陽陵泉穴への鍼刺激はパーキンソン病に関する脳神経を活性化する
陽陵泉穴への鍼刺激はパーキンソン病に関する脳神経を活性化する
我々が活動すること(手足を動かす・食べたものを胃腸で消化するなど)は、すべて脳からの指令で行われています。
この脳からの指令は「神経伝達物質」という物質を介して体の各部分へ伝えられています。
パーキンソン病の患者さんは、脳の中で神経伝達物質のドパミンが不足することで、指令がうまく伝えられなくなっています。
このドパミンは脳(中脳)の「黒質」という部分の神経細胞で作られています。
パーキンソン病の患者さんの脳では、黒質細胞が減り、ドパミンの作られる量が少なくなっているのです。
なぜ黒質の神経細胞が減少するのかは、まだよくは分かっていません。
今回は、鍼灸で使うツボの「陽陵泉」穴を使い、パーキンソン病患者さんの脳神経がどう反応するかを調べた研究を紹介します。… 全文を読む