鍼灸)では、ストレスで起こった症状は立派に(?)「異常な状態」「病的な状態」とみます。

全身を気血水が巡ることで健康になるという人体観がありますので、それに照らしてみるとストレス状態は「気が滞った」状態と判断できます。
とくに「肝気うつ」などと呼ばれる状態であれば、確固とした治療対象になる病態です。

「肝気うつ」の状態でよくある症状
・憂うつ
・情緒不安定
・お腹の張り
・くび肩こり
・食欲不振・膨満感
・頭痛
・月経不順

まさに先ほど見た症状とかぶっています。
こういう症状を治療する手段が東洋医学(鍼灸)にはあるのです。

また、現代医学風に言えばこういった症状は「自律神経失調症」です。

自律神経とは、内臓系(循環器・消化器・呼吸器など)をコントロールして、常に働き続けている神経です。
体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経があります。
その2つのバランスの異常が「自律神経の乱れ」です。
ストレスによって自律神経の働きが乱れると、体の器官にさまざまな不調が現われます。
これなんかもまさに同じ状態を説明していますね。

「自律神経の失調」と「気が滞る」のは似ています。
気を巡らせる作用が鍼灸にはあるので、結果、鍼灸は自律神経の乱れに有効です。

ツボ(経穴)で言うと、「太衝」「陽陵泉」「合谷」「内関」「百会」「風池」「隔兪」「肝兪」「胆兪」など、自律神経失調を整えるのによいツボが全身にあります。

気のめぐりが良くなると、コリ・張りがラクになります。
カラダの硬さがフワッとほどけると、ココロにも余裕ができます。
ストレスに対抗する力もついてきます。
そうやってジワジワと自己治癒能力を高めていこう、というのが鍼灸(=東洋医学)の狙いです。

病院で「ストレスからきているんでしょうね(、出来ることはありません)」「自律神経が乱れているんでしょうね(、出来ることはありません)」と言われてしまってもあきらめないでください。
鍼灸にはできることがあります。
ご活用ください。