わいせつ行為と必要な施術と鍼灸院

わいせつ行為、絶対ダメ!

わいせつ行為は絶対ダメ
わいせつ行為で近所の鍼灸院の鍼灸師さんが逮捕されました。
(近所ですが面識はない方です。)
ちなみにまだ容疑段階ですから、本当のところがどうなのかはまだ不明です。
…なので、
この件そのものをどうこう論じることはありません。

ただ、それに触発され、
当院の考える「鍼灸院とわいせつ行為」について書いてみました

ちなみに、
わいせつ行為として認定され得るような行為は「犯罪」ですし、患者さんとの「信頼関係を完璧に損なうもの」ですので絶対ダメ!です。

イヤなことはしないのが当たり前

イヤなことはしない鍼灸
まず大前提は倫理観だとは思います。
性的なことに限らず「患者さんがイヤなことはしない」という基本法則ではないでしょうか。
「イヤなこと」の範囲や認識も人それぞれ多様だと思いますが、大まかなラインというのはある気がします。

たとえば施術の際に、
下着だけになる → 不要
裸になる → もっと不要
際どい部分に施術 → 不要
イヤだと言うこと → 不要
…と考えます。

当院では、
◎着てきていただいた服のままで施術します。
◎際どい部分への施術はしません。
◎必ず声をかけながら施術します。

もちろん鍼灸院側からこのようなアナウンスをしても、正直、最後は信頼関係になってしまうとは思います。
信じてもらうしかない、ということです。

女性スタッフを置く

女性鍼灸師
倫理観の基礎の次に、
複数スタッフが同時にいるような環境を作れたらよい、という考えもあるでしょう。
男性院長と女性スタッフがいるような環境です。
そうであれば安心してもらいやすいでしょう。

ただし、
鍼灸業界は「ひとり鍼灸院(施術者一人だけでやっている院)」が多いのが現状です。
当院もひとり鍼灸院です。
ひとり鍼灸院である理由は経営方針の問題や売上規模の問題や労務事務の手間の問題など様々あります。
わいせつ行為対策には「女性ひとり鍼灸院」がおススメになります。

まとめると、
男性院長のひとり鍼灸院はイヤだなと感じ「女性スタッフがいる鍼灸院の方が安心できる」と思われたら、やはりそういった鍼灸院さんを選択されることをお勧めします
女性鍼灸師さんの院であるとか、複数のスタッフ(男女)がいる院さんもあります。

施術する場所(妊活の場合)

施術エリア
妊活鍼灸の場合、婦人科系という場所柄どうしても下腹部や腰も施術エリアになります。
腕や足などに比べ、一般的には「際どい」と思われる場所でしょう。

施術エリアとしてどこまでがセーフ(一般的に認められる)で、どこまでがアウト(一般的には認められない)なのかは、おそらく鍼灸師でさえ明確に区別できないと考えます。

ですので、当院でのケースを書いておきます。

まず下腹部です。
下腹部の施術エリア
下着を脱ぐなんてことはありません。
多くの場合、手の4本指(親指以外)をそろえておヘソにあてて、一番下になるところくらいが「下」でしょうか。
ですので、下着を少し下げさせてはいただきます。

そして腰です。
腰の施術エリア
腰も同様に下着を少し下げた状態で出るエリアになります。
尾骨はでないです。骨盤の上半分くらいでしょうか。

お腹も腰も、このエリアには、婦人科に良いツボが多くそろっているので使う頻度は高いです。
良いツボなので選択しますが、不快な思いのないような場所に、お声をかけながら施術していきたいと考えています。

まとめ

信頼ある鍼灸院を目指して
わいせつ行為はそもそも絶対的なNGです。

わいせつ行為を避けるために出来ることは何だろうか?となれば、一番良いのは「女性鍼灸師のいる院を選ぶ」ことでしょう。
ベストは、女性ひとり鍼灸院や女性のみ複数いる院です。
また男女混合の院でも、同時に院内に女性がいれば安心感は増しますよね。

当院のように男性ひとり鍼灸院の場合は「最終的には信頼してもらうしかない」という話になります

その中で、当院では「服は着たまま」「際どいところの施術はしない」「声掛けする」「コミュニケーションを重視する」という事を訴えていくしかないです。

世の中の男性鍼灸師は、マジメで倫理観のしっかりした方たちがほとんどです。
基本的には安心してほしいと思いますが、どうしても実際に事件になるケースもあります。
悲しいことです。

まずは初回行ったときに「信頼できるかどうか?」「不快にならないかどうか?」をチェックしてください
そこで「うん?」と疑問に感じることがあれば、二度は行かないという選択をしてください。

安心して通えるかどうか、は効果にもつながる大きな要素だと考えます。

当院でも、いらっしゃる方皆さんに安心して通ってほしいと願っています。