【鍼灸師が解説】AI疲労とは?増えている「脳の疲れ」と自律神経の乱れに鍼灸ができること
その不調、AI疲労かも?自律神経と脳を休める鍼灸のすすめ

ChatGPTをはじめとしたAIを仕事や日常生活で使う人が急速に増えています。
私(院長)自身も、最近、Geminiの有料プランを始めました…。
日進月歩で進む進化も興味深く、かつ便利ですよね。
とても便利な一方で、
「以前より頭が疲れる」
「スマホやパソコンを閉じても脳が休まらない」
「目が重い」
「寝つきが悪くなった」
このような不調を感じる人も少なくありません。
最近では、このような状態を「AI疲労」と呼ぶこともあります。
AI疲労は正式な病名ではありませんが、情報過多や長時間の画面作業によって脳や自律神経に負担がかかっている状態と考えられます。
今回はAI疲労とは何か、そして東洋医学の視点から鍼灸がどのように役立つのかについて解説します。
AI疲労とは?

AI疲労とは、AIとの対話や大量の情報処理によって生じる心身の疲労状態を指す言葉です。
スマートフォンやパソコンを通じて、AI(人工知能)が自動でおすすめの情報を次々と表示する時代です。
私たちの脳と目は、起きている間ずっと膨大な情報を処理し続けることを強いられています。
この情報処理のパンク状態が「AI疲労(脳疲労)」です。
医学的な病名ではありませんが、次のような症状がみられることがあります。
・頭が重い
・集中力が続かない
・目の疲れ
・首こり、肩こり
・寝つきが悪い
・途中で目が覚める
・気分が落ち込む
・イライラする
・めまい
・疲れが抜けない
東洋医学ではAI疲労をどうみるか?
東洋医学には「AI疲労」という概念はありません、当たり前ですね(笑)
しかし症状をみると、
・考えすぎによる「脾」の弱り
・ストレスによる「肝」の失調
・睡眠不足による「心」の不調
・長時間の目の酷使による「肝血不足」
…などの状態が関係していると考えられます。
東洋医学では心と体を別々に考えません。
脳の疲れも体の疲れも一つのものとして捉えます。
そのため単に目や肩や首だけを施術するのではなく、全身のバランスを整えることが重要になります。
AI疲労でなぜ自律神経が乱れるのか
長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用は、交感神経が優位な状態を続かせます。
交感神経とは活動モードの神経です。
本来であれば夜になると副交感神経が優位になり、体は休息モードへ切り替わります。
しかし、
寝る直前まで画面を見る
常に情報を追い続ける
仕事の判断を繰り返す
こうした生活が続くと、自律神経の切り替えがうまくいかなくなります。
その結果、
不眠
動悸
めまい
倦怠感
頭痛
などの不調につながることがあります。
AI疲労に対して鍼灸ができること

鍼灸はAI疲労そのものを治療するわけではありません。
しかしAI疲労によって生じる様々な不調に対して、体のバランスを整える目的で活用されています。
当院では、
脈診
舌診
腹診
などを行い、東洋医学的に体質を判断します。
そのうえで、首や肩だけでなく全身の経穴(ツボ)を用いて施術を行います。
特に次のような方に鍼灸はおすすめです。
目の疲れが強い
AIを使う時間が増えると、目を酷使する時間も増えます。
当院には緑内障や眼精疲労でお悩みの方も多く来院されています。
目の症状だけでなく、全身の巡りを整えることで目の負担軽減を目指します。
ストレスが強い
AIは便利ですが、常に新しい情報に触れ続けることで精神的な疲労が蓄積することがあります。
鍼灸施術後に
「頭がスッキリした」
「気持ちが落ち着いた」
という感想をいただくことも少なくありません。
不眠や自律神経の乱れがある
AI疲労が続くと、
寝つけない
夜中に目が覚める
朝から疲れている
という状態になることがあります。
当院では自律神経の乱れによるめまい、動悸、不眠などの施術経験も豊富です。
AI疲労に効果的なセルフケアのツボ
ツボ押しなどで、セルフケアに役立ててください。
■百会(ひゃくえ)
耳のいちばん高いとこりに親指をあて中指を頭のてっぺんにあててそこから前げ押しながら移動し、気持ちよく感じるところ。
効果: 自律神経のバランスを整え、脳の興奮状態を鎮める働きがあります。
東洋医学において「諸陽の会(全身の陽気が交わる場所)」と呼ばれ、精神的なストレス、情報過多による脳疲労、不眠に対して非常に高い効果を発揮します。
セルフケア方法: 両手の中指を重ねてツボに当て、頭の中心に向かって「イタ気持ちいい」強さで圧をかけます。
深呼吸に合わせて3〜5秒間ゆっくり押し、ゆっくり離す動作を5回繰り返します。
■風池(ふうち)
首の後ろの左右のスジに指をおき、指をすり上げていきます。髪の生え際まできたら、左右外側のくぼみでいちばんへこんでいるところ。
効果: 脳への血流を促進し、目の酷使からくる脳疲労や、頭の重だるさを解消します。
パソコンやスマートフォンの見過ぎで首肩が極度に緊張し、頭部に熱がこもっている状態(気逆)を鎮静化させます。
セルフケア方法: 両手で頭を包み込むように持ち、親指の腹をツボに当てます。
目玉の裏側に向かって押し上げるように、3〜5秒間圧をかけます。
指圧だけでなく、ホットタオルで温めるだけでも脳のリラックス効果が得られます。
■合谷(ごうこく)
手の甲で親指と人さし指の間。
効果: 目の疲れや首肩のコリをほぐします。ストレスなどで滞った上半身の気の巡りを活発にします。
セルフケア方法: 手の平側よりは小指側に向かって「イタ気持ちいい」強さで圧をかけます。
深呼吸に合わせて3〜5秒間ゆっくり押し、ゆっくり離す動作を5回繰り返します。
まとめと鍼灸のススメ

AIは私たちの生活を便利にしてくれる一方で、情報過多や長時間の画面作業によって心身に負担を与えることがあります。
「なんとなく疲れる」
「頭が休まらない」
「目がつらい」
「眠れない」
そんな状態が続いているなら、体からのサインかもしれません。
東洋医学では、心と体を一体として考えます。
当院では脈・舌・お腹の状態を丁寧に確認し、一人ひとりの体質に合わせた本格的な東洋医学鍼灸を行っています。
AI疲労による目の疲れやストレス、自律神経の乱れでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
なぜ当院の鍼灸が「AI疲労」に効果を発揮するのか?
当院は、マッサージや整体を行わない、鍼(はり)とお灸の専門院です。
自律神経失調症や眼精疲労に強いのには、3つの理由があります。
① 全身のツボを使って自律神経を整える
目の疲れや頭痛であっても、目や頭だけに鍼をするわけではありません。
脈・舌・お腹の状態を丁寧に確認し、手足や背中など全身のツボ(経穴)を使って、副交感神経を優位にし、全身からアプローチします。
② 「痛くない鍼」と「心地よいお灸」で深いリラックスへ
当院で使用する鍼は太さ0.16mmと、一般的な鍼よりもさらに細いものを採用しています。
そのため、痛みはほとんどありません。多様なお灸を使い分けることで、体が芯から温まり、施術中には心地よい倦怠感とともに深いリラックス状態(脳の休息)を得られます。
③ 丁寧に話を聞き、心身の緊張を解く
AI疲労に悩む方は、常に交感神経が張り詰めています。
当院では完全予約制のもと、臨床歴20年以上の私が必ず担当し、時間をかけて丁寧にお話を伺います。
不安やストレスを吐き出していただくことも、重要な治療の一部だと考えています。
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