患者さんの声で分かる|自律神経の乱れが鍼灸でどう変化するのか

患者さんの声で分かる|自律神経失調症と鍼灸

患者さんの声と自律神経・写真1

「なんだか調子が悪い。でも病院の検査では異常なし」
こんな経験はありませんか?

それはもしかすると自律神経の乱れによるものかもしれません。
自律神経は、呼吸・体温・内臓の働きなどを24時間休まず調整してくれている“体の司令塔”です。

ところが、ストレスや不規則な生活、過労などが続くと、そのバランスが崩れ、さまざまな不調となって現れます。

代表的な症状には以下のようなものがあります:

・めまい

・動悸

・不眠

・頭痛

・慢性的なだるさ

・胃腸の不調

・イライラや不安感

これらは一見バラバラな症状に見えても、根本原因が「自律神経の乱れ」であることも少なくありません。

今回は、自律神経失調症の患者さんが、実際に鍼灸を受けて、どういう変化があったかを交えて、自律神経の乱れへの鍼灸についてお話しします

どうして自律神経が乱れるの?

自律神経は「交感神経(活動)」と「副交感神経(休息)」という2つの神経がバランスを取りながら働いています。

現代社会では、自律神経のバランスを崩しやすい要因に囲まれています。主な原因として挙げられるのは、以下の3つです。

■ストレス
仕事や人間関係、子育て、将来への不安など、私たちの身の回りにはさまざまなストレスが存在します。
適度なストレスは成長の原動力にもなりますが、過度なストレスや慢性的なストレスは、交感神経を常に優位な状態に保ち、心身を緊張させ続けます。
これにより、自律神経のバランスが崩れ、心身に不調をきたしやすくなります。

■生活習慣の乱れ
不規則な睡眠、偏った食生活、運動不足、カフェインやアルコールの過剰摂取なども自律神経の乱れに大きく影響します。
夜更かしやスマートフォンの使いすぎによる睡眠不足は、副交感神経が十分に働かず、体の回復を妨げてしまいます。
また、冷たいものの摂りすぎや体を冷やす服装も、体の巡りを悪くし、自律神経に負担をかけます。

■ホルモンバランスの変化
女性の場合、生理周期や妊娠、更年期など、ホルモンバランスが大きく変化する時期に自律神経の乱れを感じやすくなります。
更年期は、女性ホルモンの分泌が急激に減少することで、自律神経のバランスが崩れ、めまいや動悸、ホットフラッシュといった症状が現れることがあります。

これらの要因が複雑に絡み合い、自律神経の乱れを引き起こします。
現代を生きる私たちは、意識的に自律神経のバランスを整えるケアが必要不可欠です。

西洋医学では「異常なし」と言われた方へ

「体調が悪いのに、病院の検査ではどこも異常がないと言われた」「気のせいだと言われてしまった」。

そんな経験はありませんか?

西洋医学は、病気の原因を特定し、それに対して薬や手術でアプローチすることに長けていますが、画像診断や血液検査に現れない“未病”の状態や、自律神経の乱れからくる不定愁訴に対しては、アプローチが難しい場合もあります。

東洋医学(鍼灸)は、この「検査では見えない体の不調」にこそ真価を発揮します

東洋医学では、病気とは診断されないけれど、なんとなく感じる体の不調を「未病」ととらえ、その段階で体のバランスを整えることを重視します。

私たちは、脈や舌、お腹の状態を丁寧に診ることで、あなたの体の「気・血・水」の巡りや「陰陽」のバランスなど、全身の状態を総合的に判断します。
そして、表面的な症状だけでなく、その症状がなぜ起きているのかという根本原因を探り出し、本来持っている自然治癒力を高めることを目指します。

薬に頼らず、ご自身の体の力で不調を乗り越えたいと考えている方にとって、鍼灸は有効な選択肢となるでしょう。

では実際に、鍼灸を受けた患者さんの声をご紹介しましょう。

【50代女性】患者さんの声①

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「めまいが続いて不安でしたが、施術後はスッと軽くなりました」

50代女性の患者さん。
3ヶ月ほど前から、立ち上がったときや朝の洗顔時にふわっとしためまいを感じるようになり、内科や耳鼻科を受診したものの「異常なし」。

処方された薬も効果が薄く、不安な日々が続いていました。

初回の施術後、「あれ?頭がすっきりしてる」と実感。
8回目には、朝のめまいがほとんど出なくなり、表情も明るくなりました。

【40代女性】患者さんの声②

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「動悸と不眠に悩んでいたのに、今では朝までぐっすり眠れます」

40代女性。
夜中に何度も目が覚め、胸がドキドキする感覚が続いていました。

心療内科で安定剤を処方されたものの、根本的な改善には至らず、来院。

鍼灸では、とくに「肝(かん)」と「心(しん)」のバランスを重視しながら施術。

副交感神経を優位にするツボを丁寧に刺激したところ、4回目以降から睡眠が深くなり、動悸も軽減。

鍼灸は現在も継続中で、「薬を手放せるかもしれない」と前向きなお声をいただいています。

【30代女性】患者さんの声③

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「心も体も落ち着いて、仕事や家事に前向きになれました」

30代女性。
慢性的な疲労感と集中力の低下に悩み、「いつもボーっとしてやる気が出ない」と訴えていました。
午後になると何もしたくなくなり、家事や育児がつらかったとのこと。

全身の気の巡りを整える施術を行い、とくに「気虚(ききょ)」と呼ばれるエネルギー不足に着目。

週1回のペースで10回施術を続けたところ、気持ちも前向きになり、「仕事に復帰したい」という気持ちも出てきたそうです。

東洋医学からみた“自律神経失調症”のとらえ方

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西洋医学では「自律神経失調症」と診断される症状も、東洋医学ではその方の体質と、体内で巡る「気(エネルギー)・血(血液)・水(体液)」のバランス、そして「陰陽(体の機能や性質のバランス)」の乱れとしてとらえます。

例えば、ストレス過多で交感神経が優位になりやすい方は、「肝」の働きが滞り「気」の流れが滞っていると考えたり、冷えが強くめまいを訴える方は、「腎」の機能が低下し、「水」の巡りが悪くなっていると判断したりします。

代表的なものは以下の通りです。

■気滞(きたい)
気の巡りが滞る(ストレスによるイライラ、張った感じ)

■気虚(ききょ)
気のエネルギーが不足(だるい、疲れやすい)

■血虚(けっきょ)
血の栄養が不足(不眠、動悸、不安感)

■陰虚(いんきょ)
体の潤い(水)が不足(のぼせ、寝汗、喉の渇き)

当院では、単に症状を抑えるのではなく、これらのバランスの乱れを根本から整えることを目指します。

例えば、体の冷えが強い方にはお灸で温め、気の巡りが滞っている方には、気の流れを促すツボに鍼をすることで、本来の体の状態を取り戻していきます。

東洋医学的な視点からあなたの体質を見極め、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術を行うことで、根本的な体質改善を促し、自律神経の乱れを解消へと導きます

当院の鍼灸では、どのように治療するのか?

当院ではまず、問診・脈診・舌診・腹診を通じて、体質と症状の背景をしっかりと把握します。

これらの情報をもとに、あなたの体質を正確に判別し、その体質に合わせた最適なツボ(経穴)を選び、鍼とお灸を施します。

・緊張している神経をゆるめるツボ

・血流やエネルギーの流れを促すツボ

・睡眠や自律神経を整える経絡

…などを使い、患者さん一人ひとりに合わせた施術を行います。

使用する鍼は、髪の毛よりも細い0.16mmの極細鍼で、ほとんど痛みを感じません。
お灸も、棒灸、点灸、台座灸など多様な種類を使い分け、心地よい温かさで体を芯から温めます。

部分的な症状だけでなく、全身のツボを使って体全体にアプローチすることで、自律神経のバランスを整え、根本的な体質改善を目指します。

施術中も、患者さんの状態を常に確認し、必要に応じて説明を加えながら、安心して施術を受けていただけるよう心がけています。

施術を受けた方の“共通する変化”とは?

患者さんからよくいただく声には、以下のような変化があります。

・手足がポカポカしてくる

・呼吸が深くなった

・ぐっすり眠れるようになった

・気持ちが落ち着いている

・何事にも前向きになれるようになった

これらは、体が「緊張モード(交感神経優位)」から、「休息モード(副交感神経優位)」へと切り替わったサイン。

つまり、自律神経のバランスが整いはじめている証拠なのです。

もしあなたが、「なんとなく不調だけど、どこに相談すればいいか分からない」とお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。

■鍼は痛くありません

■お灸は心地よく温かい刺激です

■無理な施術や勧誘は一切なし

■初回は丁寧にカウンセリングいたします

自律神経の乱れは放っておくと慢性化し、心身に大きな影響を及ぼします。
早めのケアで、元気な自分を取り戻していきましょう。

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自律神経失調症