男性不妊
精子では運動率・奇形率・濃度よりも○○が大事
精子のデータで重要なのは?
赤ちゃんを望む夫婦がなかなか授からずに悩み、奥さまのみが不妊治療を続けることも少なくありません。
そして数年後、夫の精子に異常があったことが検査によりようやく分かるというケースもあります。
最近ではこういった「男性不妊」の認知も進んできた印象ですが、やはり結婚から数年経過していたり、年齢では35歳を超えた男性が検査を受けることが多いといいます。
妊娠・出産は夫婦の共同作業です。
お子さんを望まれたら、まずは男性もきちんと病院で検査を受けることをおススメします。
今回は、精液検査の項目中で重要な要素が分かった、という研究結果について書きます。… 全文を読む
勃起不全(ED)とバイアグラと鍼灸
勃起不全(ED)とバイアグラ
勃起不全(ED)とは、「陰茎が勃起しないもしくは維持できないため満足に性交の行えないこと」です。
日本性機能学会では「通常性交のチャンスの75%以上で性交が行えない状態」とされています。
「バイアグラ」ができてからは積極的に治療できるようになりつつあります。
正常な性行為を行えないことから広義の「男性不妊症」とみられますが、人工授精などで治療可能です。
EDの治療薬の代名詞「バイアグラ」ですが、全身の血管拡張作用があります。
服用後30~40分後くらいで効果とともに、顔のほてりや目の充血がほ9割以上の方にでます。
お酒を飲んだ時のような「顔のほてり」「目の充血」の他に、「頭痛」「動悸」「鼻づまり」や「光過敏」などもあります。… 全文を読む
勃起するチカラを向上させる
仙骨部への鍼通電刺激が勃起機能を向上させる
勃起障害に対して仙骨部にある「中髎穴(BL33)」への鍼治療が有効であると言われているが、どうしてなのかは分かっていませんでした。
伝統的な東洋医学(鍼灸)では、仙骨辺りのツボには「生殖器系に効かすことができる」と言われています。
これは男女関係なく、女性の婦人科系の不調にも仙骨辺りのツボは必須です。
今回、麻酔下のラットの陰茎海綿体内圧を指標に、中髎穴への鍼通電刺激が勃起機能にどのように作用するのかの研究を紹介します。
『仙骨部への鍼通電刺激が麻酔下ラットの勃起機能に及ぼす影響』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsam/66/1/66_14/_article/-char/ja
【要約】… 全文を読む
男性不妊症~あなたの精子の増やし方
あなたの精子の増やし方
会社でのストレス・過労、家での家事など、現代は女性だけでなく男性も忙しくストレスフルな日々です。
また晩婚化も進み、以前よりも年齢が進んだ段階で結婚し、子供を望む人も増えてきました。
女性は生理(月経)というカタチで生殖器系のコンディションを知ることができますが、男性はそれが分かりません。
分からないから問題ないと思われがちですが、加齢や生活習慣からくる精子の劣化は少なからずある、と言うのが最近の研究結果です。
男性側に不妊の原因があるケースは、もはや珍しいことではありません。
「不妊」の原因は48パーセント男性にもあると言われています。
そう、半分です。… 全文を読む
男性不妊と精力減退の3タイプとは?
男性不妊と精力減退の3タイプ
男性不妊症に対しては、西洋医学的治療では有効な治療は確立されていなません。
その一方、東洋医学では男性不妊の源である「精(せい)」を補うツボや漢方薬など、男性不妊症に対して経験的にも有効な方法を持っています。
WHOの調査から不妊症の原因を男女別で見てゆくと「男性のみに原因」は約25%、「女性のみに原因」は約40%、「男女両方に原因」は約25%、そして残り10%は原因不明という内訳になっています。
このデータから男性が関係している不妊症は半数の約50%にのぼることがわかります。
つまり不妊は「女性だけの問題」として取り組むのではなく、「男性も問題」もしくは「夫婦が協力して解決すべき問題」といえるかと思います。
男性不妊の中でも、精力減退があります。
性生活の回数が非常に少ない夫婦が少なくありません。この大きな原因になっているのが精力減退です。… 全文を読む