8月の不調と東洋医学|夏こそ冷え対策?
8月の不調と東洋医学的な対処法

こんにちは。鎌ケ谷市で鍼とお灸の専門院を営んでおります、院長の飯川です。
8月に入り、屋外は連日猛暑が続いています。
しかし、一歩オフィスやスーパーに入ると、冷蔵庫のように冷房が効いていますよね。
8月になると、
・足先が冷える
・お腹が冷たい
・生理痛がひどくなる
・体がだるい
・寝ても疲れが取れない
…といった不調を訴える30代から50代の働く女性から、こうしたご相談が増えます。
じつは、婦人科系(生理不順、子宮筋腫、子宮内膜症、不妊など)のお悩みを抱える方にとって、「夏の冷え対策」は冬以上に重要です。
「真夏なのに冷え?」
そう思われるかもしれません。
しかし実際には、当院でも夏の冷えに悩む女性は少なくありません。
東洋医学では、「夏の冷えは冬以上に体へ悪影響を及ぼすことがある」と考えます。
今回は、冷房による不調と婦人科疾患との関係について、東洋医学の視点から解説します。
「頭熱足寒(ずねつそっかん)」は不調の始まり
外は猛暑、室内は冷房…現代人の夏は、冷えとの戦いです。
東洋医学では、健康な状態を「頭寒足熱(ずかんそくねつ=頭が涼しく、足元が温かい)」と表現します。
しかし、冷たい空気は下に溜まるため、冷房の効いた室内では足元が極端に冷やされます。
一方で、仕事のストレスやパソコン作業で脳が興奮すると、熱(気)は頭へとのぼります。
これにより、理想とは真逆の「上熱下寒(頭が熱く、足が冷たい)」という最悪のバランスが生じます。
さらに、猛暑の屋外と冷房の効いた室内の「激しい寒暖差」を1日に何度も繰り返すことで、体温を調整する自律神経(交感神経と副交感神経)がパニックを起こし、めまい、動悸、強い倦怠感を引き起こすのです。
冷たい飲み物がお腹を冷やす
夏は、冷たいお茶、アイスコーヒー、アイスクリーム、冷えたジュースを摂る機会が増えます。
しかし東洋医学では、『冷たい飲食物は「脾胃(ひい)」の働きを弱らせる』と考えます。
胃腸が冷えると、
・消化機能低下
・むくみ
・食欲不振
・倦怠感
…が起こりやすくなります。
さらに体の深部まで冷えが及ぶと、『骨盤内の血流』にも影響を与えます。
婦人科疾患と冷えの深い関係
東洋医学では、血液の巡りが悪くなった状態を『瘀血(おけつ)』と呼びます。
冷えによって血流が滞ると、瘀血が生じやすくなります。
瘀血は
・生理痛
・生理不順
・子宮筋腫
・子宮内膜症
・不妊症
…などの婦人科系トラブルと深く関係すると考えられています。
実際に当院でも、婦人科疾患で来院される方の多くに「下腹部の冷え」「手足の冷え」「血流不良」がみられます。
そのため、婦人科疾患の改善には「夏の冷え対策が非常に重要」と考えています。
8月の養生法
お腹と足を温める
夏こそ温活が大切です。
・おへその下
・足首
・ふくらはぎ
…を冷やさないようにしましょう。
冷房の効いた室内では、薄手の靴下や腹巻きもおすすめです。
温かい飲み物を摂る
常温または温かい飲み物を意識しましょう。
胃腸が温まることで、体全体の巡りも良くなります。
冷房温度を調整する
理想は外気温との差を大きくし過ぎないことです。
冷風が直接足元に当たる場合は、ひざ掛けやレッグウォーマーを活用しましょう。
この時期の不調に効く代表的なツボ3選
以上のような生活を心がけても改善が遅い場合は、ツボ刺激なども効果的です。
8月の不調に特に効果的なツボを3つ厳選しました。
自宅で軽く押したり、セルフお灸をするのに活用ください。
■三陰交(さんいんこう)
内くるぶしのいちばん高いところに小指をおき、指幅4本そろえて、人さし指があたっているところが三陰交です。
【効能】
下半身の冷え改善
血流を整える
生理痛の緩和
生理不順の改善サポート
婦人科系の体調管理
むくみ対策
■血海(けっかい)
膝の内側、膝のお皿より指3本分上にあります。
【効能】
活血作用
瘀血改善
生理痛の緩和
子宮周辺の血流改善
冷えによる不調の改善
■関元(かんげん)
指幅4本をそろえて人さし指をおへそにおき、小指があたっているところ。
【効能】
お腹を温める
骨盤内の血流改善
冷え性改善
生理不順のサポート
不妊治療の補助
気力回復
これらのツボをセルフケアのお灸やツボ押し刺激すると、下半身の冷えと血流が促進され、体が軽く元気になります。
当院のアプローチ
当院には、
・不妊治療
・生理不順
・子宮筋腫
・子宮内膜症
・冷え性
…でお悩みの方が多く来院されています。
骨盤内の奥深くで凝り固まった「瘀血」や内臓の冷えは、表面の筋肉を揉むだけのマッサージや整体では、根本的に改善することが困難です。
当院は、千葉県でも数少ない「鍼とお灸の専門院」です。
マッサージ等は一切行わず、東洋医学の理論に基づき、脈・舌・お腹の状態からあなたの体質を正確に判別します。
東洋医学では、脈や舌、お腹の状態を丁寧に確認し、体質を見極めながら施術を行います。
また、
婦人科疾患に強い当院独自の「お腹と仙骨への温かいアプローチ」を取り入れています。
骨盤周囲の血流を促し、冷えや瘀血の改善を目指します。
鍼は0.16mmの細い鍼を使用しており、「思ったより全然痛くなかった」という声を多くいただいています。
初めて鍼灸を受ける方も安心してご相談ください。

