献血前にセルフお灸しようというご提案
鍼灸を受けた日の献血は避ける
献血で社会貢献できますし、最近の献血ルームはずいぶんとサービス?も良いので、興味関心のある方にはぜひ行って欲しいです。
私も献血は30回程度は受けました。
献血を受けるにはいくつかの条件があります。
一番わかりやすいのは、当日の体調不良や発熱などです。
この場合は献血できません。
また、該当する薬を服用している場合も献血はできません。
もちろん薬の種類によってはOKだし、ビタミンミネラルなどのサプリメントはOKなど詳細がありますので薬を飲んでいる人も一概にダメなわけではないです。
日本赤十字社のホームページを載せておきます。
『献血をご遠慮いただく場合』
ここには鍼灸については書かれていないので、鍼灸施術と献血について赤十字社の別サイトを当りました。
高知県赤十字血液センターのサイトに、『鍼灸治療は当日不可。置き針は翌日から採血可』とあります。
結論としては、鍼灸受けた当日の献血はダメだけど、日にちをずらせばOKってことですね。
まぁ鍼灸施術を受けた日は万事ゆったり過ごしてほしいので、献血のようなカラダに負担のかかることはしないで欲しいのは鍼灸院側からも言えます。
献血前に調子を整えるお灸
健康であれば基本的に献血後に体調不良になることはないです。
…が、そうは言ってもカラダから血液が失われるわけですから、やはり献血はカラダには負担です。
コンディションを整えて献血に臨むのは、献血後の生活を見据えても重要です。
自分の体を犠牲にして社会貢献するのはちょっと違うかと思います。
ここでは、健康増進のためにできるセルフケアにお灸をお勧めしたいです。
お灸の作用
◎増血作用
お灸は赤血球を増やし血流を良くする
◎止血作用
お灸は血小板の働きを良くし治癒を促す
◎防衛作用
お灸は白血球を増やし免疫力を高める
これに加え鍼灸全般に言えることですが、自律神経を調整する作用で、冷えをとる・疲れをとる作用もあります。
献血に備えたツボ
献血の日にお灸をするのではなく、献血予定の1週間程度前から1日1回のセルフお灸をするとよいです。
献血後の1週間程度も続けて行うとより良いです。
健康増進&弱ったカラダを元気づける作用(気血を補う作用)があるツボを選びました。
自分でもできやすいように手足のツボ3点にします。
1日1回、5分から10分で済みますので継続しやすいです。
道具は「せんねん灸」が一番手に入れやすいでしょう。
初めてのお灸であれば、熱さの程度は一番弱い「竹生島(色は緑)」を選ぶと良いでしょう。
竹生島は「煙の出るタイプ」ですが、「煙の出ないタイプ」のせんねん灸もあります。
【せんねん灸の使い方】
せんねん灸については以前動画を撮ったのでご紹介します。
以下、おススメするツボの案内は、せんねん灸さんのサイトから抜粋しました。
三陰交
内くるぶしのいちばん高いところに小指をおき、指幅4本そろえて、人さし指があたっているところが三陰交です。
足三里
ひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみに人さし指をおき、指幅4本そろえて小指があたっているところが足三里です。
手三里
ヒジを曲げた時にできるシワに人さし指をおき、指幅3本。くすり指があたっているところが手三里です。
まとめ
献血に行く前(当日ではなく1週間前から)にお灸をしておくと良いです。
ヘモグロビン濃度で献血を受けられない(「血が薄い」などと言われるケース)を予防したり、採血後の不調を少なくする目的です。
また、少し長めにセルフ灸をしていれば、献血のおまけである「血液データ」でよい成績になる可能性まであります。
なにせお灸の目的が「健康増進」ですから、健康なカラダの血液データは良好になりますよね。
献血が初めてでなければ、以前のデータと比べてみて欲しいです(変化を出すには1ヶ月ほどは事前にお灸を続けて欲しいですが…。)
献血は、「誰か」のためでもあるし、自分の健康のバロメータを知る上でも役立ちます。
関心ある人はぜひ献血に足を運んでほしいです。
千葉県内の献血ルームの場所のリンクを貼っておきます。