後頭部の違和感がなかなか取れない人へ

後頭部の違和感のお悩みへの鍼灸

後頭部の違和感

「最近、後頭部が重だるい…」「ズキズキ、締め付けられるような違和感が続く…」「肩や首のこりもひどくて、吐き気までしてきた…」

このような後頭部の違和感に悩まされていませんか?

病院で検査を受けてもとくに異常はなく、「肩こりからくるもの」「ストレスでしょう」と言われたものの、なかなか改善せず、困っている方もいるかもしれません。

この記事では、長年後頭部の違和感に悩んできた方に向けて、その原因と、鍼灸がどのように効果を発揮するのかを解説します
さらに、当院の施術の特徴や、患者様の声もご紹介することで、後頭部の違和感でお悩みの方が、一歩踏み出すきっかけとなれば幸いです。

まずは知っておきたい!怖い頭痛とそうでない頭痛の見分け方

頭痛には、すぐに病院で検査が必要な危険なものと、そうでないものがあります。まずはその見分け方を確認しておきましょう。

緊急性の高い頭痛(すぐに救急車を!)

怖い頭痛は「脳」に由来するものです。
突然、さっきまで普通にしていて「本当に殴られたようなガーンとした頭痛」がくるようです。

・突然の激しい頭痛:
今まで経験したことのないような、殴られたような激しい痛みが突然起こる。

・意識障害:
意識が朦朧とする、意識を失う。

・麻痺:
片方の手足や顔の半分が動かない、しびれる。

・言語障害:
言葉が出にくい、ろれつが回らない。

・視覚異常:
急に視力が低下する、物が二重に見える。

これらの症状が一つでも現れた場合は、脳梗塞や脳出血などの重大な病気の可能性があるため、すぐに救急車を呼んでください

緊急ではないものの、気になる頭の違和感

首コリ

時々、頭がカーっとのぼせる。
後頭部が重く感じる、締め付けられる。
後頭部でプチッと音がするような気がする。
肩や首のこりを伴う。

これらの症状は、薬の副作用、肩こり、ストレスなどが原因であることが多く、緊急性は高くありません。
しかし、放置すると慢性化し、日常生活に支障をきたすこともあります。

当院の鍼灸施術は、このような慢性的な後頭部の違和感の改善に効果を発揮します

まずは病院で検査を受け、「重大な病気が隠れていない」ことを確認してから、鍼灸施術を受けることをお勧めします。

後頭部の違和感への東洋医学的考察

後頭部の違和感は、後頭部だけの問題ではありません。
東洋医学では、身体全体の状態を診ることで、症状の根本原因を探ります。

後頭部の違和感には、首や肩のこり、目の奥の痛みなどが伴うことが多いです。
これは、首から肩、背中にかけての筋肉のコリが原因であることが多いです。

では、なぜ首や肩がこるのでしょうか?
それは、「後頭部から肩にかけての血流が悪くなるため」です。

そして、血流を悪くする根本原因は、東洋医学では主に以下の3つと考えます。

全身の疲れ(気虚)
全身の冷え(陽虚)
ストレス(気滞)

全身の疲れ(気虚)

毎日忙しく、仕事や家事、育児に追われ、身体も心も疲れている状態を、東洋医学では「気虚(ききょ)」と呼びます。
気とは、身体を動かすエネルギーのようなものです。気が不足すると、身体の機能が低下し、血流も悪くなります。
とくに、パソコンやスマホなどで目を酷使している方は、目や首への気の消耗が激しく、後頭部の違和感につながりやすくなります。

全身の冷え(陽虚)

冷えは万病のもとと言われますが、東洋医学では、身体を温めるエネルギーである「陽気(ようき)」の不足、つまり「陽虚(ようきょ)」が冷えの原因と考えます。
身体が冷えると、血管が収縮し、血流が悪くなります。
とくに、季節の変わり目や、冷房の効いた部屋に長時間いると、身体が冷えやすく、後頭部の違和感を感じやすくなります。

ストレス(気滞)

イライラや不安、落ち込みなどの精神的なストレスは、気の流れを滞らせます。
これを「気滞(きたい)」と呼びます。
気が滞ると、血流も悪くなり、筋肉が緊張しやすくなります。
現代社会はストレスが多く、気滞になりやすい環境と言えるでしょう。

鍼灸が後頭部の違和感に効果的な理由

鍼灸は、これらの根本原因に直接アプローチし、後頭部の違和感を根本から改善する効果が期待できます。

鍼灸には、以下のような効果があります。

血行促進作用:
鍼やお灸の刺激は、血管を拡張させ、血流を促進します。これにより、筋肉のコリがほぐれ、後頭部の違和感が軽減します。

鎮痛作用:
鍼の刺激は、脳内でエンドルフィンなどの鎮痛物質の分泌を促し、痛みを和らげます。

自律神経の調整作用:
ストレスなどで乱れた自律神経のバランスを整え、心身のリラックスを促します。

免疫力向上作用:
鍼灸の刺激は、免疫細胞を活性化し、身体全体の免疫力を高めます。

当院の鍼灸施術の特徴

後頭部違和感の鍼灸・写真

施術前には、時間をかけて患者様のお話を丁寧に伺います。
いつから、どのような症状が出ているのか、生活習慣や既往歴なども詳しくお聞きし、東洋医学に基づいた脈診、舌診、腹診などを行い、身体の状態を把握します。

施術では、後頭部だけでなく、全身のツボ(経穴)を使って施術を行います。
後頭部の違和感の根本原因である「気虚」「陽虚」「気滞」を改善するために、全身の気の流れや血流を整えるツボを選び、鍼やお灸で刺激します。

例えば、「冷え」が根本原因と判断した場合、身体を温める作用の強いツボを中心に施術を行います。
腕や足、背中、お腹などにも鍼灸を行うことで、全身がポカポカと温まり、冷えによる後頭部の違和感を根本から改善していきます。

また当院の鍼は、髪の毛ほどの細い鍼を使用し、痛みを感じにくい施術を心がけています。
お灸も、熱さを感じない心地よい温かさのお灸を使用していますので、鍼灸が初めての方でも安心して受けていただけます。

後頭部の違和感でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
丁寧なカウンセリングと、体質からアプローチする鍼灸で、皆様の健康をサポートさせていただきます。

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