2019年1月31日 / 最終更新日 : 2021年10月1日 ほっとばらんす院長 鍼灸の施術と技術レジェンド鍼灸師が語る「灸と鍼」 レジェンド鍼灸師が語る 『間中喜雄博士の灸とハリ』(間中喜雄・著)。 昭和46年初版(53年増補)を読みました。 専門書ではなく一般書だからこその、フランクな書きっぷりで興味深く読みましたのでご紹介します。間中喜雄先生は昭和を代表する鍼灸の先生です。 医師でありながら東洋医学(鍼灸)にも深い理解があり、ご活躍中には鍼灸業界の中心的人物だった先生です。鍼灸との出会い間中先生は西洋医師でありながら鍼灸をするのですが、まず、「なぜ鍼灸をするようになったか」という話から始まります。… 全文を読む
2018年4月2日 / 最終更新日 : 2020年10月6日 ほっとばらんす院長 鍼灸の施術と技術鍼灸専門書の読み方 鍼灸専門書の読み方この場合の本とは「古典」ではありません。 近現代の鍼灸師が書いた書籍についてです。内容はいろいろありますが、序論(はじめに)、総論(概要)、各論(本編)という流れが多いです。メインは各論です。 たとえば弁証論治についての本なら「肺気虚は○○穴と△△穴で治す」みたいなのがズラズラ書いてある部分。 ページ数も一番あって知りたい重要部分。本を買う目的。 やはりここは外せない。… 全文を読む
2018年3月8日 / 最終更新日 : 2021年10月1日 ほっとばらんす院長 鍼灸の施術と技術経脈とは 12経脈について経脈の絶対性が鍼灸の場合は強くあります。 足の胃経はこういうルートで、経穴がこう並んでいて云々、手の小腸経は云々…など。 ただし、これもまたひとつの「解釈」「世界観」でしかないのだから、あまり細部に縛られるのは本来的ではないのでしょう。そういう意味で経脈については『温灸読本』(宮川浩也著・/医道の日本社刊)がとても緩やかな解釈をしていて参考になります。 今回は少し経脈について書いてみます。… 全文を読む
2018年2月28日 / 最終更新日 : 2021年10月1日 ほっとばらんす院長 鍼灸の施術と技術舌診を学ぶ 舌診について舌診の使用頻度は、日本の鍼灸院ではまだ少ないのかなという印象です。 おもに中医学を行っている鍼灸院で使われているのでしょうか。 当院も舌診は取り入れています。 舌診は、一瞬見るだけで結構有益な情報を与えてくれるので、使わない手はないと考えます。普段の臨床に活かすための基本的な考え方は「自分レベルの舌診」です。 アカデミックに通用する考え方ではなく、あくまで自分オリジナルです(^^;)舌診でわかること… 全文を読む
2018年2月23日 / 最終更新日 : 2021年10月1日 ほっとばらんす院長 鍼灸の施術と技術脈診を学ぶ 脈診の学び方脈診は重要だけど難しいと言われます。 でも、少しずつ上達する方法はあります。 とくに初心者向けに、私自身の取り組みを書きます。ここでの基本的な考えは「自分のレベルで臨床に活かせればそれが良い脈診」ということです。 アカデミックに通用する考え方ではないのであしからず(^^;)なぜ上達しないのか?初心者が取り組む間違った方向性は、このふたつではないでしょうか。… 全文を読む
2018年2月13日 / 最終更新日 : 2021年10月1日 ほっとばらんす院長 鍼灸の施術と技術鍼灸で穴性すべてを発現させられるか? 穴性とは何か?経穴(ツボ)には効能があります。 効能は「そのツボを刺激することで得られる効果」のことで、これを穴性と呼びます。 鍼灸学校では体系だった穴性学を習うことはありません。 ツボ単位、部分部分で学んでいった結果、最後はツボを活用した鍼灸施術ができるようになっている、のが現状ではないでしょうか。 穴性をまとめたものを穴性学と呼び、穴性は中医学の考え方です。穴性の種類は?気血津液の虚実、寒熱、陰陽、動きについての異常を改善するための効能がツボにはあります。… 全文を読む