未病と鍼灸
東洋医学と東洋哲学
東洋医学は、古代中国で発生した中国伝統医学(漢方、鍼灸、按摩、養生法、薬膳など)を指します。
「鍼灸」は東洋医学の大きな柱です。
東洋医学は「東洋思想」に裏打ちされています。
この哲学の大きな特徴は、『自然界のすべてのものはお互いが関係し影響しあっている。また自然界を形作っているものは皆その内部の仕組みに自然界と同じ仕組みを有している。つまり、人間も自然の一部分であり、人体の内部の仕組みも自然界の仕組みと同一である』という考えです。
一方、西洋医学では細胞の組織や器官などはそれぞれ独立しているという考えから、臓器別にそれぞれ独立した専門科があります。
それに対して東洋医学では、細胞や器官などは異なった機能を持ちながらも、全体としてつながり合っている一つの総合体としてみます。
東西どちらが正しいかではなく、東洋哲学=東洋医学的なカラダの見方にも優れた点が少なくありません。… 全文を読む