目の鍼灸なのに全身治療?

目の鍼灸なのに全身治療|鎌ヶ谷市(新鎌ヶ谷)の鍼灸院

局所治療と全身治療

当院の鍼灸施術は「全身治療」を掲げています。
これは「治すために全身のツボを使って鍼灸していきます」という意味です。

先日、眼科疾患のお悩みで問い合わせがありました。
そのなかで「目の治療なのに全身治療が必要なのですか?」と聞かれました。
目という部分に異常があるのだから、その部分に関する治療だけをすれば解決するのではないか!?という問いです。

鍼灸施術の考え方では「つらいところだけに鍼灸するのを局所治療」と呼びます。

肩こりがつらい時に肩だけに鍼灸、頭が痛む時に頭だけに鍼灸、という方法です。
たしかにこれで十分な気もするのですが、じつはこの局所治療では効果は少ないと考えています。

鍼灸(=東洋医学)の考え方では「カラダは気血水などがキレイに巡ることで健康を保っている」という土台の考えがあります。
逆にそれは、巡るモノの過不足や滞りがあると病気になる、といえます。

目にトラブルがあるのは、目だけの原因ではなくカラダ全体の巡りの不調が目に出ているだけ、とみる訳です。
するとそれを改善させていくためには、カラダ全体へのアプローチが必要である、と考えていきます。

とくに目によく効くツボは手・足・背中などにあります。
写真は目によいツボの代表例に色付けしてみました。

これらの場所を毎回すべて使うわけではありませんが、「目に効くツボ」が全身に及んでいることがご理解いただけると嬉しいです。

このように全身からのアプローチをすることで「鍼灸の本来の力を発揮できる」と考えます。
局所治療では限定的な力しか発揮できない=効果が弱い、のです。

当院では、目だけの問題、鼻だけの問題、肩だけの問題、腰だけの問題…だったとしても「全身治療」で施術に当たります。
(初回のみお試しの意味で「部分鍼灸治療(局所治療)」のコースもございます)