子供に鍼灸師を勧められる?

鍼灸師を勧める|鎌ヶ谷市(新鎌ヶ谷)の鍼灸院

鍼灸師のメリット

私には子供がいますが、別に鍼灸師になるのを勧めていません。
それは鍼灸師の将来に悲観しているではなく、世に仕事は無数にあるので好きなものを選んでくれればそれでいいので、特定の誘導はしないだけです。
自分も自分自身に問いながらこの仕事にたどり着いたので、跡を継がせようなどという気持ちはサラサラなく「好きに生きてちょうだい」という気もちです。

一般的な意味での「鍼灸師の将来性」は以前にも書きました(『今から鍼灸師を目指すべきか?』)。
ですのでそれは省略しますが、今回は「鍼灸師という働き方のメリット」を書いてみようと思います。

学歴不要

企業の勤め人ですと、多くは大卒である必要があります。とくに、公務員(行政など)や大企業ですと大卒は必須。
さらに、役所や大企業では大卒であるだけでは不足で、高学歴であることがその人のポジションを左右すると考えられます。
人間性や就職後の努力ではカバーしきれないずっとついて回る「学歴」というハンデ。
ハンデをものともしない強靭な精神力や傑出した特技や突き抜けた実績があれば逆転可能でしょうが、普通の人には無理。
しかも高学歴の人にはこの仕組みはアドバンテージなので、今後もなくなることはないでしょう。
入社時からの固定階級制のようなものです。
学歴を築けるような勉強上手や勉強脳の高い人に有利な社会。
学校嫌い(集団生活が苦手や成績よくない)の人はあまり得意としない社会です。

一方、鍼灸師はハッキリ言って学歴は関係ありません。
(正確には鍼灸学校に入るには高卒の資格が必要ですが、4流高校卒でも1流高校卒でも同じ「高卒」)
大卒後に鍼灸師になった人と高卒後に鍼灸師になった人の鍼灸師としての優劣は、学歴でははかれません。
その人の人間性や鍼灸師としての努力が重要です。

「普通」が重要

鍼灸師の仕事はたいていリアル店舗での対人商売です。
患者さんはご近所さん、街に住む一般の人たち、です。
しかも1対1です。

たとえばエリート意識の強い人は我が強く自分の主張を貫こうとしがちですが、それでは市井の感覚では受け入れられません。
人の気持ちを汲めるような優しさや温かさがないからです。
庶民感覚の有無は、どんなに優秀であったかなど、過去の経歴は関係ありません。
どちらかと言うと挫折や苦労から学べるので、そういった経験をしてきた「普通人」「庶民」な鍼灸師の方が良いかもしれません。

それってつまり、普通な人、です。
経歴や家柄の優秀さは不要ということですから、ますます鍼灸師は選ぶに良い仕事です(^^)/

自己責任の強み

基本的にはひとり(もしくは小規模)での仕事で、自営業がほとんどです。
ようは「ひとり社長」です。
立地・仕事内容・休みの設定・営業時間・費用設定・道具選択など…。
全て自分で決められます。

会社組織となれば組織の論理や都合が優先で、個人の融通が利きづらいのが普通です。
イヤでも異動。イヤでも出世。イヤでも出向。

個人鍼灸院の院長にはそれらは皆無です。
圧倒的な「自由」です。
もちろん、自由には責任がつきもの。
選択した結果を受け入れなければならない、それは誰の責任でもなく自分の責任なのだという自己責任があります。

自己責任がマイナスの言葉のように語られることもありますが、むしろ自己責任は良い意味の言葉だと感じます。
自分のことを他人からとやかく言われない。自分で決められる。
自分で決められるのだから自分で結果を受け入れるのは当たり前。
上手くいけば旨い結果を、失敗すれば苦い結果を飲むのは当然。
だから楽しいのだ、と思います。

逆に言えば、自己責任を楽しめない人・集団生活が楽しい人は企業に所属する方がベターかもしれません。

まとめ

鍼灸師という働き方にはメリットがあります。
今回書いた以外にももっともっとあります。

でも、メリットの裏返しがそのままデメリットです。
鍼灸師が持つプラス面に自分の性質が合うなら天職ですし、そうでないなら鍼灸師を選択するのは間違っています。

お互いに良い仕事(居場所)を得たいものですね(^^)/