2018年6月
カッピング(吸い玉)療法とは
カッピング(吸い玉)は東洋医学のひとつの療法として、我々鍼灸師が鍼やお灸と併用する形で使っています。
ですので、基本的には健康増進や病気治療に使われます。
アスリートがメンテナンスに鍼灸と併用してカッピングをするのも見かけます。
また現在では治療目的ではなく、カッピングというとダイエットや美容として女性に人気があります。
日本だけでなく、中国や台湾などでも行われて流行っています。
そんなカッピングについてをご紹介します。
カッピング(吸い玉)について
カッピング(吸い玉)療法とは、透明のカップをツボ(=使用するのは背中やお腹のツボが多い)に吸着させ、カップの中を真空状態にし、血流促進をはかる施術方法です。… 全文を読む
自律神経失調症のツボ押し【自宅でできる】
自律神経失調症状と言われる体調不良は、一日の中で波のように起こることも珍しくありません。
ふいに起こる「めまい」や急に起こってはすぐにおさまる「ホットフラッシュ」のようにです。
病院や治療院にいる時に起こるとは限りませんので、自分でできる対処方法を知っておくと良いと思います。
症状が軽いうちなら、それだけで治ってしまうこともあります。
当院に通院の方であれば、その人の状態に相応しいツボをご紹介しています。
自律神経失調症
自律神経失調症とは、とくに原因が思い当たらないのに様々な症状が現れ、病院では特に異常がないと言われてしまうような症状群のことです。
【自律神経失調症の具体例】… 全文を読む
未病と鍼灸
東洋医学と東洋哲学
東洋医学は、古代中国で発生した中国伝統医学(漢方、鍼灸、按摩、養生法、薬膳など)を指します。
「鍼灸」は東洋医学の大きな柱です。
東洋医学は「東洋思想」に裏打ちされています。
この哲学の大きな特徴は、『自然界のすべてのものはお互いが関係し影響しあっている。また自然界を形作っているものは皆その内部の仕組みに自然界と同じ仕組みを有している。つまり、人間も自然の一部分であり、人体の内部の仕組みも自然界の仕組みと同一である』という考えです。
一方、西洋医学では細胞の組織や器官などはそれぞれ独立しているという考えから、臓器別にそれぞれ独立した専門科があります。
それに対して東洋医学では、細胞や器官などは異なった機能を持ちながらも、全体としてつながり合っている一つの総合体としてみます。
東西どちらが正しいかではなく、東洋哲学=東洋医学的なカラダの見方にも優れた点が少なくありません。… 全文を読む
機能性月経困難症と鍼灸
月経困難症とは
生理痛がひどくて起きていられず、学校や仕事に行けないなど日常生活に支障をきたすほどのつらさの場合を「月経困難症」といいます。
おもな症状は、生理中の下腹部痛、腰痛、背中の痛み、頭痛、吐き気などです。
便秘や下痢、寒気や発熱、貧血を伴うことや、憂うつなど様々な症状を感じる場合もあります。
生理痛に関して、痛みや不快感がある人は7~8割にものぼると言われています。
そのなかには子宮筋腫や子宮内膜症などの病気があって起こる「器質性月経困難症」と、はっきりした原因のない「機能性月経困難症」とに分けられます。
前者は30代以降の女性に多く、後者は年齢の若い女性に多いという特徴があります。
「月経困難症」には、「器質性」のようにつらさを引き起こす別の病気が原因の場合もあるので、生理痛などの症状がある人はまずは婦人科の病院に相談することをおすすめします。… 全文を読む
鍼灸と自律神経失調
自律神経の乱れが原因で起きる体調不良は、病院ではなかなかはっきりした原因が見つからず、治療もハッキリしないことが余計なストレスになります。
そのストレスが原因でより症状が悪化する場合もあります。
症状が軽いうちは我慢できてしまうかもしれませんが、時間とともに積み重なってしまうケースも少なからずあります。
無理はせずに早めの対処をお勧めします。
ぜひ治療法の一つとして鍼灸をお試しになってみてはいかがでしょうか?
なぜ鍼灸がおススメになるのか、そんな話を書きます。
現代医学と自律神経失調
自律神経の乱れによる体調不良は、病院の検査などでは異常を認めることができないことが少なくありません。… 全文を読む