受験生の風邪予防に自宅お灸はいかが?
受験生の風邪(インフル)予防に自宅お灸はいかが?
風邪に負けない身体づくり
受験というのはストレスが溜まりますよね。
高校受験・大学受験など、10代の受験生としては一生を左右するような気持ちにもなるでしょう。
(※でも人生はこれだけで決まらないので大丈夫ですよ!!)
今まで努力してきた時間は裏切らないはずです。
頭にしっかりと刻まれているはずです。
しかし、受験期はまさに風邪の季節。
インフルエンザも流行します。
胃腸の風邪も流行します。
風邪をひいて能力を発揮できないのは非常に悔しいですよね。
大事になるは「予防」です。
風邪をひかないためには、免疫力を維持することです。
そのためには心身の余力が大事ですので、生活リズム・睡眠時間・食事・ストレスなどに気をつけたいです。
・起きる時間を一定にしてしっかり体内時計を毎日リセットしましょう。
・(短くなりがちでしょうが、)なるべくしっかり寝ましょう。
・「お腹がすいたら食べる」が基本です。間食などは控えめに。とくに甘いものは減らしたい。
・受験ストレスはありますので、その他のストレスを減らす=少しでもリラックスタイムを持つ。
…以上、簡単にですが日常生活のアドバイスです。
生活習慣が一番重要です。
鍼灸は風邪予防に良い研究
『かぜ症候群の予防に対する鍼治療の有効性』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsam/59/4/59_4_416/_article/-char/ja
【要約】
鍼治療によるかぜ症候群の予防効果について調査した。
患者215名にアンケートを行った。
内容は鍼治療を始めてから 「かぜをひきにくくなった」「変わらない」 「かぜをひきやすくなった」 とした。
結果、「かぜをひきにくくなった」 と回答した人の割合は63.4%。
継続期間別では2年以下が45.9%、2年以上4年未満は63.3%、4年以上で82.8%であった。
結論。鍼治療はかぜ症候群の予防に対する有効な一手段である可能性が示唆された。
また、鍼治療を長期に継続するほど「かぜをひきにくくなった」 と回答した人の割合が増加したことから鍼治療を長期に継続することで予防効果が高まることが認められた。
当院の考察
この論文で大事なのは「鍼治療は風邪予防に役立つ」ということ。
そして、「鍼治療に長く通っている方が効果が出る」ということです。
結局、鍼灸治療は体質改善です。
風邪のひきやすいタイプは「ストレス型」「虚弱型」「自律神経失調型」などがありますが、それらを良い方向に向かわせるには時間があればあるだけ有利です。
1ヶ月の施術では効き目が弱いけど3ヶ月だったら効く、とかそういうことです。
受験生だから、受験の直前だけ「カラダに良いこと」すれば良いって訳ではありません。
健康診断の前だけお酒を控えるのに似ていますね(苦笑)
カラダ作りはできるだけ早めから始めるとよいです、ということ。
自宅でのお灸のススメ
受験生に勧めたいのは「セルフお灸」です。
・素人でも安全に家でできるタイプのお灸あります。
・毎日5分程度。
・腕と足だから自分でもできる。
・刺激感はあるものの熱くはないので続けやすい。
結果として、
・受験前の時期に心身のコンディションがよく追い上げができる。
・冬の手足の冷えにも効く。
・当日まで体の免疫を保つので風邪をひかずに受験に臨める。
お試しあれ(^^)/
ツボに関しては、一番よいのは鍼灸院で適したツボを教えてもらうことです。
当院でもツボ取りをしております。
ぜひどうぞ。
これを書いたのは夏ですが、今から始めるとちょうど半年。
まさに始めるにはベストタイミングです!
※もちろん、受験前になってからでも大丈夫です(笑)