不妊治療の病院選び方のコツ

不妊治療の病院選びのポイント

不妊病院の選び方

「赤ちゃんが欲しい…」そう願う気持ちは、言葉では言い表せないほど深く、切実なものです。
でも、なかなか授からない日々が続くと、不安や焦り、時には孤独を感じてしまうこともあるかもしれません。

「このまま授からないかもしれない…」「周りの友達はどんどんママになっていくのに…」そんな気持ちで押しつぶされそうになることもあるでしょう。

本当に真剣で、赤ちゃんを抱く日を心待ちにされています。
だからこそ、病院選びで迷い、不安を抱えている方が多いことを知っています。

「どの病院に行けばいいの?」「この病院で本当にいいの?」「もっと他に良い病院があるんじゃないか…」

妊活を始めると、病院選びは最初の大きな壁となります。

情報が溢れている中で、何を基準に選べばいいのか分からず、途方に暮れてしまう方も少なくありません。
そこで、妊活鍼灸師として20年間、延べ4万人以上の患者様と向き合ってきた経験から、後悔しない病院選びのポイントと、当院がどのようにあなたの妊活をサポートできるのかについて、お話させてください。

なぜ病院選びが大切なのか?

不妊治療は、長期にわたる場合もあります。
だからこそ、安心して通える病院を選ぶことは、精神的な負担を軽減し、治療の効果を高める上でも非常に重要です。
相性の合わない病院に通い続けることは、ストレスを増大させ、妊活自体をツラいものにしてしまう可能性もあります。

では、具体的にどのような点を重視して病院を選べば良いのでしょうか。
私がこれまで多くの患者様を見てきた中で、特に重要だと感じる7つのポイントをご紹介します。

不妊治療を専門とする病院を選ぶ

まず、大前提として、不妊治療を専門とする病院を選びましょう。
近所の婦人科でも診察は受けられますが、不妊治療に特化した専門的な知識や設備、経験を持つ医師がいる病院を選ぶことが大切です。

不妊治療専門の病院には、大学病院の不妊外来、産婦人科内の不妊外来、不妊治療専門クリニックなど、様々な形態があります。
規模は関係なく、専門医、スタッフ、治療のための設備が整っているかを確認しましょう。

専門医・スタッフの質を確認する

不妊治療を専門とする病院には、「不妊症専門医」「不妊カウンセラー」「胚培養士(エンブリオロジスト)」などの専門スタッフがいることが望ましいです。
これらの専門家は、高度な知識と技術を持ち、患者様一人ひとりに合わせたきめ細かいサポートを提供してくれます。
ホームページなどでスタッフの情報を確認するようにしましょう。

通いやすい場所を選ぶ

不妊治療は、何度も通院する必要があるため、通いやすい場所にあることは非常に重要です。
自宅や職場から近い、通勤途中にあるなど、無理なく通える場所を選びましょう。

男性不妊にも対応しているか確認する

不妊の原因の約半分は男性側にあると言われています。
そのため、男性不妊の検査や治療にも対応している病院を選ぶことが重要です。

ご夫婦で同じ病院で診察を受けられれば、両方のデータを一緒に考慮しながら治療を進めることができるため、効率的です。

もしくは、同じ病院でなくても、提携している男性不妊専門施設があると安心です。

病院の治療方針を確認する

病院によって、治療方針や方法、使用する薬の種類や量、費用などが異なります。

例えば、体外受精の方法一つをとっても、薬を多く使用して卵子を多く採取する方法と、薬を最小限にして身体への負担を軽減する方法などがあります。
ホームページなどで病院の情報を確認し、自分の希望に合った治療を受けられるかどうかを確認しましょう。

病院の雰囲気や医師・スタッフとの相性を重視する

不妊治療は長期にわたる場合もあるため、病院の雰囲気や医師、看護師などの医療関係者との相性は非常に重要です。
安心して相談できる、信頼できると思える病院を選びましょう。

ネットの評判も参考にしても良いですが、あくまで他人の意見であることを忘れずに、最終的には自分の目で確かめることが大切です。

説明が丁寧で、質問に真摯に答えてくれるかを確認する

初診時には、問診が丁寧に行われるか、質問に対して医師やスタッフが誠意をもって答えてくれるか、検査や治療法について十分な説明があるか、費用について明確に説明があるかなどを確認しましょう。

これらの点は、今後の治療を進めていく上で非常に重要になります。

この文章が、病院選びで迷っているあなたの道しるべとなり、一日も早く赤ちゃんを抱ける日が来ることを心から願っております。