交通事故の自動車保険で鍼灸治療をうける方法

自動車事故と鍼灸

交通事故の自動車保険を使った鍼灸の受け方

不幸にも自動車の事故に関係してしまったら…。
体のツラさを、どこでどう整えるかは、あなたが選べます。

頚椎捻挫(むち打ち)・捻挫・打撲・腰痛など、交通事故にまつわるさまざまな症状に、鍼灸は試す価値のある施術です。

交通事故では、病院(整形外科)や整骨院にかかる費用は通常、保険会社から支払われます。
当鍼灸院に関しても同じように窓口での自己負担金なしで施術を受けることもできます

ここではむち打ちなどに鍼灸がどう良いのか、そして自動車保険を使った鍼灸を受けるための方法を書きます。

自動車事故でのツラさと鍼灸

自動車事故でむち打ちなどで悩まれる人が行く場所の多くは病院(整形外科)や整骨院ではないでしょうか。
もちろん、それらの場所で改善していけばそれでよいと思います。
ただし、なかなか治りが悪いなどで「もっと他に良い方法はないか?」と思われた時には鍼灸を試してほしいです。

鍼灸をお勧めする理由を三つ挙げてみます。

事故で傷んだ患部を直接刺激

鍼灸は、事故で傷んでしまった患部に直接働きかけることができます。
皮膚表面からでは届かない、奥の方の損傷部位に直接刺激をおくることができます。

その結果、痛みの緩和・血流促進・コリの改善・動きの改善などの効果が見込めます。

全身から治癒力を向上させる

首肩「だけ」でなく、全身の経絡というエネルギーのネットワークから治療を組み立てるのが鍼灸治療の最大の特徴です。

腕や足に首や肩に効くツボがあるということで、そういう効果的なツボを全身よりセレクトして施術に当たります。
おつらい部分だけに行う治療よりも最大限効果を出します。

医療保険も適応している=国のお墨付き

現在、鍼灸治療は6つの疾患に対して「医療保険(保険証の保険)」が使えます。
事前に医師の同意書が必要であることと治療費が限定されていることなど、病院で使う保険より制限が多いですが「医療保険が使える施術」であることには変わりありません。

その6疾患の中には「頸椎捻挫後遺症(むち打ち)」があります。
つまり、国としても「むち打ちに鍼灸は保険適応にふさわしい」と認めていることになります。

自動車保険を使った鍼灸の受け方

自動車保険の使い方
鍼灸治療を受ける時に、自動車保険が使えます。
自賠責保険も任意保険も適応です。
適応になれば患者様のお支払いはありません、安心して通院してください。

まずは「事故後の症状のために鍼灸院へかかりたい」と保険担当者へご相談ください
※手続き等は各保険会社により異なります。

保険会社によっては、最初に受診した医師の「同意書」を求められることもあります。
ただし厳密に言えば、医師の同意も本来必要ありません。
あなたが受けたいという意思表示をするだけで保険は使えるはずです。
※ただし円滑に保険適応したい場合、医師に同意書を書いてくれるよう頼んでみて、すんなり書いてくれるならその方がスムーズに鍼灸を始められると思います。

■適応後は、保険会社と鍼灸院だけでやり取りするケースもあれば、書類の受け渡しは患者さんを通す場合もあります。
そのあたりは保険会社ごとによって異なりますので、保険担当者より流れを聞いておいてください。

■病院の治療との併用も問題ありません。
複数の手段を用いて早く治りましょう!

■交通事故後しばらくの期間たつと、症状が残っていても示談(保険終了)となることがあります。
かりにその後、鍼灸を受ける際は自費となります。
示談までの期間は、症状や保険会社の判断によっても異なります。

以上、鍼灸院での自動車保険の使い方についてでした。
自動車保険での鍼灸治療を検討されているようでしたら、まずは保険担当者に「鍼灸院で保険を使いたい!」とご連絡してみてください。
その後、鍼灸院にお問い合わせください。