便秘に効くツボ
便秘に効くツボ
便秘にお悩みは地味におツラい悩みとお察しいたします。
毎日すっきりできないと、体も心も重くなってしまいますよね。
今回は、そんな便秘のお悩みに良い影響を与えることのできるツボ刺激法について解説します。
西洋医学からみた便秘
西洋医学で「便秘」は、一般的に「排便回数が少ない」「排便が困難」「便が硬い」「残便感がある」といった状態が続くことを指します。
明確な診断基準としては、週に3回以下の排便などが目安とされることがありますが、重要なのはご本人にとって苦痛であるかどうかです。
便秘の主な原因は多岐にわたります。
・食物繊維や水分が不足した食生活。
・運動不足での腸の動きの鈍化。
・便意を我慢する習慣や、生活習慣の変化(旅行など)。
・特定の薬剤(痛み止め、抗うつ薬、風邪薬など)の副作用や、過敏性腸症候群(IBS)や内分泌疾患(甲状腺機能低下症)、神経疾患などの病気のせい。
・腸の器質的な問題(腫瘍や狭窄など)。
西洋医学的な治療法
西洋医学的な便秘治療は、原因に応じて様々なアプローチが取られます。
まず、生活習慣の改善指導が行われます。
食事内容の見直し(食物繊維や水分の積極的な摂取)、適度な運動、規則正しい排便習慣の確立などがこれにあたります。
それでも改善が見られない場合や、便秘が重度の場合は、薬物療法が中心となります。
便の水分量を増やして柔らかくする浸透圧性下剤、便のかさを増やして腸を刺激する膨張性下剤、腸の動きを直接促進する刺激性下剤、便の滑りを良くする製剤など、様々な種類の薬剤が使われます。
最近では、新しい作用機序の薬剤も登場しています。
これらの薬は効果的ですが、種類によっては依存性があったり、腹痛を引き起こしたりすることもあるため、医師の指示のもと適切に使用することが大切です。
器質的な問題がある場合は、手術が必要となることもあります。
東洋医学からみた便秘
東洋医学では、便秘は単に腸の動きだけの問題とは捉えません。
体全体の気(生命エネルギー)、血(血液や栄養)、水(体液)のバランスや流れの滞り、臓腑(特に肺・大腸・脾・腎・肝)の機能低下などが複雑に関係して起こると考えます。
体質や状態によって、便秘の原因となる病態(「証」といいます)が異なり、それによってアプローチも変わってきます。
代表的な体質別の便秘の病態は以下の通りです。
■熱秘(ねつひ)
体に余分な熱がこもることで起こる便秘です。
この熱が体内の津液(体液)を乾燥させてしまい、便が硬く、コロコロになる傾向があります。
原因:
辛いものや油っこいものの過食、アルコールの飲みすぎ、精神的ストレスによる気の滞りが熱に転じる、熱性の体質など。
症状:
硬く乾燥した便、排便困難、お腹の張りや痛み、口の渇き、口臭、のぼせ、顔色が赤い、尿の色が濃い、舌が赤く苔が黄色い、脈が速いなど。
■気滞秘(きたいひ)
気の巡りが滞ることで起こる便秘です。
とくに精神的なストレスや運動不足などにより、肝の疏泄(気の巡りをスムーズにする働き)が悪くなり、大腸のぜん動運動が阻害されることで起こります。
便は硬くないこともありますが、なかなか出にくかったり、お腹が張ってガスが多く出たりします。
原因:
ストレス、悩みが多い、運動不足、長時間座りっぱなしなど。
症状:
便意はあるのに出にくい、出てもすっきりしない残便感、お腹の張りや移動する痛み、ゲップやおならが多い、イライラ、ため息が多い、食欲不振、舌の苔が薄い白、脈が弦(はっている)など。
■気虚秘(ききょひ)
脾や肺の気が不足し、大腸を動かす力が弱いために起こる便秘です。
便意があっても、力が入らずなかなか出せないのが特徴です。
原因:
過労、病後、高齢、食欲不振、慢性的な咳など。
症状:
排便時に力が入らない、排便後に疲れやすい、息切れ、声が小さい、顔色が青白い、食欲不振、疲れやすい、舌が白っぽい、脈が弱々しいなど。
■血虚秘(けっきょひ)
血液や体液(陰液)が不足し、腸が乾燥して便が硬くなる便秘です。
体全体の潤いが足りない状態です。
原因:
出血、慢性病、産後、栄養不足、高齢など。
症状:
便がウサギの糞のようにコロコロして硬い、めまい、ふらつき、顔色がツヤがない、皮膚や髪の毛が乾燥する、動悸、舌が白っぽいまたは乾燥している、脈が細いなど。
■陰虚秘(いんきょひ)
血虚と似ていますが、体液(陰液)の不足がより顕著で、乾燥に加えて体の内部に軽い熱感(虚熱)を伴うこともあります。
原因:
慢性病、過労、精神的な消耗、高齢など。
症状:
血虚秘の症状に加え、寝汗、手足のほてり(五心煩熱)、口や喉の乾燥感が強い、舌が赤く乾燥している、脈が細く速いなど。
■冷秘(れいひ)
体に冷えがあることで起こる便秘です。
冷えは気の巡りや血行を悪くし、大腸の動きを鈍らせます。
体の陽気(温める力)が不足している場合や、外からの寒邪(冷え)が侵入した場合に起こります。
原因:
冷たいものの飲食過多、体の冷え、陽虚(陽気不足)体質、高齢など。
症状:
便意があってもなかなか出ない、お腹が冷えて痛む(温めると楽)、手足が冷える、温かいものを好む、尿の色が薄い、舌が白っぽく苔が白い、脈が沈んで遅いなど。
このように、東洋医学では便秘一つをとっても、その背景にある体の状態を細かく分析し、一人ひとりの体質や症状に合わせたアプローチを重視します。
便秘に効くツボ
東洋医学的な便秘治療において、鍼灸施術ではこれらの体質や病態の判別に基づいて、最も効果的なツボ(経穴)を選びます。
便秘に効く共通のツボ
どの体質や病態の便秘にも共通して使われることが多く、腸の動きを整えたり、気血の巡りを良くしたりする基本的なツボです。
■天枢(てんすう)
おへその両わき外側へ指幅3本ずれたところ。
効果:
大腸の募穴(ぼけつ)といって、大腸の気が集まる場所です。
直接的に大腸の働きを調整し、気の流れを整える効果が高いため、様々なタイプの便秘に用いられます。
お腹の張りや痛みにも有効です。
■澤田流神門(さわだりゅうしんもん)
場所:
手首の内側にあり、丁度、小指側の手首を触ってみると、グリグリとした骨(豆状骨)の突起に触れます。
その突起から腕の方に太いスジがあります。そのスジは尺側手根屈筋と言いますが、そのスジを小指側にまたいだ場所です。
効果:
便秘に効く特効穴(特定の症状にとくに有効なツボ)です。
■足三里(あしさんり)
膝のお皿のすぐ下、外側のくぼみに人差し指を置き、指幅4本揃えて小指が当たっているところにあります。
効果:
胃経の合穴(ごうけつ)であり、消化器全般の機能を高める万能なツボとして知られています。
脾胃(消化吸収の働き)を丈夫にし、気血を補うことで、腸の動きを助け、排便を促します。
とくに気虚タイプの便秘に有効ですが、全体の体調を底上げするため共通で使われます。
便秘に効果的な体質別のツボ
それぞれの体質や病態に合わせて、特に効果が期待できるツボを選びます。
これらのツボを組み合わせることで、便秘の根本原因にアプローチします。
熱秘(ねつひ)タイプ
■曲池(きょくち)
親指を上にして腕を前に出し、ヒジを曲げてできる曲がりジワの先端。
効果:
大腸経の合穴(ごうけつ)であり、体の熱を冷ます効果が非常に高いツボです。
腸の熱を取り去り、便秘を改善します。
■支溝(しこう)
手の甲を上にして、手首に小指を当て、指幅4本分のところの中央にあります。
効果:
三焦経の経穴であり、気の流れを良くし、特に水液代謝を調整する働きがあります。
こもった熱を散らし、腸の通りを良くする効果があります。
気滞秘(きたいひ)タイプ
■太衝(たいしょう)
足の甲にあります。足の親指と人差し指の骨が交わる所です。
効果:
肝経の原穴(げんけつ)であり、肝の気の滞りを改善する代表的なツボです。
ストレスやイライラによる気の滞りが原因の便秘に特に有効です。
■中脘(ちゅうかん)
おへそに小指をあてて、親指までの指幅5本。親指があたっているところを目安にして指でやさしくなでるとへこみがあるところ。
効果:
胃の募穴(ぼけつ)であり、胃腸の働きを調整する重要なツボです。
お腹の張りや痛み、ゲップなど、気の滞りによる消化器症状全般に効果があります。
気虚秘(ききょひ)タイプ
■関元(かんげん)
指幅4本をそろえて人さし指をおへそにおき、小指があたっているところ。
効果:
元気(生命活動の根本となる気)を補い、体を温める効果があります。
とくに気虚や陽虚による便秘に有効で、お灸もよく使われます。
■脾兪(ひゆ)
第11胸椎と第12胸椎の間から指幅2本分外。肩甲骨の下端と同じ高さの背骨のすきまを4つ下がったところ(ここが11胸椎と12胸椎の間)。
効果: 脾の機能を直接的に高める効果があります。
消化吸収を助け、気血の生成を促し、腸の動きをサポートします。
血虚秘・陰虚秘タイプ
■三陰交(さんいんこう)
内くるぶしのいちばん高いところに小指をおき、指幅4本そろえて、人さし指があたっているところが三陰交です。
肝・脾・腎の三つの経絡が交わるツボで、女性にとって特に重要なツボで、3つの経絡が交わる場所にあります。
効果: 脾経、腎経、肝経の交わるツボであり、婦人科系疾患に広く用いられることで有名ですが、血や陰液を補い、体の乾燥を潤す効果があります。腸の乾燥による便秘に有効です。
■太谿(たいけい)
内くるぶしとアキレス腱のほぼ中央のくぼみにあります。
効果:
腎経の原穴(げんけつ)であり、腎の働きを補い、体の陰液を滋養する効果があります。
とくに陰虚による乾燥性の便秘に有効です。
冷秘(れいひ)タイプ
■神闕(しんけつ)
場所: おへそ。
効果:
せんねん灸はできません。ホットパックやドライヤー灸で温めることで下腹部全体を温め、腸の動きを活発にし、冷えによる便秘を改善します。
体の陽気を回復させる効果も期待できます。
■関元(かんげん)
指幅4本をそろえて人さし指をおへそにおき、小指があたっているところ。
効果:
下腹部の重要なツボで、体の陽気を高め、冷えを取り除く効果があります。
とくにお灸でじっくり温めることで、腸の冷え固まりを解消し、排便を促します。
これらのツボはあくまで一例であり、実際の施術では患者様の全体的な体調や他の症状も考慮し、最適なツボを組み合わせて使用します。
ツボを自分で探す時のコツ
より効果的なツボをご自身で探す際は、以下の点を意識してみてください。
ツボの基本位置を確認
鍼灸院での指導や書籍、ウェブサイトなどでツボの位置を確認します。
たとえば「合谷(ごうこく)」穴の場合、手の甲、親指と人差し指の骨が交わるあたりに位置します。
押して探す
だいたいの目安の場所の近辺を指で軽く押しながら、周囲を探ります。
「イタ気持ちいい」感覚や、ズーンと響くような感覚がある場所が、ツボの可能性が高いです。
合谷であれば、骨の交わる部分からやや人差し指側を探ると、凹みがあり、圧痛を感じる場所が見つかるはずです。
体の反応をみる
ツボを押すと、血行が良くなったり、体が温まったりする感覚がある場合があります。
ただし、ツボの位置は個人差がありますので、あくまで目安として捉え、無理に強い力で押さないように注意しましょう。
もし不安な場合は、鍼灸師などの専門家にご相談ください。
せんねん灸(台座灸)の使い方と注意点
ご自宅で手軽にできるセルフお灸として、「せんねん灸」の使い方と注意点について解説します。
「せんねん灸」は、ドラッグストアなどで手軽に購入できるお灸の製品名です。
せんねん灸タイプのお灸は「台座灸」と呼びます。
せんねん灸と似たような形の他の商品も多数あり、使用方法などは基本的には同様です。
せんねん灸の使い方
種類を選ぶ
「せんねん灸」には様々な種類があります。
「ソフト(弱)」「レギュラー(中間)」「あつめ(強)」の3つの種類があります。
初めての方は、熱さが「マイルドなタイプ」から試してみることをお勧めします。
ツボの場所を決める
どのツボを使うかはあらかじめ決めておき、ツボの目安を指でさぐりながらより効き目の高いポイントを決めて、ペンなどで印をつけます。
準備
お灸を据える場所を清潔にし、皮膚に異常がないか確認します。
台座の裏紙を剥がす
「せんねん灸」の台座裏についている薄い紙を剥がします。
もぐさに点火
巻きもぐさの先端に線香などで火をつけます。
皮膚に据える
火がついた「せんねん灸」を、ツボに据えます。
熱さを感じたら、無理せずすぐに取り外してください。我慢は禁物です。
取り外す
使用後、完全に火が消えていることを確認してからとりあえずして、捨ててください。
お灸をする上での注意事項
・熱さを我慢しない
熱すぎると感じたら、すぐに取り外してください。無理に我慢すると、やけどの原因になります。
・同じ場所に続けて据えない
皮膚に負担がかかるため、同じ場所に続けてお灸を据えるのは避けましょう。
・顔面、粘膜、傷口、炎症部位への使用は避ける
これらの部位は皮膚がデリケートなため、お灸の使用は避けてください。
・発熱時、飲酒時、妊娠中、体力が著しく低下している時は避ける
体調が優れない時は、お灸を控えるようにしましょう。
・皮膚の弱い方、アレルギー体質の方は注意
使用前に必ずパッチテストを行うか、医師や薬剤師に相談してください。
・使用中に異常を感じたら、直ちに使用を中止し、医師に相談
万が一、皮膚に異常が現れた場合は、すぐに使用を中止し、医師の診察を受けてください。
・乳幼児への使用は避ける
小さなお子様への使用はお控えください。
・火の取り扱いに注意
火を使うため、火災には十分に注意してください。
周囲に燃えやすいものがないことを確認し、換気をしながら行いましょう。
上記に注意して、安全にせんねん灸をご活用ください。
ご不明な点があれば、お近くの鍼灸師にご相談ください。
セルフケアのツボ押しの方法と注意点
ご自宅で簡単にできるセルフケアとして、ツボ押し(マッサージ)について解説いたします。
ツボ押しは、体の不調を和らげたり、リラックス効果を高めたりするのに役立ちます。
ツボ押しの方法
リラックスできる環境を整える
静かな場所で、楽な姿勢で行いましょう。
ツボの位置を確認
書籍やウェブサイトなどで、目的のツボの位置を確認します。
たとえば「合谷(ごうこく)」穴は、手の甲、親指と人差し指の骨が交わるあたりです。
指の腹で押す
親指や人差し指の腹を使い、ツボを垂直に押します。爪を立てないように注意しましょう。
適度な力で押す
「イタ気持ちいい」と感じる程度の力で、ゆっくりと押します。
強く押しすぎると、痛みを感じたり、皮膚を傷めたりする可能性があります。
時間をかけて押す
1つのツボにつき、5秒から10秒程度、ゆっくりと押したり離したりを繰り返します。数回繰り返すと効果的です。
呼吸を意識する
力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸うと、よりリラックスできます。
温めてから行うと効果的
入浴後など、体が温まっている状態で行うと、血行が促進され、より効果を感じやすくなります。
ツボ押しをする上での注意事項
・食直後、飲酒時、発熱時、妊娠中、体力が著しく低下している時は避ける:
体調が優れない時は、ツボ押しを控えましょう。
・皮膚に炎症や傷がある場合は避ける:
患部を刺激することで、症状が悪化する可能性があります。
・強く押しすぎない:
強い力で押すと、筋肉や血管を傷つける可能性があります。あくまで「イタ気持ちいい」程度の力で行いましょう。
・長時間同じ場所を押さない:
皮膚に負担がかかるため、長時間同じ場所を押すのは避けましょう。
・力を抜くことを意識する:
力を入れっぱなしにすると、筋肉が緊張してしまい、効果が得られにくくなります。
・体調に異変を感じたら中止する:
ツボ押し中に体調が悪くなった場合は、直ちに中止し、必要に応じて医師に相談してください。
・乳幼児へは避ける:
小さなお子様へはお控えください。
・持病のある方は医師に相談:
心臓疾患や高血圧など、持病のある方は、ツボ押しを行う前に医師に相談してください。
上記に注意して、安全にツボ押しをご活用ください。
ご不明な点があれば、お近くの鍼灸師にご相談ください。
ドライヤーお灸のやり方と注意事項
ドライヤーお灸は、火を使わずにドライヤーの温風を利用してツボを温める、手軽で安全な方法です。
広い範囲を温める場合や、火を使うお灸に抵抗がある方や、初めてお灸を試す方におすすめです。
ドライヤーお灸のやり方
準備
ドライヤーと、もしあればですが、姿見もしくは手鏡を用意します。
手鏡があると、背中など見えにくい部分のツボを温める際に便利です。
温風の当て方
ドライヤーを肌から5~10cmほど離します。
近すぎると熱くなりすぎるため、必ず距離を保ってください。
温風の温度は、低温(50~60度程度)に設定します。
ドライヤーに温度調節機能がない場合は、ドライヤーと肌の距離を調整することで熱さを調節します。
熱く感じたらすぐにドライヤーを離すようにしてください。
温風を当てる時間は、1つのツボにつき、熱いと感じたら離す、を5回程度繰り返します。
連続して長時間当て続けるのは避けましょう。
温める場所
特定のツボを意識する必要はありますが、厳密な位置にこだわる必要はありません。
ドライヤーの温風は比較的広い範囲に当たるため、「面」で温めるイメージで大丈夫です。
ツボの周辺をじんわりと温めることで、効果が期待できます。
行う頻度
朝晩2回程度行うのがおすすめです。
ご自身の体調や生活に合わせて、無理のない範囲で行ってください。
ドライヤーお灸の注意事項
・怪我や炎症、痛みなどで熱を持っている部位には使用しないでください。症状が悪化する可能性があります。
・泥酔時や発熱時など、体調がすぐれない場合は使用を控えましょう。
・他人にドライヤーお灸を行うのは避けてください。
温度の感じ方には個人差があり、火傷をさせてしまう可能性があります。
・使用中に皮膚に異常(赤み、かゆみ、痛みなど)が現れた場合は、直ちに使用を中止し、必要に応じて医師に相談してください。
・同じ部位に長時間当て続けないように注意してください。
低温火傷の原因となることがあります。
鍼灸院での本格的鍼灸のススメ
便秘の解消には、ご自宅でのセルフケアも大切です。
前述の「西洋医学的な治療法」で触れたような、食物繊維や水分の積極的な摂取、適度な運動、規則正しい生活を心がけることは基本となります。
しかし、便秘が慢性化している場合や、体質的な要因が強く関わっている場合は、セルフケアだけでは限界があることも少なくありません。
とくに、東洋医学的な体質診断に基づいたアプローチは、便秘の根本原因に働きかけることができるため、体質の改善を通じて症状の緩和だけでなく、再発予防にもつながります。
便秘はつらい症状ですが、適切なケアで改善が期待できます。
「長年の便秘で悩んでいる」「薬に頼りたくない」「体質から改善したい」とお考えでしたら、ぜひ一度当院にご相談ください。
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