乳腺炎でお悩みならこのツボ【セルフケアお灸】
乳腺炎に効くツボ
授乳中の女性に多い乳腺炎、胸の張りや痛みにセルケアのお灸をお試しください。
乳腺炎はおツラいですよね。
乳腺炎の主な症状は以下の通りです。
・乳房が痛い。
・乳房が熱をもって赤く腫れている。
・母乳が滞っている部分にしこりができる。
乳腺炎にかかる日本人女性は4人に1人くらいと言われます。
急性のものと慢性のものがあり、急性のうっ滞性乳腺炎炎は初産の人に多く、作られる母乳より赤ちゃんが飲む量が少ないなどの理由で、乳腺内に母乳がたまって、乳房が張り、熱っぽくなります。
一番の解決策はおっぱいを飲ませることですが、それが難しい場合は搾乳やおっぱいマッサージで対応します。
なお、
胸の張りや痛み、しこりの原因が、他の疾患による場合もありますので、一度は婦人科を受診してみてください。
そこでとくに異常がない場合は西洋医学的な治療などはほとんどありませんので、東洋医学的なセルフケア(お灸やツボ押し)もお試しいただきたいです。
おススメのツボ(経穴)
膻中(だんちゅう)
胸骨の真上、左右の乳首の中間、身体の中央線と左右の乳首を結ぶ線の交点です。
天宗(てんそう)
肩甲骨の中央、少しくぼんでいるところ。押すと痛いと感じる部分です。
三陰交(さんいんこう)
足の内くるぶしから指4本分くらい上。
足三里(あしさんり)
ひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみに人さし指をおき、指幅4本そろえて小指があたっているところ
ツボの刺激方法
セルフケアのツボ刺激では「お灸」と「指圧」があります。
どちらでも構いませんが、細く長く続けるのが大事ですので、長続きしそうな方法を選んでみてください。
指圧(マッサージ)
指圧の場合は、ツボを押すときには垂直に、力がしっかりと伝わるように押します。
力加減は「痛いけど気持ちいい」くらいで。
3数えながら押していき、ちょうどよい強さになったら3数えてキープして、3数えながら力を抜きます。
呼吸にも注意し、ゆっくりと息を吐きながら押し、吸いながら指をはなすように意識するのもよいです。
心地よい刺激を感じることで効果が増大されますので、あくまでもゆったり、じっくりと。
お灸
( せんねん灸が有名ですが、)自宅で簡単にできるタイプのお灸が市販されています。
商品は温度設定で分かれていますので、まずは「ソフト」(せんねん灸だったら「竹生島」)が良いでしょう。
1日1回。
それぞれのツボに1個ずつ。
せんねん灸に使い方はこちら。
火を使わないせんねん灸もあります(お腹や腰にはいいかも)。
使用感の動画はこちら。
以上、試してみてください。
鍼灸院で産後の不調への本格鍼灸
乳腺炎もそうですが、産後は「ホルモンバランスの変化」「骨盤のゆがみ」「疲労」「ストレス」などで心身の不調が出やすい時期です。
めまい、立ちくらみ、頭痛、肩こり、だるさ、イライラ、不安、抑うつなどの産後の不調症状がある方で、セルフケアだけでなく、鍼灸院で施術を受けたいと考える方もいらっしゃると思います。
セルフケアは簡易的な施術ですので、あなたの体質に合わせた本格的な全身鍼灸を鍼灸院で受けるのはおススメです。
当院での鍼灸をご案内します。
こちらに鍼灸での産後ケアについて書いたページがあります。
参考になさってください。