何となく落ち着かない時のツボ
何となく落ち着かない
心が何となく落ち着かない時ってありますよね。
とくに原因となるようなはっきりしたものはなく、ココロの病気というほど大げさでもないけど、何となく心ここにあらずのような時が…。
これじつは「慢性のイライラ」が原因です。
弱いイライラや気づまりが常時あることで、知らず知らずに何となく落ち着かないという症状になるのです。
神経が過敏になっている方に多いです。
このような人には、イライラしやすかったり、夜中に何度も目が覚めてしまうなどの症状もあるかもしれません。
慢性のイライラは「肝(かん)」へのケアを
東洋医学では、イライラは肝(かん)の働きが弱るから起こるとされます。
ストレスなどで気持ちが詰まるとイライラや落ち込み、お腹の張りなどが起きやすくなります。
これらはみな「肝」の働きがうまくいっていないサインです。
何となく落ち着かないのも、肝を落ち着かせ気持ちを整えることで解消しましょう。
肝が穏やかになるセルフケアを紹介します。
生活リズムを整える
不規則なリズムはどうしても心身のバランスを乱します。
なるべく同じような時間帯に起きて、活動し、夜も同じような時間帯に就寝するのがおススメです。
とくに起きる時間を一定に保つことは大切です。
可能であれば、明るい時間帯に活動して・暗い時間帯には休息するのがベストです。
軽い運動
身体を動かさないと気は巡りません。
気が巡らないと体も心もどんどん固くなってしまいます。
ウォーキングなど、気持ち良いと感じられる運動を取り入れてみてください。
もしくは家でできるストレッチなどもおススメです。
深呼吸
呼吸が浅くなりがちですので、深呼吸もおススメです。
方法は、
1・息を吐ききる。
2・鼻からゆっくりと肺いっぱいに息を吸い込む。
※息を吸うことに意識を集中します。
※お腹を数センチ膨らませるように行います。
3・吸うときの倍くらいの時間をかけるイメージで、口から息をスーッと吐く。
4・このサイクルを5回程度、繰り返す。
話す・書く
親しい人や信頼できる人に、日ごろから自分の気持ちを話して溜めこまないようにしておくのもおススメです。
もしくは、日記のような形で日々の思いを書くことで、思いを発散できます。
慢性のイライラに効くツボ
【セルフケアのツボ押し】
・押しやすい指を使って、強く刺激せず、ゆっくり圧を加える。
・イタ気持ちいいくらいの強さで。
・刺激の方法はギュッギュッと押しても、じわ~と圧をかけても、ゆっくり円を描くように刺激してもかまいません。
・毎日行うことでゆっくり変化を感じます。
太衝(たいしょう)
足の甲にあります。
足の親指と人差し指の骨が交わる所です。
合谷(ごうこく)
親指と人さし指の骨がまじわったところから、やや人さし指よりのへこみが合谷です。
風池(ふうち)
首の後ろの左右のスジに指をおき、指をすり上げていきます。髪の生え際まできたら、左右外側のくぼみでいちばんへこんでいるところが風池です。
膻中(だんちゅう)
胸のツボ。体の真ん中のラインと左右の乳首を結んだラインが重なるところ。
まとめ
何となく落ち着かない時は、原因がはっきりしていなくても「慢性のイライラ」が形になって表れた時だとみてください。
心をノビノビさせることが何より大切です。
体も心もコリコリになっているとイメージしていただくと良いでしょう。
これらを緩めるようにリラックスさせましょう。
何も考えず十分な睡眠をとることもよいですね。
リズムを整えつつ、たくさん寝てください。
それに加え、ツボ押しなどセルフケアをしてみて欲しいです。
ただし、
慢性化した心や体のコリは、セルフケアだけではなかなか改善が難しいものです。
その際は鍼灸院での本格的な施術を受けて、体質改善することもおススメです。
関心があれば活用してみてください。